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Motivation in the workplace to improve the employee performance https://d1wqtxts1xzle7.cloudfront.net/54026295/improve_performance.pdf?1501558484=&response-content-disposition=inline%3B+filename%3DMOTIVATION_IN_THE_WORKPLACE_TO_IMPROVE_T.pdf&Expires=1614623387&Signature=JQvztWL72JHdN30wLkLjCvXgX9iI8EIl4-n1XbWMcvNtiVmy8lE4~ezYhJYGWxmo1VMp3g7wvyHjifuVyALa5e22JEBlIlY6uHd54acuO76r6fPpHdQvQq~ptV9e2JJTx-rWkvwo7eJ5fZtqyuG-RIplF9Rl80UUcqJdxhFfNiQxwnqx~wXDyvPixdkwzmfOAX6z~8HvcE7Fc0dbuSaMeIPK2VPs3t40EcowIBvjQIL212rroHdUToFmfEL098t03JuO4J3F-X2Kup8JVircZ4MNM505KGNZNjz3W~J-NHqrz1Lg6eZYGCuaO2WrWkB2G7X0eshPYMcxEpRCbwvbZw__&Key-Pair-Id=APKAJLOHF5GGSLRBV4ZA
アンドゥラ大学の2014年の論文で、職場における従業員のパフォーマンスを向上させるための動機付けに関する研究です。
モチベーションというと日本では「やる気」という言葉のニュアンスが近いですが、海外の研究に出てくるモチベーション(Motivation)は動機付けというニュアンスが強いので、研究としてはどういう動機付けが従業員のパフォーマンスを高めるのか、という文脈の研究が多くあります。この研究では過去に行われてきた動機付けに関する研究のレビューを行い、 従業員のパフォーマンスと生産性を向上させるために、職場におけるモチベーションの重要性と、職場でのモチベーションの理論とテクニックを紹介してくれています。 また、これまでの研究では、モチベーションに関する研究は多くの学者によって行われてきましたが、企業の従業員全員が最高のパフォーマンスを発揮しないのはなぜなのかを探ろうとする集団行動については、比較的研究されていませんでした。それはなぜなのかについても記述されていましたので、まとめてまいります。
今回もレビューなので主要なポイントのみまとめていきますと、 ・すべての従業員がやる気になる方法が異なるということ。 ・マネージャーは従業員を「やる気にさせる」ことはできませんが、動機付けのための環境を作ることはできる。 ★ワークモチベーション研究の中で現在最も主流なのが、ハーズバーグ(1966年)のモチベーター・衛生理論(motivator-hygiene theory)であること ★Job performance =f(ability)×(motivation)の関数で表すことができると考えられている。 ・abilityは教育、経験、トレーニングに依存しており、その向上には時間と時間がかかる。 ・対称にモチベーションはすぐに向上させることができる。選択肢はたくさんあり、何から手をつけていいのかわからないかもしないが、ガイドラインとして、モチベーションを高めるための戦略は大きく分けて7つあります。 1.ポジティブな強化と、高い期待 2.効果的な罰(ルール等) 3.従業員を公平に扱う 4.従業員のニーズを満たす 5.仕事に関する目標設定を行う 6.仕事の再構築(ジョブクラフティングなど) 7.仕事の成果に応じて報酬を決める
これらはレシピであるので、職場ごとにカスタマイズする必要があるとのことです。 あとは職場における人気のある動機付け理論のことや、外発・内発的動機のことなど、基本的な動機付けに関する研究はまとめられていたので、なかなか読みやすい論文でした。
当たり前と感じることから、なるほど~というものもありました。 世の中でパフォーマンスという言葉はよく使われますが、これをどう数値化、表現しているのかは知られずに使われているケースが多いなと思うところでもありますね。 研究者コメントとして、 「従業員のモチベーションとパフォーマンスの間のリンクは非常に明白で、私たちはある仕事を自分にとって重要で価値のあるものと判断したとき、その仕事の完成に向けて高いレベルの献身性と熱意を持って行動するということ。 そして個人ごとに何によってモチベーションが高まるかは人それぞれ異なるということを忘れてはいけない」 みたいな感じでした。効率的なことを求めると、全員に対して同質の評価基準や動機付けを行ってしまいますが、まあ人それぞれ何に動機付けられるかは異なりますよね。もうひとつ重要なこととして、動機付けよう!とか、モチベーション高めさせよう!というように考えてしまうと、その瞬間に外発的動機付けになってしまいます。 あくまでもマネージャーや人事部門にできることは、動機付けが高まる環境を作ることです。 エサを与えてモチベーションを高めるというようなモチベーションを高める方法ではなく、あくまでも環境づくりとして、7つのレシピを活用しましょう、という提案ですね。ではではー。
https://d1wqtxts1xzle7.cloudfront.net/32086459/1-s2.0-S1053482209000461-main.pdf?1381879978=&response-content-disposition=inline%3B+filename%3DStrategic_talent_management_A_review_and.pdf&Expires=1614730625&Signature=DHYMDZAoapAw8tfk2q5MoXTE2uhKxgA9SbgFOGHRdlWyOI4mh9nF~Bcd2gS~CG5nwmqS8ael8out20xFbI8rJbUf5kW4E-Ea2-IWv3mx~Fp05JUJmUJYiO704ybkDydb2jgrq2ZE651ffsAvEOujG1-n9WkhlPDtHkanjhNGgQ2ypEq-ZWo1yLYpRPB0N1-WRjW7Zb6QJ7Vdg5vamB7zZ3cbDHnF2KptPXCyBLPFckxt212lgr0aTG-aq8F2yl7-UL3J971K7BSTYKAXcU9dBQ~vxfOhxX1kBINQQJTx09tch62Wo-ZSkDJ~k0P5X~3-5n3mqz-lfcyQ4QILvRa7ng__&Key-Pair-Id=APKAJLOHF5GGSLRBV4ZA
Job performance =f(ability)×(motivation)の関数で表すことができると考えられている。 と記載しましたが、タレントマネジメントというHRマネジメントの手法のレビューによると、 performance=AMO(ability×Motivation×oppotunity)という考え方もあるようです。 確かに、場所・機会・ポジションも重要な要因のひとつにはなりそうですね。
0. 論文タイトル・URL
Motivation in the workplace to improve the employee performance https://d1wqtxts1xzle7.cloudfront.net/54026295/improve_performance.pdf?1501558484=&response-content-disposition=inline%3B+filename%3DMOTIVATION_IN_THE_WORKPLACE_TO_IMPROVE_T.pdf&Expires=1614623387&Signature=JQvztWL72JHdN30wLkLjCvXgX9iI8EIl4-n1XbWMcvNtiVmy8lE4~ezYhJYGWxmo1VMp3g7wvyHjifuVyALa5e22JEBlIlY6uHd54acuO76r6fPpHdQvQq~ptV9e2JJTx-rWkvwo7eJ5fZtqyuG-RIplF9Rl80UUcqJdxhFfNiQxwnqx~wXDyvPixdkwzmfOAX6z~8HvcE7Fc0dbuSaMeIPK2VPs3t40EcowIBvjQIL212rroHdUToFmfEL098t03JuO4J3F-X2Kup8JVircZ4MNM505KGNZNjz3W~J-NHqrz1Lg6eZYGCuaO2WrWkB2G7X0eshPYMcxEpRCbwvbZw__&Key-Pair-Id=APKAJLOHF5GGSLRBV4ZA
1. その論文の目的・どこのリサーチか
アンドゥラ大学の2014年の論文で、職場における従業員のパフォーマンスを向上させるための動機付けに関する研究です。
3. その論文の目的(具体的に)
モチベーションというと日本では「やる気」という言葉のニュアンスが近いですが、海外の研究に出てくるモチベーション(Motivation)は動機付けというニュアンスが強いので、研究としてはどういう動機付けが従業員のパフォーマンスを高めるのか、という文脈の研究が多くあります。この研究では過去に行われてきた動機付けに関する研究のレビューを行い、 従業員のパフォーマンスと生産性を向上させるために、職場におけるモチベーションの重要性と、職場でのモチベーションの理論とテクニックを紹介してくれています。 また、これまでの研究では、モチベーションに関する研究は多くの学者によって行われてきましたが、企業の従業員全員が最高のパフォーマンスを発揮しないのはなぜなのかを探ろうとする集団行動については、比較的研究されていませんでした。それはなぜなのかについても記述されていましたので、まとめてまいります。
6. 結論・まとめ
今回もレビューなので主要なポイントのみまとめていきますと、 ・すべての従業員がやる気になる方法が異なるということ。 ・マネージャーは従業員を「やる気にさせる」ことはできませんが、動機付けのための環境を作ることはできる。 ★ワークモチベーション研究の中で現在最も主流なのが、ハーズバーグ(1966年)のモチベーター・衛生理論(motivator-hygiene theory)であること ★Job performance =f(ability)×(motivation)の関数で表すことができると考えられている。 ・abilityは教育、経験、トレーニングに依存しており、その向上には時間と時間がかかる。 ・対称にモチベーションはすぐに向上させることができる。選択肢はたくさんあり、何から手をつけていいのかわからないかもしないが、ガイドラインとして、モチベーションを高めるための戦略は大きく分けて7つあります。 1.ポジティブな強化と、高い期待 2.効果的な罰(ルール等) 3.従業員を公平に扱う 4.従業員のニーズを満たす 5.仕事に関する目標設定を行う 6.仕事の再構築(ジョブクラフティングなど) 7.仕事の成果に応じて報酬を決める
これらはレシピであるので、職場ごとにカスタマイズする必要があるとのことです。 あとは職場における人気のある動機付け理論のことや、外発・内発的動機のことなど、基本的な動機付けに関する研究はまとめられていたので、なかなか読みやすい論文でした。
7. どんな使い方ができる?
当たり前と感じることから、なるほど~というものもありました。 世の中でパフォーマンスという言葉はよく使われますが、これをどう数値化、表現しているのかは知られずに使われているケースが多いなと思うところでもありますね。 研究者コメントとして、 「従業員のモチベーションとパフォーマンスの間のリンクは非常に明白で、私たちはある仕事を自分にとって重要で価値のあるものと判断したとき、その仕事の完成に向けて高いレベルの献身性と熱意を持って行動するということ。 そして個人ごとに何によってモチベーションが高まるかは人それぞれ異なるということを忘れてはいけない」 みたいな感じでした。効率的なことを求めると、全員に対して同質の評価基準や動機付けを行ってしまいますが、まあ人それぞれ何に動機付けられるかは異なりますよね。もうひとつ重要なこととして、動機付けよう!とか、モチベーション高めさせよう!というように考えてしまうと、その瞬間に外発的動機付けになってしまいます。 あくまでもマネージャーや人事部門にできることは、動機付けが高まる環境を作ることです。 エサを与えてモチベーションを高めるというようなモチベーションを高める方法ではなく、あくまでも環境づくりとして、7つのレシピを活用しましょう、という提案ですね。ではではー。