OIR用の新しいインプット形式における禁則条件を整理する

[9rnsr]

37で実装した新しいインプット形式において、FlexIDで計算可能でないモデルを入力できないようにするため、インプットに対する禁則条件を整理する。

• [x] inpへの流入経路の定義を禁止する。

• [x] inpコンパートメントは親核種に1つだけ定義する。

• [x] excからの流出経路の定義を禁止する。

  • excは移行の終端となるべきコンパートメントなので、基本的にここから流出する経路の定義は間違っている。
  • ただし、現状のOIR用のインプットでは、親核種のexcから娘核種のexcへの壊変経路が定義されている。これについては対応方針がまだはっきりしていないため、これが確定するまでは引き続き許可する。
  • 禁止される経路を列挙すると
    • excから同じ核種のaccやmix, あるいはexcへの移行
    • excから娘核種のaccやmixへの移行

• [x] 親から娘への壊変経路では、移行係数を入力できない これに関しては数値を入れられるようにする #56 を別途開いている。

• [x] accからの流出経路では移行速度[/d]で配分を指定する。

• [x] inpやmixからの流出経路では移行割合[%]で配分を指定する。 inpからの初期配分は瞬時の移行であり、そのために移行速度[/d]ではなく移行割合[%]で残留放射能の分配を設定する必要がある。 これに対して、mixへの流入は速度を持つが、流出はmixに流入した放射能の総和を即時に分配するため、やはり瞬時の移行となる。なのでmixからの流出経路では、移行速度[/d]ではなく移行割合[%]で入力するのが適切。

  またH-3_inh_TypeF-Organic.inpではmixコンパートメントとしてmix-Bloodを定義しているが、OIRではここからBloodおよびOBT1へ「それぞれ50%ずつ移行する」とあるため、これに合わせるという観点からも[%]入力とした方が良い。

• [x] 移行係数が%で設定されている場合に、流出する各経路の割合の合計が100%でない場合にこれをエラーとする。

• [x] inpまたはmixからの壊変経路の定義を禁止する。 inpおよびmixからの流出は瞬時に行われるため、時間経過なしで娘に壊変しつつ移行する、という経路は矛盾している。

• mixからmixへの経路は要検討

• [x] 自分から自分への移行経路は禁止する。

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60 にて実装を完了。