Open Maron1224 opened 3 months ago
@Maron1224 現状のα反跳核と核分裂片のS係数計算は以下のようになっています。
SAF値は、α線の2.0MeV位置の値を使用する。 https://github.com/9rnsr/FlexID/blob/921045934da4c9e1bc92a0b2c5534fa9a16f1023/S-Coefficient/CalcScoeff.cs#L117-L123
CalcSAFa
は与えられたエネルギー位置でのα粒子のSAF値を補間計算によって求める関数です。ここでは2.0を引数として与えることで、「α線の2.0MeV位置でのSAF」を取得しています。
放射線のYieldとエネルギーについては、RADファイルに書かれた値を使用する。 https://github.com/9rnsr/FlexID/blob/921045934da4c9e1bc92a0b2c5534fa9a16f1023/S-Coefficient/CalcScoeff.cs#L184-L193
Yi
とEi
はそれぞれRADファイルの2列目と3列目の数値となります。これに上の「α線の2.0MeV位置でのSAF」と、α線の放射線加重係数WRalpha
== 20.0 を掛けることで、線スペクトルでのS係数を計算しています。
@9rnsr ありがとうございます。現状の処理を理解しました。
@9rnsr ICRP Publ.133 ANNEX B.3(p.73) に、α反跳核と核分裂片(ICRP Publ.107核崩壊データ(DECDATA)内の表記:AR, FF)のSAFは、2.0MeVのα線(同表記:A)のSAFを使用する、とあります。 従って、AR, FFを放出する核種の場合に、2.0MeV α線のSAFを使用すれば良いのですが、ICRPには Yield の取り扱いが示されていません。普通に考えれば、AR, FFそれぞれの Yield を使用するものと思います。そのため、今後のIDAC Dose 2.1とのS係数の比較検証時には、上記取り扱いの妥当性を確認したいと思います。 お手数ですが、現状のプログラムが上記の処理となっているか、お時間のある時に確認頂けないでしょうか。