Open murata2makoto opened 7 years ago
EPUB Accessibility Techniques 1.0のMETA-001: 主なアクセス モードを特定する(原文)にある4つの値、textual、visual、auditory、tactileに限定したほうが良いかと思います。 理由は、1)判断材料が多いと制作の負荷になりますし、全ての値を採用しその具体例を示してもやはり同様に負荷なります。2) 〜OnVisualなどの値が将来的に渡って継続的にサポートされるかの不安です。
同意見です。もしかすると画像にあるテキストと、グラフを読む能力が区別する必要があり、どちらかだけできないという方もいるかもしれませんが、不特定多数が解釈のブレなく、正確に細かく指定するのは難しいと並んでいるOnVisual群を見て感じています。視覚能力が必要であるということが伝われば良いのではないかと思いますので、〜OnVisualは、Visualに集約してよいかと思いました。この4つに絞れば、一般的な出版物は、Text(テキストのみのリフローなEPUB)か、Visua(画像ベースのEPUB)lか、TextとVisual(装飾画像以外の画像を含むテキストベースのリフローなEPUB)にパターンは限られそうですね。表紙画像があると、Visualにするなら、リフロー型もほとんどが最後のパターンでしょうか。
これは、完全自動で付与できるメタデータですね?
img要素の有無で判定ということでしょうか。装飾画像を排除できるならという気がします。
読めなくてよい画像がある場合でも、accessModeとしてvisualとtextualの両方を指定するのではないでしょうか。そして、accessModeSufficientでtextualだけを指定する。
なるほど。装飾も含めて正確にコンテンツを理解する前提ならば、装飾画像もその対象になるVisualの対象になるのでしょうか。とすると、スペース調整のために用いられる透明画像をどう考えましょうか。
残りの値、auditory、tactileですが、auditoryは、smilを使用した形で、音声ファイルを入れるパターン(これは更に①テキストと音声を同期させるパターンと②音声のみのパターンがあります ①はDAISYでいうところのマルチメディアDAISY,②は音声DAISY)と、HTML5で認められたvideo要素やaudio要素などを使うパターンがありそうです(後者は、webだと直接、audio要素やvideo要素を使用する例があまり多くないように思うのでどうなんでしょうか)。tactileは、すぐに思いつくのは点字データを埋め込むパターン(Unicoedeで点字も入っているで、それを使う。利用は点字ディスプレイで)ですが、他にもあるかもしれません。これらを自動化でできるかは微妙な感じ(tactileは無理そう)。コンテンツを作成する側は、音声や動画を埋め込んでいる、点字データを埋め込んでいるという情報は知らないはずはないので、自動化は目指さなくてもよいような気もしますが。
なるほど。装飾も含めて正確にコンテンツを理解する前提ならば、装飾画像もその対象になるVisualの対象になるのでしょうか。とすると、スペース調整のために用いられる透明画像をどう考えましょうか。
それもaccessMode="visual"でいいと思います。そして、機械的に割り切る。 この方針で行くと、accessModeSufficientのほうが問題になりますね。
EPUB Accessibility Techniques 1.0にあるauditoryの説明は以下です。
the publication contains auditory content such as standalone audio clips and audio soundtracks for video content.
もし音声同期を含むなら、EPUBがメディアオーバーレイを記載しない理由がなく、故にここには「①テキストと音声を同期させるパターン」を含まないのではと考えています。 ではメディアオーバーレイの存在をユーザーに知らせなくても良いのか?ですが、メディアオーバーレイを実装しているかどうかはメタデータから判断できます。 メディアオーバーレイは音声のみを消費するものでなく(そうしてもいいですがオーディオブックとはちょっと異なる)、あくまでテキストと一緒に使われることを想定していると考えています。
なのでメディアオーバーレイについてメタデータで記述するなら、accessModeSufficientを使うほうが良いのかなと。
<meta property="schema:accessModeSufficient">textual, auditory</meta>
なるほど。上にあるのは②ですね。 ただ、ちょっと話が複雑になるので、申し上げなかったのですが、EPUBアクセシビリティ仕様の「5 最適化された出版物」に話もあり、また、DAISYコンソーシアムが作っている以下のガイドラインのように
http://www.daisy.org/guidelines/epub/navigable-audio-only-epub3-guidelines メディアオーバーレイを使ったEPUB形式の録音図書(本文部分は音声)がありえます。 対応するDAISY再生機器も出てきました。 これはauditoryをいれることになるのでしょうか。
テキストとの同期のない音声のみであれば指摘の通り、auditoryだけで良いと思います。
imagedriveさんのご指摘を踏まえると、マルチメディアDAISY的なEPUB、つまりメディアオーバーレイ(テキストと音声同期)は、accessibilityFeature、accessModeSufficientも含めると、以下(画像含むと仮定)のようになるのでしょうか、たぶん。
<meta property="schema:accessMode">textua</meta>
<meta property="schema:accessMode">visual</meta>
<meta property="schema:accessibilityFeature">synchronizedAudioText</meta>
<meta property="schema:accessModeSufficient">textual, visual</meta>
<meta property="schema:accessModeSufficient">auditory</meta>
音声同期はテキストと音声の両方を消費する必要があるので以下が良いのでは。
<meta property="schema:accessMode">textua</meta>
<meta property="schema:accessMode">visual</meta>
<meta property="schema:accessibilityFeature">synchronizedAudioText</meta>
<meta property="schema:accessibilityFeature">timingControl</meta>
<meta property="schema:accessModeSufficient">textual, visual</meta>
<meta property="schema:accessModeSufficient">auditory</meta>
<meta property="schema:accessModeSufficient">textual, auditory</meta>
なるほどです。
たしかに
<meta property="schema:accessModeSufficient">textual, auditory</meta>
は必要ですね。
あと、音声の再生をコントロールできるのは、当然なので、おっしゃるとおり以下も必要ですね。
<meta property="schema:accessibilityFeature">timingControl</meta>
ここまでのまとめ。
accessModeの値
他のchartOnVisual、chemOnVisual、colorDependent、diagramOnVisual、mathOnVisual、musicOnVisual、textOnVisualを採用しない理由は以下。
accessMod及びaccessModeSufficientの指定例
一般的な文芸書(古典やライトノベルなど文字中心で画像は表紙や挿し絵、出版社のロゴマーク程度を想定)
<meta property="schema:accessMode">textua</meta>
<meta property="schema:accessMode">visual</meta>
<meta property="schema:accessModeSufficient">textual</meta>
実用書や新書、画像化された文字や表・図・グラフなどに文字を含むもの(代替テキストが提供されている場合)
<meta property="schema:accessMode">textua</meta>
<meta property="schema:accessMode">visual</meta>
<meta property="schema:accessModeSufficient">textual,visual</meta>
<meta property="schema:accessModeSufficient">textual</meta>
実用書や新書、画像化された文字や表・図・グラフなどに文字を含むもの(代替テキストがない場合)
<meta property="schema:accessMode">textua</meta>
<meta property="schema:accessMode">visual</meta>
<meta property="schema:accessModeSufficient">textual,visual</meta>
マルチメディアDAISY的なEPUB(メディアオーバーレイ)
<meta property="schema:accessMode">textua</meta>
<meta property="schema:accessMode">visual</meta>
<meta property="schema:accessModeSufficient">textual,visual</meta>
<meta property="schema:accessModeSufficient">auditory</meta>
<meta property="schema:accessModeSufficient">textual,auditory</meta>
いわゆる固定レイアウト(画像のみ)
<meta property="schema:accessMode">visual</meta>
<meta property="schema:accessModeSufficient">visual</meta>
いわゆる録音図書あるいはオーディオブック
<meta property="schema:accessMode">auditory</meta>
<meta property="schema:accessModeSufficient">auditory</meta>
いかがでしょう? まだまだ追加しないといけない例もあると思いますが、それはおいおいに加えていく方向で。
異論ありません。あえて追加するなら、以下の録音図書の例もこの段階で加えていただけると。
いわゆる録音図書あるいはオーディオブック
<meta property="schema:accessMode">auditory</meta>
<meta property="schema:accessModeSufficient">auditory</meta>
安藤さん:
〇accessMode この語彙はeコンテンツが製作されたままの状態で正確に理解するに必要な人間の機能を明示する情報を提供する語彙(と理解していますが)、 "visual"という値がある一方で、"textOnVisual"などの"~OnVisual"のような値があります。コンテンツの理解に視覚情報が必要という点において、"visual"の値をいれるだけで十分な気もしますが、"textOnVisual"、"◾diagramOnVisual"のような値を入れるべきかよくわかりません。