AkihikoWatanabe / paper_notes

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Using Neural Network-Based Knowledge Tracing for a Learning System with Unreliable Skill Tags, Karumbaiah+, (w/ Ryan Baker), EDM'22 #475

Open AkihikoWatanabe opened 1 year ago

AkihikoWatanabe commented 1 year ago

https://learninganalytics.upenn.edu/ryanbaker/EDM22_paper_14.pdf

AkihikoWatanabe commented 1 year ago

超重要論文。しっかり読むべき

AkihikoWatanabe commented 1 year ago

一言で言うと

KTを利用することを最初から念頭に置いていなかったシステムでは、問題に対して事後的にスキルをマッピングする作業が生じてしまい、これは非常に困難なことが多い。論文中で使用したアメリカの商用の数学のblended learningのシステムのデータでは、途中で企業が買収された経緯もあり、古いコンテンツと新しいコンテンツの間でスキルタグのマッピングの間で、矛盾や一貫性がないものができあがってしまった(複数の異なるチームがコンテンツの提供やスキルのタグ付けを行なった結果)。このような例はレアケースかもしれないが、問題とスキルタグが異なるチームによって開発されるということは珍しいことではないし、現代のオンライン学習システムの多くは、さまざまな教科書のデータを統合し、長年にわたってコンテンツ作成チームのメンバーを変更し、複数の州の基準や内部コンテンツスキーマに従ってコンテンツにタグをづけをしているので、少なからずこういった問題(i.e. 一貫性がなく、矛盾をかかえたitem-skill mapping)を抱えている。

こうした中で、NNを用いたモデルを用いることで、unreliableなKCモデルを用いるくらいならば、KCモデルを用いない方が正答率予測が高い精度で実施できることを示した。これは少なくとも、生徒の問題に対する将来のパフォーマンスを予測する問題に関して言えば、既存のアプリケーションにおいて、KCモデルを構築するステップを回避できる可能性を示唆している。

モチベーション

Cognitive Tutorのようなシステムは、もともとKTを利用するために設計されているシステムだったが、多くのreal-worldの学習システムはアダプティブラーニングやKTを念頭に置いて作られたものではない。そういったシステムでアダプティブな機能を追加するといった事例が増えてきている。こういったシステムが、もともとKTを実施することを念頭するために作られたシステムとの違いとして、問題とスキルのマッピング方法にある。 最初から KT を使用するように設計されたシステムは、最初にどのスキルを含めるかを選択し、次にそれらのスキルに合わせたアイテムを開発する。 一方、KTを使用するために改良をする場合、最初にアイテムが作成され、次にアイテムにスキルのラベルが付けられる。 既存のアイテムにスキルのラベルを付けるのは、スキルの新しいアイテムを作成するよりもはるかに困難である。 多くの場合、アイテムは複数の著者によって時間をかけて開発されたものであるか、異なる教科書などの異なる元のソースからのものである。この異種のコンテンツ (場合によっては数万のアイテム) を一連のスキルにマッピングすることは、非常に困難な作業になる可能性がある。 多くの場合、アイテムは政府のカリキュラム基準の観点からタグ付けされているが、これらの基準は一般的に、KTモデルで使用されるスキルよりも非常に粗いものとなっている。 したがって、最初からKTを利用することを念頭に置かれていないシステムでKTを利用することには課題がある。 この論文では、NNベースなKTモデルが、この課題の部分的な解決策になることを示す。 このために、商用の数学のblended learningシステムでのケーススタディを実施した。 中学生が 2 年間システムを使用して収集したデータを使用して、KT モデルの性能を次の3 つのシナリオで比較し:

実験結果

image

スキルの情報を用いず、ExerciseIDをそのままinputする方法が、最も高いAUCを獲得している。

つまり

AkihikoWatanabe commented 1 year ago

KTの歴史