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Generating User-Engaging News Headlines, ACL'23 #893

Open AkihikoWatanabe opened 1 year ago

AkihikoWatanabe commented 1 year ago

https://virtual2023.aclweb.org/paper_P2433.html

AkihikoWatanabe commented 1 year ago

The potential choices for news article headlines are enormous, and finding the right balance between conveying the essential message and capturing the reader's attention is key to effective headlining. However, presenting the same news headline to all readers is a suboptimal strategy, because it does not take into account the different preferences and interests of diverse readers, who may be confused about why a particular article has been recommended to them and do not see a clear connection between their interests and the recommended article. In this paper, we present a novel framework that addresses these challenges by incorporating user profiling to generate personalized headlines, and a combination of automated and human evaluation methods to determine user preference for personalized headlines. Our framework utilizes a learnable relevance function to assign personalized signature phrases to users based on their reading histories, which are then used to personalize headline generation. Through extensive evaluation, we demonstrate the effectiveness of our proposed framework in generating personalized headlines that meet the needs of a diverse audience. Our framework has the potential to improve the efficacy of news recommendations and facilitate creation of personalized content.

Translation (by gpt-3.5-turbo)

AkihikoWatanabe commented 11 months ago

モチベーション

推薦システムのヘッドラインは未だに全員に同じものが表示されており、ユーザが自身の興味とのつながりを正しく判定できるとは限らず、推薦システムの有用性を妨げるので、ユーザごとに異なるヘッドラインを生成する手法を提案した。ただし、クリックベイトは避けるようなヘッドラインを生成しなければならない。

手法

  1. Signature Phrase Identification
  2. User Signature Selection
  3. Signature-Oriented Headline Generation

Signature Phrase Identification

テキスト生成タスクに帰着させる。ニュース記事、あるいはヘッドラインをinputされたときに、セミコロン区切りのSignature Phraseを生成するモデルを用いる。今回はKPTimes daasetでpretrainingされたBARTを用いた。KPTimesは、279kのニュース記事と、signature phraseのペアが存在するデータであり、本タスクに最適とのこと。

User Signature Selection

ターゲットドキュメントdのSignature Phrases Z_dが与えられたとき、ユーザのreading History H_uに基づいて、top-kのuser signature phrasesを選択する。H_uはユーザが読んだニュースのヘッドラインの集合で表現される。あるSignature Phrase z_i ∈ Z_dが与えられたとき、(1)H_uをconcatしたテキストをベクトル化したものと、z_iのベクトルの内積でスコアを計算、あるいは(2) 個別のヘッドラインt_jを別々にエンコーディングし、内積の値が最大のものをスコアとする手法の2種類のエンコーディング方法を用いて、in-batch contrastive learningを用いてモデルを訓練する。つまり、正しいSignature Phraseとは距離が近く、誤ったSignature Phraseとは距離が遠くなるように学習をする。 実際はユーザにとっての正解Signature Phraseは分からないが、今回は人工的に作成したユーザを用いるため、正解が分かる設定となっている。

Signature-Oriented Headline Generation

ニュース記事d, user signature phrasesZ_d^uが与えられたとき、ヘッドラインを生成するモデルを訓練する。この時も、ユーザにとって正解のヘッドラインは分からないため、既存ニュースのヘッドラインが正解として用いられる。既存ニュースのヘッドラインが正解として用いられていても、そのヘッドラインがそのユーザにとっての正解となるように人工的にユーザが作成されているため、モデルの訓練ができる。モデルはBARTを用いた。

Dataset

Newsroom, Gigawordコーパスを用いる。これらのコーパスに対して、それぞれ2種類のコーパスを作成する。 1つは、Synthesized User Datasetで、これはUse Signature Selection modelの訓練と評価に用いる。もう一つはheadline generationデータセットで、こちらはheadline generationモデルの訓練に利用する。

Synthesized User Creation

実データがないので、実ユーザのreading historiesを模倣するように人工ユーザを作成する。具体的には、

  1. すべてのニュース記事のSignature Phrasesを同定する
  2. それぞれのSignature Phraseと、それを含むニュース記事をマッピングする
  3. ランダムにphraseのサブセットをサンプリングし、そのサブセットをある人工ユーザが興味を持つエリアとする。
  4. サブセット中のinterest phraseを含むニュース記事をランダムにサンプリングし、ユーザのreading historyとする train, dev, testセット、それぞれに対して上記操作を実施しユーザを作成するが、train, devはContrastive Learningを実現するために、user signature phrases (interest phrases)は1つのみとした(Softmaxがそうなっていないと訓練できないので)。一方、testセットは1~5の範囲でuser signature phrasesを選択した。これにより、サンプリングされる記事が多様化され、ユーザのreadinig historyが多様化することになる。基本的には、ユーザが興味のあるトピックが少ない方が、よりタスクとしては簡単になることが期待される。また、ヘッドラインを生成するときは、ユーザのsignature phraseを含む記事をランダムに選び、ヘッドラインを背衛星することとした。これは、relevantな記事でないとヘッドラインがそもそも生成できないからである。

Headline Generation

ニュース記事の全てのsignature phraseを抽出し、それがgivenな時に、元のニュース記事のヘッドラインが生成できるようなBARTを訓練した。ニュース記事のtokenは512でtruncateした。平均して、10個のsignature phraseがニュース記事ごとに選択されており、ヘッドライン生成の多様さがうかがえる。user signature phraseそのものを用いて訓練はしていないが、そもそもこのようにGenericなデータで訓練しても、何らかのphraseがgivenな時に、それにバイアスがかかったヘッドラインを生成することができるので、user signature phrase selectionによって得られたphraseを用いてヘッドラインを生成することができる。

評価

自動評価と人手評価をしている。

自動評価

人手評価はコストがかかり、特に開発フェーズにおいては自動評価ができることが非常に重要となる。本研究では自動評価し方法を提案している。Headline-User DPR + SBERT, REC Scoreは、User Adaptation Metricsであり、Headline-Article DPR + SBERT, FactCCはArticle Loyalty Metricsである。

Relevance Metrics

PretrainedなDense Passage Retrieval (DPR)モデルと、SentenceBERTを用いて、headline-user間、headline-article間の類似度を測定する。前者はヘッドラインがどれだけユーザに適応しているが、後者はヘッドラインが元記事に対してどれだけ忠実か(クリックベイトを防ぐために)に用いられる。前者は、ヘッドラインとuser signaturesに対して類似度を計算し、後者はヘッドラインと記事全文に対して類似度を計算する。user signatures, 記事全文をどのようにエンコードしたかは記述されていない。

Recommendation Score

ヘッドラインと、ユーザのreadinig historyが与えられたときに、ニュースを推薦するモデルを用いて、スコアを算出する。モデルとしては、MIND datsetを用いて学習したモデルを用いた。

Factual Consistency

pretrainedなFactCCモデルを用いて、ヘッドラインとニュース記事間のfactual consisency score を算出する。

Surface Overlap

オリジナルのヘッドラインと、生成されたヘッドラインのROUGE-L F1と、Extractive Coverage (ヘッドラインに含まれる単語のうち、ソースに含まれる単語の割合)を用いる。

評価結果

提案手法のうち、User Signature Selection modelをfinetuningしたものが最も性能が高かった。エンコード方法は、(2)のヒストリのタイトルとフレーズの最大スコアをとる方法が最も性能が高い。提案手法はUser Adaptationをしつつも、Article Loyaltyを保っている。このため、クリックベイトの防止につながる。また、Vanilla Humanは元記事のヘッドラインであり、Extracitve Coverageが低いため、より抽象的で、かつ元記事に対する忠実性が低いことがうかがえる。

image

AkihikoWatanabe commented 11 months ago

人手評価

16人のevaluatorで評価。2260件のニュース記事を収集(113 topic)し、記事のヘッドラインと、対応するトピックを見せて、20個の興味に合致するヘッドラインを選択してもらった。これをユーザのinterest phraseとreading _historyとして扱う。そして、ユーザのinterest phraseを含むニュース記事のうち、12個をランダムに選択し、ヘッドラインを生成した。生成したヘッドラインに対して、

  1. Vanilla Human
  2. Vanilla System
  3. SP random (ランダムにsignature phraseを選ぶ手法)
  4. SP individual-N
  5. SP individual-F (User Signature Phraseを選択するモデルをfinetuningしたもの) の5種類を評価するよう依頼した。このとき、3つの観点から評価をした。 1, User adaptation
  6. Headline appropriateness
  7. Text Quality 結果は以下。 image SP-individualがUser Adaptationで最も高い性能を獲得した。また、Vanilla Systemが最も高いHeadline appropriatenessを獲得した。しかしながら、後ほど分析した結果、Vanilla Systemでは、記事のメインポイントを押さえられていないような例があることが分かった(んーこれは正直他の手法でも同じだと思うから、ディフェンスとしては苦しいのでは)。 また、Vanilla Humanが最も高いスコアを獲得しなかった。これは、オーバーにレトリックを用いていたり、一般的な人にはわからないようなタイトルになっているものがあるからであると考えられる。 image

Ablation Study

Signature Phrase selectionの性能を測定したところ以下の通りになり、finetuningした場合の性能が良かった。 image

Headline Generationの性能に影響を与える要素としては、

  1. ユーザが興味のあるトピック数
  2. User signature phrasesの数 がある。 ユーザのInterest Phrasesが増えていけばいくほど、User Adaptationスコアは減少するが、Article Loyaltyは維持されたままである。このため、興味があるトピックが多ければ多いほど生成が難しいことがわかる。また、複数のuser signature phraseを用いると、factual errorを起こすことが分かった(Billgates, Zuckerbergの例を参照)。これは、モデルが本来はirrelevantなフレーズを用いてcoherentなヘッドラインを生成しようとしてしまうためである。 image

※interest phrases => gold user signatures という理解でよさそう。 ※signature phrasesを複数用いるとfactual errorを起こすため、今回はk=1で実験していると思われる

GPT3にもヘッドラインを生成させてみたが、提案手法の方が性能が良かった(自動評価で)。 image

AkihikoWatanabe commented 11 months ago

なぜPENS dataset #706 を利用しないで研究したのか?