Football-AI-Research / survey

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A Method of Football-Offside Detection Using Multiple Cameras for an Automatic Linesman Assistance System #3

Open IkumaUchida opened 3 years ago

IkumaUchida commented 3 years ago

1. 概要(基本アイデア)

・センサー付きカメラをピッチの周りに8台設置することによって、最終ラインのDF選手、最前列の攻撃側の選手、ボールを検出する

2. 新規性

・先行研究よりカメラを二倍にして 検出できる精度を改善。主にオクルージョンの問題解決に大きく貢献した。

スクリーンショット 2021-04-14 23 32 42

3. 手法詳細

下記の手順を順に繰り返すことができるシステムを作成した。 ①ボール、最前列の選手、最後列の選手をセンサー付きカメラで検出し、それぞれ攻撃者と守備者を定義する。 ➡︎センサー付きのカメラにて、ヒストグラムに閾値を設定して基準より高い数値を記録した位置をボールの位置と想定。 スクリーンショット 2021-04-14 19 58 15 ②定義する過程の際に、オフサイドポジションのチェックをする。 ➡︎チェックの方法について、サイドラインを横断するようなラインを想定し、検出した選手がそのラインを超えているか否かを判断する。 スクリーンショット 2021-04-14 20 15 28 ③オフサイドポジションの状態の時に、最後尾のディフェンダーとボールの位置よりも相手ゴールラインに近い位置にいるアタッカーにボールが渡った場合には、直ちにオフサイドと検出する。

4. 結果

・2017/2018のプレミアの試合で実験。 ・カメラの解像度は1920 * 1080—full HD ・オフサイドの検出精度が98.5%。これは従来手法のオフサイド検出器や、試合中の審判の精度よりも高くなった。 ・一方でオクルージョンの問題は完全に解決できた訳ではなかった。 スクリーンショット 2021-04-14 23 49 01

5. 論文,コード等へのリンク

論文;https://link.springer.com/article/10.1007/s11277-019-06635-0

6. 感想,コメント

・おそらくこれが最新のオフサイドの自動検出の手法。やはりマルチカメラに頼るしかないというのが現状であり、ここをシングルカメラで実施してこの論文と同程度の精度を達成できたら研究として十分な成果となるはず。精度が劣っても、シングルカメラでオフサイド検出が実現できる➡︎育成年代での試合活用などはできる。 ・これはリアルタイムじゃない ・ディープな手法を使うアプローチは有効な手立てとなると予想。

7. bibtex

8. 関連論文

Siratanita, S., Chamnongthai, K., & Muneyasu, M. (2017). Saliency-based football offside detection. In ISCIT 2017 (2017 international symposium on communications and information technologies), Cairns, Queensland, Australia, Sep 25–27, 2017.