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品目締め処理 #2

Open qling717 opened 2 years ago

qling717 commented 2 years ago

・参照URL

https://mirukognosis.com/?p=607#toc11 https://mofusap.blogspot.com/2022/06/tcd-omsy.html https://z00001.blog.fc2.com/blog-entry-158.html

qling717 commented 2 years ago

締めの種類

  1. FI会計締め(Tr:OB52)
  2. MM品目締め(Tr:MMPV、Tr:MMRV)   ⇒結果はMARVテーブルに管理   ⇒テーブルCKMLMVADMINに何日前オープンできるか管理している
  3. CO期間締め(Tr:OKP1)
  4. 固定資産会計年度の開閉(Tr:AJRW、Tr:AJAB)
qling717 commented 2 years ago

1.FI会計締め

image

FI会計期間締めの一般的な運用 どこの会社でもだいたい、月締め(決算)を月初第二営業日や第三営業日までに実施する。例えば、6月3日までに5月の決算(月締め)を終わらせるといった具合。 6月の月初第二営業日や第三営業日までに、5月転記日であるべき取引をすべて入力し、決算を行う。一方、すでに6月に入っているわけだから、6月転記日の取引も入力可能であらねばならない。この5月と6月の両方が開いている期間のことを「並行期間」という。 ・開始終了期間1:全社一般部門用 ・開始終了期間2:経理部門専用、つまり会計締めを司る部門用で、限られた人員のためのものだ 右側に「権限」という項目があるが、SAPユーザIDに紐づいている権限ロール(権限オブジェクト:F_BKPF_BUP)に、この項目で設定されている値が割り当たっていれば、開始終了期間2の方で定義されている会計期間に基づいて、会計転記を行うことが出来る。 この権限は、経理部員のSAPユーザIDにのみ与えることにより、一般部門と経理部門の権限を分離する。

FI会計期間の開閉履歴 Tr:OB52の画面上部の【ユーティリティ >更新ログ】より、期間変更を行った日時・ユーザの履歴が確認できる。 変更履歴が存在していない場合、下記の設定を有効にする必要がある。 Tr:SE11 >DBテーブル:T001Bで照会 >技術設定 >「データの変更履歴作成」にチェック _チェックが入っているのにログが無いという場合_は、(基本的にはSAPコンサルに相談した方が良いが)考えられる原因としてはSAPパラメータ「rec/client」の設定でテーブルロギングが有効ではない。Tr:RZ11から「rec/client」を照会し、パラメータがALLまたはクライアント番号が指定されているか確認しよう。メニューの「編集」から値変更可能。

qling717 commented 2 years ago

2.MM品目締め(Tr:MMPV、Tr:MMRV)

品目締めという概念がある。 これは在庫移動の期間締めであり、この期間を締めた場合、在庫移動が不可となる。 Tr:MMPVを使用して、一期ずつずらしていくようなイメージで期間締めを行う。2つより多いの期間を開けることは出来ない。 Tr:MMPVで期間移動をした後も、トランザクションMMRVで「前期間に転記可能」フラグを設定しておけば、前期間でも転記可能。 一般的な運用 基本的な概念は、FI会計期間と同一となる。 月初に当月の品目会計期間を開くために、Tr:MMPVにより品目期間をスライドさせる。 Tr:MMPVの画面上に指定するのは、たとえば今が5月で、これから6月にスライドさせるのであれば、月に「6」、年度に「2020」を指定すれば良い。

このとき、前期のマイナス在庫数量・マイナス在庫金額があるとエラーとなってしまう。マイナス許可のフラグを入れないのであれば、マイナス値となっている品目については解消をした上でないと期間移動が出来ない。 並行期間の間は「前期間に転記可能」フラグを付けたままにしておく。決算が終わったらこのフラグは外し、前期への転記は不可能となるようにする。

品目の移動には会計転記を伴う(転送以外の資産移動の場合)。したがって、品目期間が開いていても、FI会計期間が閉じていれば品目移動を実行しようとした際にエラーとなる。

MM品目締め 操作 ・現在品目締め状況の確認(Tr:MMRV)

会計年度2022、当月会計期間:3月

image

・品目締め処理

会計年度:2022、会計期間:05、前月転記可とする

①まずは会計期間3月の締め処理(Tr:MMPV) image ②Tr:MMRVで確認し、前会計期間へ転記可能をチェックして保存する ③上記①と②と同じように会計期間4月の締め処理 image image

※検収処理時に下記のエラー発生したので、品目締め処理しました。 image

qling717 commented 2 years ago

1.MM品目締め(Tr:MMPV、Tr:MMRV)

品目締めという概念がある。 これは在庫移動の期間締めであり、この期間を締めた場合、在庫移動が不可となる。 Tr:MMPVを使用して、一期ずつずらしていくようなイメージで期間締めを行う。2つより多いの期間を開けることは出来ない。 Tr:MMPVで期間移動をした後も、トランザクションMMRVで「前期間に転記可能」フラグを設定しておけば、前期間でも転記可能。 一般的な運用 基本的な概念は、FI会計期間と同一となる。 月初に当月の品目会計期間を開くために、Tr:MMPVにより品目期間をスライドさせる。 Tr:MMPVの画面上に指定するのは、たとえば今が5月で、これから6月にスライドさせるのであれば、月に「6」、年度に「2020」を指定すれば良い。

このとき、前期のマイナス在庫数量・マイナス在庫金額があるとエラーとなってしまう。マイナス許可のフラグを入れないのであれば、マイナス値となっている品目については解消をした上でないと期間移動が出来ない。 並行期間の間は「前期間に転記可能」フラグを付けたままにしておく。決算が終わったらこのフラグは外し、前期への転記は不可能となるようにする。

品目の移動には会計転記を伴う(転送以外の資産移動の場合)。したがって、品目期間が開いていても、FI会計期間が閉じていれば品目移動を実行しようとした際にエラーとなる。