GNSS受信機のパラメタを整理

[ShingoNishimoto]

Summary （概要）

GNSS受信機の観測ノイズなどを適切に設定する．

Detail （詳細）

ノイズパラメタの設定をDiGiTaLからとってきただけになってしまっているので超小型衛星に適切な設定にして，それをdefaultとして検証を実施する．

Impact （影響範囲）

大

Priority （重要度）

大

Note （補足）

何かれば

[ShingoNishimoto]

changed due date to January 11, 2023

[ShingoNishimoto]

ここで使われているアンテナと受信機は小型衛星用．COTSの受信機と書かれているが，何を使っているかは明記されてない．

• 擬似距離観測ノイズ: 0.24[m]（C1コード）
• 搬送波位相観測ノイズ: 2.4[mm]（ただこれはL1-L2電離フリー結合のやつ）

DiGiTaLで使用されている受信機はOEM628（データシート）

• データシート内で観測ノイズに関しては明確に言及されていない．論文内では実測して評価したものをもとにKFの観測ノイズとしているっポイ．
• 擬似距離観測ノイズ: 0.25[m]
• 搬送波位相観測ノイズ: 5[mm]

DLRの開発しているPhoenix（データシート）

• かなり性能がいいらしく，以下の値が書かれている．サイズも70x47x15mmとかで小型なので超小型衛星で十分使用可能．というか使われている．
• 擬似距離観測ノイズ: 0.4[m]
• 搬送波位相観測ノイズ: 0.7[mm]

SILVIAで使用されているもの3σで以下なので，phoenixに似ている．

• 擬似距離観測ノイズ: 2.0[m]
• 搬送波位相観測ノイズ: 4.0[mm]

[ShingoNishimoto]

どこをdefaultにするかは難しいが，搬送波位相に関しては2mm程度と考えるのが妥当そう．

一旦，精度が最も良いphoenixをdefaultと考えて検証を進めることにする．理由としては今後もっと精度が上がることは可能性として考えられるし，これまでのミッションでの宇宙実績を考えてもこの値を信用して問題ないと言えるから．また，値を振った場合の検証も実施することで受信機精度の感度は検証できる．

[ShingoNishimoto]

これに伴うclockパラメタの変更は ここでまとめている．

[ShingoNishimoto]

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