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ロボットによる言語獲得 一言語処理の新しいパラダイムを目指して一 #35

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どんなもの? (Summary) 人とロボットが共有する経験を反映したマルチモーダル言語処理手法

信念は,主体と環境や 他者との認知的な相互作用によって形成される

相互信念 (mutual berief) コミュニケーションに参加する者が互いに共有する信念

言語もまた相互信念の一部とされており ,言語コミュニ ケーションの参加者同士の間で共有される相互信念によって, 発話の受け手は発話者の意図を推定することができる

どんな問題に取り組んだのか? 人間とロボットが物理環境の中で人間と同じようにコミュニケーションするためには、音声言語処理手法は相互理解を重視し、相互の信念体系がカップリングできるような仕組みが必要である。また、人間とロボットが物理的に環境を共有し、共通の体験を形成するためには、言語と非言語的な信念が人間とロボットの相互作用の過程で結合するために、言語、知覚、行動が統合的に処理されなければならない。 固定的な言語知識 を特徴とする従来の言語処理手法では、実環境でのコミュニケーション過程における経験を動的に反映できない.

(大規模テキストコーパスを用いた統計的言語 処理手法は,共同体の中で共有された静的な言語信念を 高い精度で抽出,運用することを可能にするが,経験を 通してダイナミックに変化する意味を扱うメカニズムを 提供するものではない.)

先行研究と比べてどこがすごい? 各主体の相互信念は他者の相互信念とカップリングしながら,自律的に発 展するものである. したがって,言語処理は,このよう なダイナミクスに基づき,ロボットの相互信念が,人と ロボットの共有する経験を通して形成されることを可能 としなければならない.

技術や手法のキモはどこ? 音韻と語彙,関係の概念,文法,および語用のそれぞれの相互信念を四つのアルゴリズム が別々に学習.

・人の発話をロボットが正しく理解する確率を最大化すること ・ロボットが生成した発話を人が正しく理解する確率を推定すること

何で有効性を確かめた?

議論したいことは?

分からないところ

キーワードの定義

幼児は,発話を解 釈しようとするプロセスを通して,言語が相互信念を形 成するという機能に基づいて,相互信念として言語自体 を形成していく.文法など, しだいに相互作用の影響を 受けにくくなり固定化されていく信念もあるが,経験に 埋め込まれたことばの意味を支える信念の全体は,相互 作用の影響を受けダイナミックに変化