context_filetype のパフォーマンスに関して

[osyo-manga]

1 から派生。

巨大なファイルの場合だと重いという事で実際の処理速度を測ってみました。

実測のチェック関数

function! s:context_filetype(num)
    let start_time = reltime()

    for i in range(a:num)
        call context_filetype#get()
    endfor

    return str2float(reltimestr(reltime(start_time))) / a:num
endfunction

function! Check()
    let num = 10

    " context_filetype#get() の1回辺りの処理時間を計測
    echo s:context_filetype(num)
endfunction

対象のファイル

適当なファイルが無かったので eval.txt（約8000行）をバッファにコピーし、行頭python << HOGEHOGE、行末にHOGEHOGEを追加して、set filetype=vim として試してみました。

実行速度

以下の各行でcall Check()した結果です。 また、stopline と timeout は使用していない状態です。

• 500行 - 0.003553ms
• 1000行 - 0.004264ms
• 2000行 - 0.006412ms
• 4000行 - 0.010499ms
• 6000行 - 0.014656ms
• 8000行 - 0.018460ms

また、コンテキストがネストしているとその分だけ searchpos を処理する回数が増えるので更に時間がかかると思います。

原因

• 行数に比例して searchpos の処理が遅くなる為

対応策

• stopline を設定
• timeout を設定

個人的には stopline の閾値だけがユーザ側で設定出来れば十分だと思います。

その他

試しに下記のように autocmd CursorMoved で処理するようにしてみました。 これを↑のファイルで動作させてみたんですが個人的にはあまり重いとは感じないレベルでした。

augroup test-context_filetype
    autocmd!
    autocmd CursorMoved,CursorMovedI * echo context_filetype#get()
augroup END

[osyo-manga]

ひとまず g:context_filetype#search_offsetで閾値を設定できるようにしてみました。

[Shougo]

はい。それで問題ないと思います。

[osyo-manga]

了解です。 s:timeout の方は削除しておきます。

[osyo-manga]

修正ed。