[C] Coarrayの同期について

[mnakao]

報告者：中尾

1. sync_image
2. stat=, errmsg= これについては、関数にするか、pragmaにするかはもう少し議論。

sync_all, sync_memory, sync_imagesについて、関数にするか、指示文にするかを議論するための資料を添付します。

Sync201210.pdf

[mnakao]

皆様　中尾です。

XMP-Cにおける新しいCoarrayの宣言方法と同期のための関数を記述した仕様書を、現仕様書をベースに作成しました。

変更箇所を抜き出したものを、下記リンクからダウンロードできます。

コメントなどありましたら、よろしくお願いします。 sync.pdf

[mnakao]

Coarrayに関係する同期の文は、下記の5種類があります。

• void xmp_sync_all(int* status)
• void xmp_sync_memory(int* status)
• void xmp_sync_image(int image, int* status)
• void xmp_sync_images(int num, int* image set, int* status)
• void xmp_sync_images_all(int* status)

xmp_sync_image()はxmp_sync_images()で1ノードを指定すれば代わりができるので、削除したいです。 xmp_sync_images_all()についても、同様にxmp_sync_images()で全ノードを指定すれば代わりができるので、削除したいです。

なので、まとめると、下記のようになります。

• void xmp_sync_all(int* status)
• void xmp_sync_memory(int* status)
• void xmp_sync_images(int num, int* image set, int* status)

さらに、もう一つ進めて。これらはFortranではstatementなので、 STAT=とERRMSG=というspecifierを追加できる。 既存仕様だと、ERRMSG=が返ってこないので、なんとかする必要がある。 単純に引数を増やすと、STAT=もしくはERRMSG=の片方だけが欲しい場合に対応できない。 そこで、#44のように、_s、_e、_seという修飾子を関数の最後に追加したい。xmp_sync_allの例は下記の通り。

• void xmp_sync_all();
• void xmp_sync_all_s(int* status);
• void xmp_sync_all_e(char* err);
• void xmp_sync_all_se(int* status, char* err);