xmp_array_gtol()の拡張案

BLASなどの数値計算ライブラリを分散配列に適用したい場合、分散配列に対応するローカル配列の長さを取得する必要があります。例えば、分散配列のa[start]〜a[end]までを処理したい場合、その間の要素を各ノードがどれだけ持っているのかを計算する必要があります。

計算方法の1つにxmp_array_gtol()の利用がありますが、xmp_array_gtol()に指定されたグローバルインデックスを持っていないノードが実行した場合に返ってくる値は不定なので、個別のノードでインデックスの計算を行う必要があります。

そこで、xmp_array_gtol()を拡張し、xmp_array_gtol()に指定されたグローバルインデックスを持っていないノードが実行した場合に返ってくる値を、そのノードが持っている正順に近いローカルインデックスの値にすることで、ローカル配列の長さを簡易に取得できます。