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良い本だと判断する条件
#50
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YuheiNakasaka
opened
1 year ago
YuheiNakasaka
commented
1 year ago
自分がAmazonで本を物色するときにこれは良い本っぽいな〜と判断する条件というか勘みたいなものを言語化しておきたい
Amazonのレビューはその人の立場やモチベーションによって評価が変わるしあんまり参考にしてない
目次を読む。サンプルを読む。本屋なら本を適当にガッと開いてそのページを読む。著者・編集者のX/Twitterの投稿を読む。この辺りが主だろうか。まぁでも目次を読んで決めるのが一番多いかも。
最近いい本だと思って買って見事に正解だったのはなんだろうか?
直近だと
ネガティブ・ケイパビリティで生きる
という本。
この本の内容はざっくりいうとネガティブ・ケイパビリティという力が現代の様々な問題(陰謀論とかインターネット疲れ的なやつとか)を考える上で重要なスタンスになり得るのでは?みたいな話を対話形式で社会学者たちが繰り広げるというもの。
この本を読んで自分が感じたポジティブな
買ってよかった感
を抽象してみると、
新しい視点や切り口を提供してくれるので刺激を得られる
事実や客観的な立ち位置から述べられている
あたりだろうか。得られる具体的な知識や情報の価値などは除くとして。
この本も確か目次とサンプルを読んだんだけど、おそらくその時に上記の買ってよかった感を得られそうと感じたんだろう。
21世紀の道徳
を読んだ時にも似たような感覚を得て結果正解だった。これも同じタイプの本だった。
新し目の社会問題に対して自分の知らない視点が提供されると嬉しいのか?
そういう意味だと
目の見えない人は世界をどう見ているのか
という本もよかったな。
逆に先週あたりに読んだ
乱読のセレンディピティ
という本は自分にとって新しい視点もなかったし、そもそも著者の昔話とそれから主観的に導き出した半ば説教のような話ばかりだったのでとても読むのが苦痛だった。
そういえばなんで買ったんだっけこれ。
なんかちょっと遠出する用事があり、その時に読む本がほしいなと思ったんだけど、家を出る時間が迫っていて(つまり急いでて)Amazonを開いて適当にポチっちゃったんだった。安さだけしか見てなかった...。
その本から得られる知識がその後の人生(仕事とか私生活とか)に役に立つかどうか?のような観点も一般的には重要に思えるが、本の内容としてはむしろ自分の仕事や日常にすぐに役に立たなそうなものの方を好んでいる気がする。
小中高でもどこか変化球的な話を好むひねくれた性格だったからそういう資質なのだと思う。
自分の人生から遠い内容の本であればあるほど高尚な何者かになっているような感覚で満たされる。めちゃくちゃ難しい本を手に取って悦に入るような厨二病ならぬ高二病みたいなやつと同じなのかも。これがその延長線上の感覚だと考えるとクソダサいな...。
日常会話とかTwitterとかを見ていてふと目にした話題について、よくよく考えてみると詳しく知らないな〜と思って本を買うということもある。ググって調べて満たされない場合は、という条件付きだけど。これは純粋な好奇心からきてる購入だ。でも打率はそんなに高くない印象がある。ググって得られる以上の情報が意外と少なかったりするからかも。
そういえば技術書に関してはまた別であるな
あっちは仕事での経験などをフックに興味が湧き、深く知りたいという気持ちが強くなってその分野の本を買うという行動をとっている。純粋な好奇心もあるがやはりどこか自分の仕事に役に立ちそうとかそういう下心がどこかにある。目的意識が高め。
だからエンジニアの書評とか感想ツイート等、
色々な人の評価
を参考にして買うことが多い。
目的意識が高いので当然打率は高い。
技術書以外の本についてという制約をつけるとこのあたりが自分にとって良い本だと判断する基準なのかも
新しい視点や切り口を提供してくれる(分野は問わない。知らない世界ならなお良い。)
事実や客観的な立ち位置から述べられている
目次などを読んでこの辺の観点が満たされてそうと思うとポチってるわけか。
そういえばこれらに加えて強い口調や主張もあまり好きではないから避けてるな。
強い主張は自己の考えの肯定だったりモヤモヤしていた感情に答えを与えてくれるから明快で気持ちいいものではあるが、そういうものを押し付けられるのにウッとなってしまい受け入れがたい。
ひろゆき・ホリエモン・岡田斗司夫・OOO(その他、あなたが知っている彼らと似たような人々)を有り難がるのは義務教育までにして、社会に出たら彼らから足を洗い、地に足をつけて生きろ!というのは何度も自分自身に向けてもX/Twitterでも言っていた。
この日記の本旨とは全然関係ないけど思い出したので書いとく。