Closed ahomu closed 3 years ago
どこまで紙面を割くものか悩ましいですね… 求められる内容としては、Web Content Accessibility Guidelines (WCAG) Overviewを書けば事足りるでしょうか…?(とはいえ結構な量ですから圧縮する必要はありそう) とはいえ、さすがにHTML仕様の推奨される読み物だとあっさりしすぎていますし。
デザイニングWebアクセシビリティもそこまで厚く達成基準に言及しているわけではないんですよね…
概要を網羅せずとも、WCAG っていうのには達成基準があってそれをがんばるとアクセシビリティ向上の目安になるよ、くらい一言二言あるだけでも良いのかもしれんです。なにを目的とする基準で、後に続く説明においてなぜ手厚く説明しているのか読者が理解できれば・・・?
まず、何をどれだけ書くのか、つまり、脚注に収めるのか、本文に書いてしまうのかという問題があり。そして、本文に書くとしてどのChapterに書くのかという問題もあり。さらに、ぶっちゃけ英語の達成基準の名称は使ってないよねという話もあり。とはいえ案がないことにわからないですから、とりあえず書いてみました。(仮に柿を全部書くとすると、それなりの量になりますね…)
幸いにしてレビュワーはアクセシビリティに詳しい人が多いので書きぶりについてコメントをもらえれば。
WCAGは、ウェブコンテンツをよりアクセシブルにするための推奨事項を網羅したものです。具体的には「達成基準」(Success Criterion; SC)と呼ばれる、特定の技術に依存しない中立的なルールに従うことで、アクセシビリティを満たすコンテンツを作成できます。WCAGに従うことにより、障害のあるユーザーにアクセシビリティを確保するだけではなく、ほとんどのユーザーがより使いやすいウェブコンテンツを提供することにつながります。
本書では、執筆時点で最新の仕様であるWCAG 2.1を参照しています。後続となるWCAG 2.2仕様の開発が進んでいますが、これはWCAG 2.1に達成基準が追加されるものであり、基本的な考え方は変わりません。W3Cの提供する概要文書^1も参照ください。
WCAG2の達成基準は、技術に中立的なルールであるために、非常に難解なものになっています。達成基準の解説書にあたる文書^4も公開されていますが、ウェブアクセシビリティの専門家レベルの知識が要求される非常に高度な内容になっています。ウェブアクセシビリティの学習としては、別途W3C WAIの提供する解説リソース^5や、書籍^6などを参照するとよいでしょう。
1-4節に追記する方向でひとまずPRをつくってみます
https://github.com/bakera/html-book/blob/f40cdab17e3f564549080df7207b71b67719187e/md_text/1-4.md#L115
ここのサラッとした言及を初出として以後 WCAG 達成基準への言及がたびたび出現しているようです。
そもそも WCAG?達成基準?みたいなところは読者の自己学習に委ねる感じでしょうか。HTML の本ということで大きい量を割く必要はないと思いますが、本書の中でも WCAG 達成基準の意味/意義などはもう少し言及してもよいのかなと思いました。