betashort
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4 years ago 神経細胞の抑制と報酬の相関関係は、負の相関である
Highlights
- 抑制時の前頭部の活性化は、報酬時の線条体の活性化に相関する。
- 前頭部と線条体の活性化は、負の相関関係である。
- 前頭部の活性化は、報酬時の視覚系の活性化に相関しない。
- 酒を飲み過ぎている人は、あまり飲んでいない人に比べ、この相関が強くでる。
Abstract
行動制御系が弱まっていること、報酬の感受性が高まっていることにより、薬物中毒・ギャンブル依存、食べ過ぎ・太り過ぎのような、突発的なまたは中毒的な異常はもたらされる。 しかし、臨床的に、抑制・報酬系の回路の逸脱がこの異常の原因・結果になっているかは分かっていない。 最近のエビデンスでは、これらのシステムは、"神経細胞レベルで関連している"のではないかとされ、同時に"不適応挙動を引き起こすリスクを増加する"のではないかと、考えられている。 問題な挙動をまだ起こしていない健康な若い成人を対象に、抑制時の脳機能と、報酬系の感受時の脳機能との関連性の程度を、この研究で調査した。 参加者は、fMRI内で、抑制制御を測るためのstop課題と、金銭的報酬に対する反応を評価するためのdoor課題をこなした。 抑制時における脳の活性化は、報酬時の活性化と負に相関した。 特に右前頭前野(the right inferior frontal gyrus, middle frontal gyrus)の活性化が、抑制時のに少なく、追加して、運動野、金銭報酬の感受時のleft ventral striatumでよく脳の活性化と関連がある。 さらにそれらの関連性は、酒を飲み過ぎている人は、そうでない人と比べて強い関連性がある。 これらの発見は、突発的なまたは中毒的な異常の発病していなくても、関連のあるシステムであるということを示している。 抑制・報酬の回路は、突発的なまたは中毒的な異常のリスクマーカである可能性がある。
0. 論文情報・リンク
論文リンク：https://www.sciencedirect.com/science/article/pii/S1053811919303076 公開日時：1 August 2019 実装コード： Publication : NeuroImage Volume 196, 1 August 2019, Pages 188-194
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