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ローコード・ノーコード開発に反対する理由 #14

Closed coalg closed 10 months ago

coalg commented 10 months ago

ローコードで解決不可な問題はノーコードでも解決するのは基本的に難しいため(逆は真ならず)、ここではローコードを中心に理由を揚げる。反対派で過去に一番盛り上がった議論はここかな…

Jay Little - Software Obsessionist - Low Code Software Development Is A Lie

だいたいこれが言いたいことを代弁してくれてるっぽいので、DeepLで訳したのをざっくりまとめる。

記事に対するコメント。

Low Code Software Development Is a Lie | Hacker News

この不満の本質は、何かを実装するのが難しいのはコードが必要だからであり、自分はコードを書けないからだと考える人がいることだ。「コードさえ書ければ、こんなことは簡単だ」と彼らは考える。彼らが考えるコードは、付随的な複雑さであって、本質的な複雑さではない。 多くの仕事において、これは実際に正しい。低コードのツールを提供することで、コードを書く必要性を取り除けば、人々は突然、以前はできなかった多くの便利なことができるようになる。だから、その点では嘘ではない。 しかしもちろん、コードだけが複雑さではない状況は他にもたくさんある。大きくて複雑な問題を解決しようとしている場合もある。コーディングの必要性を取り除いても、管理しなければならない複雑さが1トンも残っているのだ。そして、ローコードツールはそれを扱うのに最適ではない。そのような場合は、開発者を雇った方がいい。 ローコードツールを使って非常に複雑なものを作っている人を何人か見たことがある。最新のものだけでなく、ローコード・ツールの元祖であるスプレッドシートにまでさかのぼります。人々は本当に巨大なものを作ることができる。しかし、ある程度の大きさと複雑さを超えると、ローコード・ツールを使うのは面倒になる。 しかし、だからといってローコードツールが役に立たないというわけではありません。ローコードツールは、必要なコードが付随的な複雑さに過ぎないような、最初の一連の問題には最適なのです。低コードツールは、必要なコードが付随的な複雑さに過ぎないような最初の問題には最適なのだ。

coalg commented 10 months ago

これは実務家視点だけど、エセ理論家(自分)の視点から見るとやはり意味論がはっきりしないのが一番問題かなと思う。 特にノーコード・ローコードどちらもソースコード出力機能が付いている事が多いけど(そういった機能がないのは論外)、機械生成されたコードは人間にとって可読性が極めて低いのがほとんど。ガワが綺麗になっているだけで実際は読めないプログラムコードが生成されているため、バージョン管理やガバナンスの面から言ってもリスクしかないだろう。

coalg commented 10 months ago

こちらはDXコンサルの人が書いた読みもの。ローコード開発そのものではないが、ローコード開発が解決すべき問題のスコープはこの中にある。

DXコンサルが絶対に言わない後ろめたい真実

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