次バージョンを CotEditor 2.0 とする / The next version will be numbered as 2.0

[1024jp]

現在 CotEditor 1.6 として開発を進めている次期 CotEditor のバージョンを実際には CotEditor 2.0 にすることを水面下でずっと検討していました。2.0 と打つという結論に至った理由としては

• シンタックスタイルファイルのフォーマットが拡張される
  • カラーリングの追加、コメントアウト、アウトライン抽出の正規表現ライブラリの変更、ファイル名によるシンタックス確定など、1.0以来変更がなかったシンタックススタイルのフォーマットが大きく拡張されます。また、もしも #154 も採択するのであれば、旧スタイルファイルと新スタイルファイルを区別するのにも良い指標となると思います。
• 大きめの機能追加
  • テーマ機能
  • コメントアウト
• アプリケーションアイコンがアップデートされる
  • 今後当分アプリケーションアイコンを変更する予定ありません。メジャーアップデートをするにあたってはビジュアルなインパクトも必要だと思うので、丁度良いタイミングではないかと考えます。
• 内部構造の変化
  • コーディング面では CotEditor 1.5 からかなりのリファクタリングを加えました
  • 特に大きなファイルの扱いについてはセンセーショナルなレベルで反応速度の改善ができたと思います

正直、機能的には（ビジュアル的にも）メジャーアップデートを呼ぶには若干インパクトが弱いかなという気がしないでもないのですが、今後メジャーアップデートと呼ぶにふさわしい大きいレベルで CotEditor に変更が加えられるタイミングを考えてみると以下の2点だと考えられます（実際にやるかは別として）。

• Swift への移行（対応 OS が Mavericks 以降）
• NSViewController や新しいAPI をふんだんに用いたコーディング (対応 OS が Yosemite 以降)

いずれにしてもこれらは対応 OS の引き上げが必要となるので2年以上あとのことになると考えられます。それまで 1.x 系でずっと開発をし続けるよりも、難しく考えずいったんここで 2.0 にしても悪くないかと思います。

本当は CotEditor 1.4 からの変更を全部纏めてれば 2.0 と呼ぶにふさわしいのですが。

現在開発中のバージョンは時間的区切りとしては Yosemite リリース以前にリリースできればなという感覚でやっています（つまり Yosemite 対応も含める）。デバッグ（＋βテスト）にだらだら1ヶ月くらいかけたいですが、それにしてもそれまでにもう1つ大きい魅力的な何かを取り込んでも良いかもしれません。Autosave 対応ができれば最高ですがさすがにちょっと難しいかな。

ひろくご意見いただければ幸いです。

[usami-k]

あくまで個人的な気分ではありますが、メジャー番号を上げる＝（前方）非互換な変更 or 全体的な新規機能追加、という感じでした。

しかしおっしゃるように、あまり難しく考えず 2.0 にしておくのも悪くないと思います。

また、大きなファイルの扱いが良くなったことや、シンタックス定義拡張やテーマ機能は、十分インパクトがあるように思います。（あわせてアイコンの変更も。）

[1024jp]

なるほど、たしかに非互換な変更はメジャーアップデートのイメージとして強いですね。ただ、CotEditorはプレーンテキストエディタなので、開くファイル側に対する互換性というものはもともとないのかなとも思います（あるとすると設定関係側かしら）。

昨今はFireFoxやChromeのようにバカみたいにメジャーバージョンを上げるタイプもあるので、特に問題がなければ気分転換も兼ねて、では2.0にしてしまおうかなと思います。