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[macOSツール再構築対応] 暗号化処理の移行(FIDO Attestation) #766

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makmorit commented 1 year ago

概要

macOS版管理ツールの暗号化処理で使用中のOpenSSL(1.1.1t)が2023年9月でサポートを打ち切るそうです。 (こちらのコメントをご参照)

対策として、AES、DES(暗号/復号化処理)はApple社から用意されているCommonCryptoにより、移行を進めていく事が可能です。 他方、ECDSA(署名・検証)、ECDH(鍵交換)に関しては、CommonCryptoまたはAppleのSecurityフレームワークによる移行が出来ない事が判明しています。

そこで、OpenSSL 1.1から移行ができない部分に関しては、サポート期限が長いOpenSSL 3.0に置き換えようと考えます。

本プルリクエストの対象は「FIDO Attestation」周りの処理になります。 (関連機能はこちらのドキュメント

makmorit commented 1 year ago

進捗

OpenSSLの更新(v1.1.1t --> v3.0.8)を完了しました。 ただし、数十箇所の警告が残存したままとなっています(動作的には問題なし)。

本プルリクエストでは、FIDO Attestation関連処理で確認されている警告を回避する対応を行いたいと思います。 具体的には下記になります。

参考文献

https://www.openssl.org/docs/man3.1/man7/migration_guide.html

makmorit commented 1 year ago

対応結果の確認

7806bd4までの対応の結果、OpenSSLをv1.1.1t --> v3.0.8に更新し、かつFIDO Attestation関連機能における警告が回避された事を確認いたしました。

OpenSSL更新時の手順および結果については、下記ドキュメントをご参照願います。 ・OpenSSL C言語ライブラリー導入手順