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相模原空撮チームMEMO
1.体制について
◆役割と人数
・本部 2~3名以上 ・指揮官 ・通信 ・情報記録(通信、状況のロギング ・行政との連絡
・調査チーム2~3名以上 ・オペレータ ・補助員 ・住民対応
・救助チーム →調査チームの救助 ※本部機能維持のため本部スタッフとは切り離せることが肝要 (地域消防団との連携など)
※今回の体制ではみなみ先生には本部に位置して判断・指示いただくべきであった ※今回の現地チームは熟達者で構成されていたので、危険地域、悪天候であっても無事であったが、スキルレベルのまちまちなボランティアで構成された場合、安定した品質のデータ取得とメンバーの安全性を保つための施策が必要
◆作業環境
・本部 ・地図 ・A0程度以上のサイズが望ましい ・ホワイトボード、壁などに立てて貼るべき →机・床だと本部メンバーが同じ方向から見られない。現地チームへの指示の際に情報錯綜しがち ・ベースマップ ・書き込みをしないものと作業時書き込むものを分ける →ベースマップの詳細箇所が隠れる ・現地
◎調査チームメンバーで書き込んでいただきたいです。
・共通 ・ツール ・マッピング、コミュニケーション、ハード・ソフト →データの共有、分割が出来る、容易なもの、使用ログを取得保存できるもの ・GPSデバイス(調査メンバー位置トラッキング用 →調査チームが2次災害に会った際の救助の為に
※スタッフのスキル格差をなくす、補完出来ること
◆その他(作業中に本部にて話していたことの列記
・定時(定間隔)連絡によるチームの安全監視 →救助・応援判断のトリガーとして
・予定外作業に関するルーチン →緊急対応を要する発見箇所について、作業について本部にて判断すべき
・現地にて住民などに行動説明を求められた際の為の配布可能資料を用意すべき
・服装・装備の統一
・統一、シリアル付けした組織章・証明章の車両掲示、携帯
2.作業時障害報告
・マッピング撮影時に航行が停止した。機体を変更したところ問題なく飛行で来た
→機体側保持の「安全航行データベース」が影響か?
20191027君津市小糸川流域マッピング撮影 MEMO(高橋さん)
メモ
千葉県君津市小糸川流域
◆広域のオルソ作成 →固定翼機採用
◆作業分担 ・オペレータ →離発着場所の判定、ミッション作成など回転翼よりも経験値を要する →広域設定・高価な機体の為、慎重なプランニングを要する
・オペレータ補助 →自動航行アプリのステータス確認と伝達(機体リリース場所とPC位置に距離がある場合。 →進入表面・勾配の障害物確認補助(オペレータと異なる位置関係からのチェック
・渉外 →離発着場所の地権者、関係者への現地説明。周囲住民への説明
・通信 →本部や連携機関(行政など)への進捗、指示要求、定時連絡など →アプリへのデータ入力更新 →離着陸場所、範囲変更、進捗ほか
◆ポイント ・固定翼の場合 →離発着場所の選定が重要 (電波到達距離、風向、進入勾配角を顧慮した障害物回避、バードアタック回避)
→渉外担当は離発着場所候補を外部に求める場合、その条件を事前に把握し説明出来るとよい(資料準備) 例:2反分程度の収穫後の田んぼ、離着陸方向の距離とその方向、障害物の高さ
◆今回使用したツール
・GoogleMapのマイマップ (共有と共同編集可能 →連絡報告内容の補足
・Zello (現地チーム内、本部との連絡 →リアルタイム(もしくはオンデマンド ※Bluetoothヘッドセットなどでハンズフリー(運転時利用への考慮)、フィードバック音との分離 →オペレータ←→補助員など中短距離と本部←→現地の両方を同時に行える
・maps.me →ネット経由で指示された移動場所への移動ルート検索が少ないステップで行えた
・mapillary グーグルストリートビューもどきで現場状況の共有 →100枚程度で半日の遅延反映(?)
◆必要なツール
・隊員章、証明する資料 →渉外、交渉の際、初見のものがお願いに行っても話を聞いてもらえるだけの外見
・ミッションの目的の共有 →複数範囲実施の場合、順位判定の根拠
2019/10/27実施の相模湖・津久井湖広域調査について 古賀は檜森隊に配属された 檜森隊での役割 ・相模原市とNPO法人クライシスマッパーズ・ジャパンとの協定書を手渡された 周辺住民等からの問合せ(クレーム含む)等に対する説明責任等々 ・飛行周辺道路等における人、車等及び撮影スタッフの安全確保 ・双眼鏡を手渡された 肉眼及び双眼鏡によるドローン飛行状況の視認
調査に参加して感じたこと ▼第1Ptである藤野小学校側ローソン駐車場からのテイクオフ時のできごと ・近隣住民(初老の男性)が『国交省の者か?』と近寄ってきた ・男性曰く『災害対策は根本を見直すべき』と国の防災に関する不満をアピールしてきた ・スタッフが着ていたビブスの背中に「国道交通省許可・承認済み」という文字を見て国土交通省の職員と誤解された ・長時間に亘り国への不平不満を訴えてきたので、相手を刺激しないように話を聴いた ・ドローン離陸のタイミングでそれとなく話を遮りその場を離れた ・ミッションスタート直後にいきなりの住民対応で焦ったが行政経験が生きたと思う ▼肉眼及び双眼鏡によるドローンの飛行状況の視認 ・飛行高度250m~350m、飛行距離1,000m~1,400mともなると、通常の感覚では肉眼で視認するのは甚だ困難である ・双眼鏡での確認は視野が極めて狭くなるため、肉眼での視認が不可能となった後で捜索するのは困難である ・山間部では、樹木や山陰に機体が入り視認できなくなることが多い ・オペレーターとオペレーター補助員は、原則としてドローンの安定飛行に集中する必要があるため、3人目のスタッフとしてユーティリティープレーヤーの存在が肝要である 檜森さん、前場さんに「もう一人(3人目)」の存在が重要なんだと仰っていただいた ・ユーティリティープレーヤーとして、広報的役割を果たすべく動画や静止画を撮ろうとしたが、熟練不足のため対応できなかった ・被災地は塵埃が多かったことから、ランディングパッドを用意しておけばよかった
追加報告です。 既にみなさん承知のことと思いますが、被災地で活動するときの服装・装備について追記します。
1 安全長靴 雨天時の場合はゴム長靴が重宝すると思いますが、基本的には安全長靴が釘の踏貫けや重量物の落下時に耐性があることから有効です。 2 薄手の作業用皮手袋 手袋は、いわゆる軍手は木くずのトゲ等が容易に突き刺さるので薄手で柔らかな作業用皮手袋が有効です。 3 ヘルメット・ゴーグル・マスク ヘルメット着用は当然として、その他に塵埃防止としてゴーグル、マスクも準備する必要があります。 被災地の塵埃には細菌等が含まれていることが多いためです。 4 長袖の作業服上下 服装は、作業用の長袖の上着とズボンが定番ですね。山間に入ることもあり、危険な場所が多い被災地なので長袖はマストです。 現役を退いて以来、作業服の必要性を感じました。
議題(順不同)
ドローン関連
マッピング関連
その他
被災地以外のメンバーとの連携・依頼方法