[PyCon JP 2020] 詳解デコレータ

[ftnext]

一言でいうと

デコレータの挙動について解説。 引数を取ったデコレータの動きがつかめる

発表資料リンク

https://pycon.jp/2020/timetable/?id=203944

• 発表資料：https://drive.google.com/file/d/1bwRX1JnEMTPCCLMGbTCWo2mAox6iXriP/view
• YouTube：https://youtu.be/ly6owqGvy5o

発表者/所属

Nakabayashi さん

発表日付

2021/08/29

概要

• シンプルなデコレータの構造
• デコレータが引数を取る場合
• デコレータの利用シーン（Flaskを例に）

シンプルなデコレータ

関数funcはデコレータを付けて定義した

func.__name__ デコレータの中の関数 (wrapper) が返る！ @を使わない func = mydeco(func) でも同じ（デコレータの中の関数が返る）

デコレータの中の関数に置き換わっている！ funcの実行はwrapperの実行と同じ

デコレータが引数を取る場合

クロージャから始める

関数の外側で定義した変数countを関数の内側で参照し保持している

def counter():
  count = 0
  def _increment():
    nonlocal count
    count += 1
    return count
  return _increment

countを外から渡す＝デコレータの引数

実用例

Flaskのルーティング 2重のデコレータ→内側が先

@entry.route("")  # <int:id> -> 関数の引数id
@login_required
def new_entry():
  return render_template("...")

---

[以下はオプション]

新規性・差分

• 関数を返す関数の返り値の__name__（返された関数）を確認する（wrapperに置き換わっている！）

トークで知って試したいこと

functools.wraps https://docs.python.org/ja/3/library/functools.html#functools.wraps docstringが失われない

感想

値を取るデコレータ、hogeはfuncという名前がよりわかりやすそう

LeuvenさんのUS PyConトーク 2019 👀