Closed fufufukakaka closed 9 years ago
artisocテキストブック21章を見ると、ランダムネットワーク生成には既にモデルが存在するので、artisoc内でネットワーク生成を完結させるのはそれほど難しくなさそうである。
以前のモデルで指摘されたイベントドリブンの日雇い的なエージェントシステムをどう改善するかについて、 全エージェントが経済活動(出発して目的地に向かい、そこから帰宅する)を終えるまで、次のシークエンスに入らないことにした。全員が行動を終えたら一日終了。早く帰ることが出来た人には効用のボーナスというのはどうでしょう。 ちなみに、これで一日、とすれば5日働いて2日休む、を全員が異なるタイミングで取るようにしてちょっとはそれらしい経済の回り方になる、、、かな?
とりあえずのフローチャート
日付ドリブンな人々の動きを実装完了! とりあえず簡単な実験ができるように環境を整えていきたい。
*オフィス・商業地の位置はシミュレーション開始時に対岸のノードの中からランダムで決定する。 (数字は必ず定数でなければならない。配列が固定長であるため。) *人々は5日働き、2日商業地に行く。 *人々は成果報酬で給料をもらう。行くたびに成果(正規分布乱数)を積み上げ、30日毎にそれを給料として取得する。 *人々は給料を用いて商業地で消費を行い、消費額に基づいた効用を獲得する。消費額は正規分布乱数で決定される。
*橋を直す際には費用を必要とする。その費用は橋のどんな要素に基づいて決定するか? また費用をどうやって集めるのか?恒常的に税金を徴収して財源とするのか、直す際に必要分だけ徴収するのか *トリアージ(戦略的撤退)を選択肢に含めた橋梁管理を行う場合と、そうでない場合との比較をしてトリアージを行う方が良い、といった結論を得たい。トリアージは需要が高い橋もしくは成果を多く出している人をたくさん通す橋を優先的に残す、で良いと思うがそうでない場合とは?
地震とか洪水とかで橋の幾つかにランダムなダメージが与えられてしまったという危機的状況を想定する。これはトリアージ、という応急的な処置が必要な場面な気がする。
見捨てる橋、少しだけ直す橋、たくさん直す橋を地域の経済に関する何らかの指標の最適化のために遺伝的アルゴリズムでなんやかんやする
1. 人々エージェントに消費額とか勤労に関する成果とかの値を埋め込む。以前のモデルの標準値を使おう。また後のパラメータ推定で使うデータを取得できるように設定しておく。
この論文大事。 http://www1.gifu-u.ac.jp/~infdesig/list/otake01/Journal_005.pdf 橋を構成要素ごとに分けてそれぞれの劣化具合と全体の劣化状況とを回帰分析してる。
このモデルですべきことは何か
橋の管理に関して何らかの示唆を得るために交通流シミュレーションをする。複雑バージョン(ベトナムの道路網をそのまま使う)ほうとは別で、単純なモデルの構築を目指す
現時点で不明なこと(9/21)
政策的に関わる示唆を得ることが一つの目的だと思うが、政府(エージェント:government)にどんな行動を起こさせれば橋の管理に関して新規性を持った示唆が得られるのかが不明。 橋梁に関するトリアージ、をどうやって実現するかを考えないといけない。
現時点でやりたいこと(9/21)
ネットワーク構造に関わらず、橋の利用にはこんな傾向が見える、みたいなことが出来るのではないかと考えている。 家・オフィス・店・橋の位置及び数(正規分布乱数?)がほぼランダムで、また道路ネットワークの構造を平均次数や中心性などの指標に応じてランダムに生成するものにしてみて、全体の結果を通して頑健性を持った傾向がみられるのではないかと思っている。 例えば、どんなにランダムな状況でも橋の使われ方にはこんな傾向がみられる、とか。