サンプルコードの実行で、dataReadyのときにreadが失敗することがある

[matsudai]

概要

ESP-PICO でサンプルコードを動かすと、 scd30.dataReady がtrueのときでもデータが取得できないことがありました。（ scd30.read がfalseyでした）

環境

• 開発環境
  • WSL1 (Debian 11)
  • ruby 2.7.0
  • mruby 2.1.0
  • mruby/c -> 2022-12-01時点のmrubyc-esp32/master
  • Python 3.9.2
  • ESP-IDF v4.2.4
• 実行環境
  • M5 ATOM Lite (ESP32-PICO-D4 (revision 1))

原因

データシート > 1.1 I2C Protocol を見たところ、I2CのBaud rateを50kHz以下にすることが推奨されているようです。

Maximal I2C speed is 100 kHz and the master has to support clock stretching. Sensirion recommends to operate the SCD30 at a baud rate of 50 kHz or smaller.

しかし、I2Cクラスのfreqのデフォルト値は400kHz になっており、Baud rateが高いためデータの取得漏れが発生した可能性があります。

I2C.new の引数でfreqを推奨値の50kHzに変更したところ取得エラーが起きづらくなりました。 PRを出しますのでご確認いただきたく思います。

[matsudai]

マージありがとうございます！

本Issueをクローズいたします。