Open e15d5605 opened 2 years ago
GB2には選択した単糖の位置を時計周り(Move residue clockwise)、反時計回り(Move residue counter-clockwise)に移動する機能が実装されている。これらの機能を利用することで、上下方向に方向に伸長しているXylやFucを直線方向への伸長に切り替えることが可能である。
Move residue clockwise適応前
Move residue clockwise適応後
しかしながら、GB2を頻繁に使用する研究者でない限り、Move residue機能を利用して編集した糖鎖構造の単糖位置を変更することは容易ではないと言える。そのため、Move residue機能をより操作しやすいインターフェイス、またはユーザーが単糖の新調方向を指定する機能を導入することで、糖鎖構造の編集機能としてのユーザビリティ向上に繋がると思われる。
GB2では、FucやXylを親単糖の上下に表示する仕様になっている。これらの特定の単糖に見られている特殊な配置は、SNFGやCFGシンボルの規則に基づいている。しかしながら、糖鎖構造を編集するユーザーによっては、この規則に従わない糖鎖構造のイメージを必要とする場合もある。本課題では、これらの単糖の表示に対して柔軟な切り替えが可能な編集機能について検討を行う。