【選択課題】スマホのながら歩き対策 (瀬下 舞案)

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PokemonGOをプレーしてみた

　PokemonGOが日本でリリースされる前からあらゆる人が警鐘を鳴らしてきたことがある。それは「歩きスマホの危険性」だ。私はもう大学生であるし、善悪の区別はできると思い込んでいた。しかし、実際にこの話題のアプリをダウンロードしてプレーしてみると、歩きスマホをしないというのは至難の業だと感じた。

歩きスマホの脅威

　東京消防庁のHPによると、東京消防庁管内で平成22年から平成26年※２までの５年間で、歩きながら、自転車に乗りながら等の携帯電話、スマートフォン等に係る事故により152人が救急搬送。また救急搬送直後の初診時程度は、全体の８割以上が軽症だったが、入院の必要があるとされる中等症以上も30人発生しているという。全国の発生数を足したらどれほどの数になるのだろうか？考えただけでも恐ろしいが、もっと恐ろしいことに実際に歩きスマホが原因で女子高生１人が死亡している。（記事）

なぜ歩きスマホをしてしまったのか

• いつどこにポケモンが出現するかわからないため、いちいちチェックしてしまう。
  • もちろんアプリ起動中ポケモンが近くに出現すると、振動する機能があることは知っていた。しかし、あしあと機能（あしあとの数が0～3あり、0に近いほどポケモンが近くにいることがわかる。現在はバグにより使えない。）が気になってしまう。
• たまごを孵すために歩いた距離が気になってしまう。
  • アプリ起動中しか距離が計測されないため、充電の減りが気になってしまう。（設定でBattery Saverがあるが、この機能があると気づいたのはダウンロードしてから3日後だった。）

    解決策

• あしあと機能にも振動機能を追加し振動パターンをそれぞれ異なるものにして、いちいち画面を見てチェックしないで済むようにする。
  • 振動パターン１➡近くにポケモン出現中
  • 振動パターン2➡50m〜200m以内にポケモンがいるようです ...etc
  • PokemonGO PlusというBluetoothでスマホと連携し、スリープ状態でも接続機能が保たれ、ポケモンが近くに出現すると振動して教えてくれるというものが9月に発売されるようだが、みんながみんなこれを買うわけではないだろう。そのためにも振動機能をより充実させるべきではないか。
• たまご孵化に関してはバックグラウンド起動を有効にする
  • たまごを孵化させるためだけに歩く人もいるだろう。私は日々の健康のために万歩計＆アクティブ活動記録アプリを入れているがたまごの孵化にはそれと似たような一面があると思う。そういう人のためにたまご孵化に関しては、バックグラウンド起動をONにしますか？などというような機能があったらと感じる。
• 最初のチュートリアルをより詳しく具体的なものにする
  • ウィロー博士が最初に登場し、ポケモンボールの投げ方を教えてくれるが、設定もそこで最初から決めてしまえばいいのではないか。ウィロー博士「次は設定に移ろう。バッテリーセーバーというものはスマホを地面と向けて持っていると画面が暗くなり、電池消費を抑える機能だよ。僕は設定をおすすめするが君はどうする？」などと普通に設定するよりも分かりやすく楽しくなるだろう。

    最後に

　先日ネットサーフィンをしていたところ、自閉症の子供がPokemonGOを通じて明るく活発になったというものや、老人ホームにいるおじいちゃんおばあちゃんたちがPokemonGOをプレーして楽しそうにしているという記事を見かけた。老若男女問わず一世を風靡しているこのアプリは、本当に素晴らしいものだと感じた。しかしニュースを見れば、歩きスマホは危険！町の人は迷惑している！などといったネガティブな発言が少なくない。プレーの仕方、スマホの扱いを変えるだけで非プレー者からみるプレー者の姿は良いものに変わっていくはずだ。

[mapconcierge]

まず、Markdown の使い方がすばらしい！ 課題の設定も、根拠資料を示したうえで、自分の経験から得られた気づきを元にちゃんと対応する解決策を提案しているので非常に現実的です。特に「たまご孵化に関してはバックグラウンド起動を有効にする」は、Nianticも既に検討していると思いますが、解決策３点ともに具体的かつ実現可能なことです。文句なしです。