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Pokémon GO x 青山学院大学:ゲーム以外の活用法を探るリポジトリ
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より安全に楽しく遊ぶためには(綛谷案) #151

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akkikstn commented 7 years ago

自分が感じた問題点

 自分で実際に普段行くことのない家から遠い公園に夕方から夜になってPokémonGOのために遊びにでかけたところ、多くの中高生と思われる年代の子が、わたしと同じように自転車にまたがりながらスマホを片手に数人でモンスターボール集めに励んでいるのを見て、改めてPokémonGOの人気を実感した。

歩きスマホ・バッテリー切れの問題について 

 今世界中で騒がれており、日々ニュースでも目にする歩きスマホの問題だが、私個人の意見としてどんなに気を付けてもゲームをやめない限り、歩きスマホの根本的な改善はできないと思われる。PokémonGOの醍醐味としては第一に新しいポケモンを集めることだが、ポケモンを集めるにはモンスターボールが必要だ。課金してモンスターボールを集めることはできるが、多くの人はポケストップを訪れてモンスターボールを集めているのではないかと考えられる。現に、私が見た男の子も「モンスターボールがなくなった!!」と叫びながら、ポケストップのある石像の方面へ自転車で向かっていった。  PokémonGO自体に、スマホを上下逆に地面に垂直に向けたら画面が暗くなる「バッテリーセーバー」の機能がついており、節電につながると言われている。ポケモンが現れたときにのみ通知がくるので、土地勘のない場所を歩いていると、PokémonGOのバーチャルに現実空間を映し出した地図だけでは、ポケストップまであとどれくらいで、どの程度の距離がありそうなのか、見当がつかないため、バッテリーセーバーをそこまで利用せず画面を見てしまい、歩きスマホになってしまった。特に都会だと、そう遠くないところにたくさんのポケストップがあると聞いている。その分いろいろな所に寄るために画面から目を離さないようになると思われる。ポケモンをGETするためだけではなく、ポケストップを巡るために歩きスマホしてしまっている人も多いのではないだろうか。

解決策

 最もシンプルな解決策としてはポケストップも通知の対象にすることだと思う。すべてのポケストップを通知してしまうと、ポケストップの多い、人がたくさんいるところは通知だらけになってしまうと考えられるので、自分が向かいたいポケストップ2,3箇所を指定して、そこに近づいたら通知が来るといったシステムがあれば、「バッテリーセーバー」をより有効活用することができ、バッテリーの消費を抑えながら歩きスマホを減らすことにつながるのではないのだろうか。

景色を見なくなることについて

 PokémonGOは外に出るいいきっかけになるという話をよく聞くが、私の場合、せっかく遠出をしたのにも関わらず、周りの様子より何種類の新しいポケモンと出会った数のほうが鮮明に覚えていた。代々木公園の様子をテレビで見たが、そこにいる多くのプレイヤーがスマホばかりをみて、せっかくの自然を楽しんでいるようには見えなかった。アメリカでは人々が車を使わなくなった!などといった社会現象が生まれているそうだが、せっかく建物や車で過ごさずに外に出たのであれば、ゲーム以外にも外で楽しむことを作ることができたら、ゲームをうまく活用して人々を動かせるのではないかと思う。

解決策

 Nianticの前作、IngressにあるMissionのようなシステムを導入することが解決策の一つと考えられる。例えば、ポケストップとして指定されている博物館や歴史的な建物をスタンプラリーのような方法で、決まったポケストップを決まった順番で一定時間をあけて訪れたら、Mission完了ということでアイテムが手に入るなどの特典をつけるとする。時間制限とは反対に、一定時間を空けないといけないという制限を加えることによって、自転車や車を使わずに歩くようになることが予想され、ポケストップについたら周りの景色を見たり、せっかく来たのだからと建物の中に入る人も出てくるのではないだろうか。  

まとめ

 今回PokémonGOで実際に遊んでみて、現実世界に小さいころテレビやゲーム機で目にしていたポケモンと遭遇し、アニメに出てくるサトシのようにモンスターボールを投げてポケモンを捕まえることができる、そんな小さいころの夢を叶えたようなゲームだと感じた。世界中でブームが巻き起こっているが、まだまだ続くのだと考えられる。しかし一方で、日ごろから問題視されていた歩きスマホがより大きな社会問題となり、事故で命を落としたり、けがをしてしまっている人が増えてしまっている。また、せっかく外に出ているのに、スマホの画面ばかり見ている人が多い気がする。この2点の解決策として、

を提案する。スポーツではない健康と結びつくようなゲームがここまで人気が出たのはポケモンというブランドと、現実世界とバーチャルの世界の融合の面白さからだろう。ゲームに熱中するあまり、現実世界を忘れている人が少なからずいるように感じられるので、より安全により楽しく遊ぶ人が増えたらな、と思う。