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# 日本の高齢者を良い意味で巻き込む事が出来るのか 栗原涼 #170

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日本の高齢者を良い意味で巻き込むことは現段階では困難である。しかし対策を講じれば可能であると考える。

総務省が平成26年に発表した情報通信メディアの利用時間と情報行動に関する調査の結果によると、日本人のスマートフォンの利用率は全年代合わせて62.3%であった。年齢別にみると10代の利用率は68.6%と全年代平均をわずかに上回る程度で、20代は94.1%、30代は82.2%と、若年層では圧倒的多数がスマートフォンを所持している。だが50代は半数を下回る48.6%、60代は18.3%、70代は10.6%である。また、60歳以上のタブレット型端末所持率は19.3%である。つまり、高齢者の場合pokemongoを利用する際に必要である端末を所持している割合が他の年齢と比較して極めて低いことがわかる。この中でpokemongoをダウンロードし、遊ぶであろう高齢者の数はさらに低くなるだろう。極めて少数の高齢者がpokemongoで遊ぶことが予想されるが、20パーセント以下の高齢者が流行に巻こまれたところで日本の高齢者が良い意味で流行であるpokemongoに巻き込まれたと述べるのは困難だろう。なので日本の高齢者を良い意味で巻き込む為に対策を講じようと思う。

対策

私が考える対策は2つある。 一つ目の対策は任天堂と携帯会社が共に事業を展開するものだ。そもそも第一段階としてpokemongoを利用する際に必要なツールをもっと高齢者全体に行き渡らせなければならない。そのためにpokemongoの会社、任天堂が携帯会社と共に事業を進めることで、高齢者の携帯またはタブレット端末所持率の向上を促進できるのではないかと考えた。例えば、高齢者と孫が同時に携帯を契約すると高齢者にとって経済的利点があるものにする。それに加えてpokemongoで遊ぶ際のプラスポイントを設けるべきだ。ここで初めにpokemongo関連のものを持ってきてしまうと契約特権が高齢者にとって身近に感じられないため、契約数の向上には繋がるとは考えにくい。なので高齢者自身の利益になるものを初めに提示した後に、pokemongoに関する特権を示すべきだ。またこの際、pokemongoに関する特権を高齢者に説明した後手順等を示すなど、やさしく接してあげることでpokemongoのダウンロード数アップに繋がるだろう。こうすることで高齢者の携帯やタブレット所持率が上がり、pokemongoに関する特権があるとpokemongo存在を知ることができると同時に、始めるきっかけになる。また、孫と一緒に遊ぶことを目的とする高齢者の方も現れてくるだろう。 二つ目の対策は旅行会社と共に事業を展開するものである。 少子高齢化が進む現在、孫や子供ではなく自分自身にお金を使う高齢者の方が少なくない為、そのような高齢者向けの対策である。例えばpokemongoにおいてたくさんのポケモンがゲットできると同時にレアなポケモンも捕まえられる高齢者向けの旅行を提案する。普通の旅行の楽しみ方に加えて、pokemongoという共通の話題がある為、人間関係も広がりその中でpokemongoを遊ぶことも考えられる。

高齢者を良い意味で巻き込むとはどういう事か?

以上の点を踏まえてpokemongoのシステム上、運動不足解消や楽しく散歩をすることができる。また孫と共通の話題ができる為、孫とのコミュニケーションをより多く図ることができる。さらにpokemongoの旅行にいくことで共通の趣味を持つ友人を見つけられる為、高齢者たちは人脈も広げられるのだ。