Closed haino357 closed 6 months ago
収入と支出のバランスによって貧乏になるかどうかは決まる。当たり前の話ではあるが収入より出ていくお金が多ければ貧乏になるという当たり前のことを自分も含めて認識しないようにしているというのはある。
このように貧乏とはお金、時間、知識、信頼といった資源の収入と支出のバランス(均衡と調和)が崩れた状態を指すと考えていいだろう。しかも、これらの資源のうちのどれかの収支のバランスを崩すことで他の資源の収支も狂う。
岩尾俊兵. 世界は経営でできている (講談社現代新書) (p.18). 講談社. Kindle 版.
ほんとうにこれだと腑に落ちる内容
目的はないけどぼんやり新しいiPhone Pro欲しいなとは思ってしまっている。 現状の使い方では別に最新のiPhone Proである必要はまったくないなw 現状の使い方
「家族は最も身近な他人」 誰の言葉かはわからないが、これが真理だと思っている。まだ結婚すらしていな独身野郎ではあるが、自身と同一もしくは所有物みたいに思うようになると問題が発生するのは必然だよな、だって他人だから。
他人を思い通りにできるなんてさっぱり思っていないだから、誰かと結婚するなんてあんましやる気ないなって思考になりがちではある。
どこを読んでいて思い出したかはここというのはわからないが、『コードギアス 叛逆のルルーシュR2』のルルーシュとシュナイゼルのかけあいの"経験の連なりを知識と呼ぶ"の部分に思い出した1節があった。
5 虚栄は経営でできている この章で丁寧にマウンティング合戦の例を挙げているのがなんかみてきたようなものでクスッとするw
スイーツカフェ動物園を例にとるまでもなく、我々はみな霊長類の一種である。だとすれば尊敬という価値を「有限の奪い合い」から解放して、協働しながら「無尽蔵に創造」していけばいい。
岩尾俊兵. 世界は経営でできている (講談社現代新書) (p.57). 講談社. Kindle 版.
これが一番いい方法だよな
怒りが湧いてくるときは、怒ろうとしている目的は何なのか再考してみるとよい。
岩尾俊兵. 世界は経営でできている (講談社現代新書) (p.89). 講談社. Kindle 版.
これは本当にその通りだな。
たとえば、原稿を書くという仕事であれば、「徹夜」という字が全部「哲哉」になっていたりする。「哲哉でこの原稿を書いている」という間違った文を見て哲哉という名前の青年を監禁し口述筆記させているマッドサイエンティストを思い浮かべたり、哲哉青年の髪の毛を縛って筆代わりにして原稿用紙に文字を書きなぐっている画狂老人卍的な人物を思い浮かべたりする。
岩尾俊兵. 世界は経営でできている (講談社現代新書) (p.94). 講談社. Kindle 版.
この例えおもしろい。葛飾北斎のことだが、こう書くとよくわからん狂った人ってイメージになるなぁ。
また、ときどき「天然由来の有機食材以外は口にしない」という主義を徹底している人もいる。これもまた行き過ぎると手段が目的化しておかしなことになる。 そうした人はどんな食品を手にとる場合も真っ先に食品表示を見る。そして「添加物が、添加物が」と、ところかまわずヒステリーを起こす。挙句の果てには風邪薬を買う際にも有効成分のはずのイブプロフェンが入っているという理由で一般的な医薬品を避けたりする。 これでは風邪が悪化するのも当然である。
岩尾俊兵. 世界は経営でできている (講談社現代新書) (p.97). 講談社. Kindle 版.
いくら食べるものにこだわっても、添加物マシマシのもの食べて長生きしている人もいるから日本で食べるものに関してはそのあたりは誤差の範囲だと思う。むしろそれを気にしすぎのストレスの方が健康に悪そうとは常々思う。
他人が自分を尊重してくれない、理解してくれない、あるいはこれまで自分を尊重し理解してくれていた人を失う。それらにより、自分が求める他者との関係の質と量に対して、現実に得られていると感じている他者との関係の質と量とが下回るとき、人は孤独を感じる。 これら三種類の孤独のすべてが経営の失敗によって生まれる。
岩尾俊兵. 世界は経営でできている (講談社現代新書) (p.100). 講談社. Kindle 版.
なるほど、これはその通りだなと腹落ちした。自分が満たされる量を供給されるまで孤独と感じると無限に供給されても不足を感じるようになるのだろうと思う。
まずは「メールや電話で誰かと連絡を取ることは手段であって目的ではない」ことを認識することだ。さらに、自分の孤独を癒やすために他者の労力や関心を一方的に奪うのではなく、孤独を感じずにすむ場を創造してしまう必要があるだろう。 たとえば何らかの専門知識を蓄積したうえで、誰の相談にも気軽に乗ることを公言し有言実行することで、定期的に他者と交流できるようにするという手もある。あるいは自分と同じく孤独な人が集まれる場を用意する、書物や芸術を通じて過去の偉人と対峙することで孤独を癒やす、ペットを飼う、自分自身と対話する時間を楽しむといった手もある。
岩尾俊兵. 世界は経営でできている (講談社現代新書) (p.100). 講談社. Kindle 版.
これ話すという目的を達成するために人が集まるようにするというのは本当に合理的だと思う。
まわりに人がいて欲しいし承認されたいというのはとてもあるが、それと同時に人と関わるの面倒だな思う心が同居している現状。でも今は承認されたいの方が優位かな。 この承認欲求を満たすために、何かしら足掻いているのが現状かな。それとも思っているだけで足掻いてすらいないのかもしれない。
明治期以降現代まで続く日本の学校歴至上主義(取得学位ではなく学校名を重視する考え方)、資格試験至上主義(専門家としての実績よりも特定資格にいかに素早く受かったかを重視する考え方)もまた、こうした歴史的事情から生まれているといえよう。
岩尾俊兵. 世界は経営でできている (講談社現代新書) (p.140). 講談社. Kindle 版.
学校歴至上主義は表現としておもしろいwここで普通に学歴至上主義なんて言葉を使ってもおもしろくないし、現実を表現していなからなぁ。
おわりにに書かれていることは個人的な解釈としてはゼロサムゲームから脱却して無から価値を創造していくことを至上命題にするべきというのが主張なのかと思う。
書籍情報
世界は経営でできている 著者:岩尾俊兵
目的
具体行動
読了日
2024/05/09(木)