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この本はGitLab Haundbookからエッセンスを抽出した本 https://handbook.gitlab.com/
GitLabでは効果的なコラボレーションをする上で必要な要素をしっかりと言語化し、同期/非同期コミュニケーションにおけるそれぞれの特性を理解した上で、コラボレーションのために最適な活用方法を模索しています。
千田 和央. GitLabに学ぶ 世界最先端のリモート組織のつくりかた ドキュメントの活用でオフィスなしでも最大の成果を出すグローバル企業のしくみ (p.36). 株式会社 翔泳社. Kindle 版.
愛社精神がパフォーマンスを向上させる、という古くから日本の経営者が信じてきた考え方はいまやグローバルスタンダードになりつつあります。利益や効率を追求してきたアメリカの企業が、愛社精神やエンゲージメントが重要であると気付いて改善の取り組みに動いているのは少し面白くもあります。ただ、日本で求められている愛社精神は感覚的なもので根拠に乏しく、海外のようにどうすれば従業員が会社を愛してくれるようになりパフォーマンス向上に寄与するのかという具体的な部分の研究はおざなりであるようにも感じます。
千田 和央. GitLabに学ぶ 世界最先端のリモート組織のつくりかた ドキュメントの活用でオフィスなしでも最大の成果を出すグローバル企業のしくみ (p.43). 株式会社 翔泳社. Kindle 版.
現在の日本では古いとされる価値観が逆にグローバルスタンダードになるのは皮肉があると感じる。さらにそれを追いかけているということが発生するので余計に。 しかし、感覚的だったものを計測して言語化するというのは本当に必要なことなので、過去の日本企業がこういったことを言語化できていなかったのが本当に悔やまれると思う。実際は経営ノウハウみたいな形であったのかもしれないがそれが出てこなかったというのも可能性としてはある。
千田 和央. GitLabに学ぶ 世界最先端のリモート組織のつくりかた ドキュメントの活用でオフィスなしでも最大の成果を出すグローバル企業のしくみ (p.93). 株式会社 翔泳社. Kindle 版.
千田 和央. GitLabに学ぶ 世界最先端のリモート組織のつくりかた ドキュメントの活用でオフィスなしでも最大の成果を出すグローバル企業のしくみ (p.93, 94). 株式会社 翔泳社. Kindle 版.
「組織カルチャーとは何か」をまずは整理していきましょう。組織文化研究の第一人者であるエドガー・H・シャインは、「文化とは共有された暗黙の仮定のパターンである」と定義しています。カルチャーとは組織が歴史的に問題を解決し、成長を続けてきた中で学習されてきたパターンであり、組織の中で認められ、新たなメンバーに伝え続けられているものです。組織内で無意識に信じられている自分たちらしいと思える約束事といってもいいかもしれません。
千田 和央. GitLabに学ぶ 世界最先端のリモート組織のつくりかた ドキュメントの活用でオフィスなしでも最大の成果を出すグローバル企業のしくみ (p.104). 株式会社 翔泳社. Kindle 版.
組織カルチャーとは何かについての定義
強力なカルチャーを醸成するためには、Level2に該当する価値観や哲学、理念、行動指針などを明瞭に言語化することと、言語化された価値観を行動レベルで実践させ続け、Level3に働きかけるための日常への落とし込みが重要であることがわかります。
千田 和央. GitLabに学ぶ 世界最先端のリモート組織のつくりかた ドキュメントの活用でオフィスなしでも最大の成果を出すグローバル企業のしくみ (pp.105-106). 株式会社 翔泳社. Kindle 版.
明文化し、それを徹底して行動することがカルチャー情勢に必要不可欠
元来、多くの企業がカルチャーマッチによる採用を重視してきた理由として、カルチャーに合わない人材は「放置しておくと暗黙的なやり方を踏襲しないため、パフォーマンスが発揮できない」という前提に立っています。しかし、その「暗黙のやり方」が必ずしも良いものではないことがわかってきました。スタンフォード大学経営大学院教授のチャールズ・A・オライリーは『両利きの経営』(東洋経済新報社)の中で、「カルチャーは環境や戦略に合致させるため調整され続けなくてはならない」と述べています。確かに強固なカルチャーはその会社がビジネスで歴史的に経験してきた「勝利の方程式」によって培われています。しかし、固定化されてしまったカルチャーは変化やチャンスに対応できず、サクセストラップを生み、経営にとって足かせになってしまうリスクが指摘されています。 そのため、昨今ではパフォーマンスの高い組織をつくるためにカルチャーマッチではなく、カルチャーアドという観点で、外部・内部の人材がカルチャーをより良いものに進化させていくことが期待されています。従来のカルチャーからよりビジネス的に有利なカルチャーに改善できる部分を発見するために、外部から新たに加わるメンバーを絶好の機会として捉えているのです。 これはカルチャーを破壊しろといっているわけではありません。従来のカルチャーを無批判に信じるのではなく、環境に適応させ続けていくために調整し続けていく必要があるという趣旨なのです。
千田 和央. GitLabに学ぶ 世界最先端のリモート組織のつくりかた ドキュメントの活用でオフィスなしでも最大の成果を出すグローバル企業のしくみ (pp.109-110). 株式会社 翔泳社. Kindle 版.
GitLab Valueは下記6つで構成される
URL:https://handbook.gitlab.com/handbook/values/
千田 和央. GitLabに学ぶ 世界最先端のリモート組織のつくりかた ドキュメントの活用でオフィスなしでも最大の成果を出すグローバル企業のしくみ (p.111). 株式会社 翔泳社. Kindle 版.
書籍情報
GitLabに学ぶ 世界最先端のリモート組織のつくりかた ドキュメントの活用でオフィスなしでも最大の成果を出すグローバル企業のしくみ 著者:千田 和央 出版社:翔泳社 出版年月日:2023/9/11
目的
具体行動
読書日
開始日:2024/05/28(火) 終了日:2024/11/03(日)
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