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実装概要

extract_anime_article.py について

How to Run

事前にanimeinfocrawl.py を走らせて animeinfo.json を作っておいてください。

$ python extract_anime_article.py [path to the 日本語wikipedia の全記事のファイル] > anime_article.jsonl

結果として、以下のような毎行 json のファイルが作成されます。

{"title": "元祖天才バカボン", "doc_id": "123520", "url": "https://ja.wikipedia.org/wiki?curid=123520", "article": "元祖天才バカボン\n\n\n『元祖天才バカボン』(がんそてんさいバカボン)は、赤塚不二夫の漫画『天才バカボン』を原作とするテレビアニメである。『天才バカボン』のアニメ化作品としては2作目となる。\n\n東京ムービー新社(旧東京ムービー)制作。1975年10月6日から1977年9月26日まで、毎週月曜 19:00 - 19:30 (日本標準時)に放送。全103回(全204話)。\n\n前作『天才バカボン』と同じ東京ムービーの制作だが、発信局はよみうりテレビからキー局の日本テレビに変更。前作での改変問題もあり、「本作品こそ原作に沿った内容である」との意味合いで「元祖」と銘打たれた。プロデューサーだった楠部三吉郎によると、赤塚は当初「1作目は、自分の作品とまったく違うものにされてしまった」として東京ムービーでの再アニメ化に反対したという。また、「元祖」というタイトルは碓氷峠にある「元祖釜飯本店」という看板を見た楠部の妻が「元祖って面白い言葉よね」と評した言葉をきっかけに考案したと述べている。本作以降、天才バカボンのテレビアニメは全て『○○天才バカボン』というタイトルを使用しており、タイトルフレーズが各作品を識別する目印となっている。歴代作品のなかでは2年間と、最も長い期間放送された。\n\n本作品では原作者の意向に沿ったアナーキーな演出が徹底され、純粋にナンセンスギャグのみを追求した作品となっており、原作の持つ世界観やエッセンスをテレビアニメの制約の中で十二分に再現したことで評価も高く、本作以降の作品もこのスタイルが継承されている。また前作でまだ未登場だったウナギイヌが本作で初登場している。\n\nただし1作目同様、原作で描かれている暴力的表現や残酷な描写などは、アニメ化に際して大幅に書き換えられている。また、原作では理由不明だった話に独自の理由付けをするなどの改変を入れることもあり、例えば、バカボンのパパ以外の登場人物が「キャキャキャ」としか言えなくなり、パパは1日遅れて「キャキャキャ」としか言えなくなった第81話(原作「キェンキャイキャキャキョン」)は、友好的な宇宙人が地球調査のために特殊細菌を蒔いて「キャキャキャ」のみ言えるようになったとの理由付けがされており、また、パパとバカボンがロケットでブタ星へ行った第86話(原作「ブタの惑星」)は、原作では唐突にロケットに乗っているのに対し、アニメではハジメが造ったロケットに乗って出発したことになっている。この他、ロッキード事件ネタや山口百恵ネタなど放送当時の流行も反映されている。\n\nこの他第106話からは「ショートギャグでコニャニャチワ」シリーズが不定期に6本放送、これは当時『週刊少年マガジン』に連載した『バカボン』の「ショートギャグ作品」から3本を選んでアニメ化したもので、特に3本立て目は必ず「泥棒もの」を放送していた。\n\n主要キャストは田の中勇から肝付兼太に変更した本官さん以外は第1作を踏襲したが、天才バカボンのアニメシリーズで主要キャストが継続された例は本作のみであり、以降の作品は赤塚から指示があったママ役の増山江威子を除き、作品毎に主要キャストは大きく異なっている。キャストの仲は良く雨森のフォルクスワーゲンで増山の別荘に行ったり、赤塚がオカマバーに連れて行ったこともあるという。\n\n制作は前番組『ガンバの冒険』のスタッフが引き続き手がけ、演出や画風にその影響が顕著に現れている。背景画は『ガンバ』の画風をデフォルメする方向で作られた。一部のスタッフはアニメ第1作にも関わっており、渡辺岳夫作曲の劇中音楽は第1作と共通のものが多く使われている。\n\nメイン作画監督は79回までが第1作と同じ芝山努で、80回から北原健雄に交代している。業界用語で『ガンバの冒険』『ど根性ガエル』や本作に特徴的な作画をAプロ調という 。画調は大きく前期・後期に分けられ、芝山の担当した前期は原作を尊重しながらも『ガンバの冒険』を踏襲するラフな線が特徴だった。80回から、メイン作監が北原に交代した際にキャラクター設定が改変され、原作よりも「丸く、太め」なプロポーションに変更されている。これ以降、最終話までこの「後期キャラクター」で描かれている。指の数は4本と5本のシーンが混在している。\n1作目で目玉がつながっていないキャラクターデザインであった本官さんは、本作では原作に沿った「つながり目玉、鼻の穴は四角で1個」に改められ、原作通り「日本で一番銃弾使用量の多いおまわりさん」となった。ただし、赤塚の実父が警察官であったことを考慮し、楠部三吉郎はスタッフに「大事なのは目玉のお巡りさんだ」と注意し、決して人に向かって撃たなかったとしている。\n\n逆に、パパの後輩や友人など、原作でも一回しか登場しなかったキャラクターについてはデザインが大幅に変更されている例もある。\n\n第1回Aパート(第1話)冒頭のプロローグでは、バカボン一家が勢揃いすると、「『元祖天才バカボン』の始まりなのだ! ヨイショ!!」のセリフと共に、前番組『ガンバの冒険』でガンバたちが元気付けをする時の「ヨイショポーズ」をとって番組が始まった。この他、作中ではテレビ画面に『ガンバの冒険』のキャラがお遊び的に一瞬登場したり、54話でガクシャに酷似したキャラが登場したりしている。\n\n『元祖天才バカボン』の後番組には『ルパン三世 (TV第2シリーズ)』が続いたが、最終回終了後の新番組予告ではルパン三世(山田康雄)がナレーション冒頭に「パパしゃ〜ん、ご苦労様でしたナノダァ…」と慰労のコメントを入れている。同作品はキャストやスタッフの多数が『元祖』からスライドして参加しており、第73話「花も嵐も泥棒レース」では、ゴールが破壊されるシーンで逃げまどう群衆の中にバカボンのパパが描かれている。また劇場版第1作『ルパン三世 ルパンVS複製人間』には、赤塚不二夫が三波春夫、梶原一騎とともに声優として特別出演している。\n\n\n\n\n全作品とも原則としては1回で2話放送。前作がほとんど原作をアニメ化しなかった事もあり放送開始時点で『マガジン』、『サンデー』『おやじ』合わせて5年分のストックがあったものの、バカボン一家が不在の話やショッキングな話も少なくなかった為全てがアニメ化されたわけではないにもかかわらずアニメオリジナルエピソードもいくつか作られた。また、後期では連載中の『月刊マガジン』からアニメ化した物もあった。\n\n全103回、204話。休止は1977年1月3日のみ。1979年1月30日再放送(関東地方)の第92話では最高視聴率である25.7%を記録した(ビデオリサーチ・関東地区調べ)。1987年 - 1988年頃にかけてのテレビ東京による再放送では、最高視聴率が19.8%(ビデオリサーチ・関東地区調べ)に昇った。\n\n多くのエピソードでは最後にバカボンパパが「これでいいのだ!」「これでいいのか!」などと何か言って終わる。スポットや次週予告でのパパの決めゼリフは1作目の「見ない奴は死刑なのだ!」から「それじゃまた会おう。見ないと逮捕なのだ!」に変更されている。\n\n放送系列は当時のもの。\n『東宝チャンピオンまつり』内のプログラムとして上映されている。\n\n\n以前はパイオニアLDCから前期作画監督であった芝山努書き下ろしのジャケットイラスト及びハイビジョン・リマスターを売りにしたDVD-BOX(全3巻)が発売されていた。\n廉価版はハピネット・ピクチャーズより発売。芝山が放送時に起こした設定画をトレスして彩色した物をジャケットやパッケージに使用している。\nHDリマスター版はキングレコードより発売。\n最新HDマスタリングを売りにしており全巻とも本放送中に赤塚不二夫が書き下ろしたイラストをパッケージ用に転用している。\n※「作画監督 芝山努」版の前期OPを紛失しており、後期OPに統一している。\n\n\n\n"}
{"title": "超電磁マシーン ボルテスV", "doc_id": "123924", "url": "https://ja.wikipedia.org/wiki?curid=123924", "article": "超電磁マシーン ボルテスV\n\n『超電磁マシーン ボルテスV』(ちょうでんじマシーン ボルテスファイブ)は、1977年6月4日から1978年3月25日まで、テレビ朝日系列で毎週土曜18:00 - 18:30(JST)に全40話が放送された、東映テレビ事業部・東映エージエンシー制作のロボットアニメ。\n\n前作に引き続き、本作品でも東映テレビ事業部が企画し、制作を日本サンライズが委託するという制作体制が採られている。スポンサーも前作と同様にポピー(現・バンダイ)が主力を務めていた。\n\n『超電磁ロボ コン・バトラーV』に続く「長浜ロマンロボット3部作」の第2作に数えられており、題名における“V”はローマ数字のVで“ファイブ”と読む(『コン・バトラーV』の“V”は英字で“ブイ”)。オープニングに登場する番組ロゴと、アイキャッチに登場する番組ロゴは別物である。アイキャッチ版はポピーの玩具に用いられることが多い。監督の長浜忠夫の構想メモおよび第1話準備稿の表紙から、それぞれ『グランバッファーA(エース)』『超電磁ロボ・V・クリーガー』という準備タイトルが確認できる。\n\n当初、NETがテレビ朝日へと局名を変更する1977年4月の放送開始を前提に、本作品の企画は進行していたと見られ、提供スポンサーを務めていたポピー(現・バンダイ)からの提案によって、本作品の必殺技は銃であることが日本サンライズのスタッフにも伝達されており、1976年末には本作の作画も開始されていた。ところが12月29日朝に、ポピーが必殺技を剣にするという重大な変更事項を唐突に通達したことから、その時点までに作られていた作画はもちろん基本設定まで白紙撤回も同然に戻されてしまう。必殺技はポピーによって「天空剣」と命名され、本作品でも総監督を務めることになった長浜忠夫は、作画スタッフや脚本家などへの参考資料として、殺陣師による天空剣の振り付けを、改めて撮影することになった。\n\nストーリー展開においても長浜は、1話完結方式が基本であった前作との違いを強調するために、本作品では父と子の大河ドラマを提案した。この提案を長浜と協議した田口章一によると、これは『母をたずねて三千里』の影響で、「母ならぬ父をたずねて」とのことである。\n\nそれに対し、東映テレビ事業部の部長を務めていた渡邊亮徳は、単なる「お涙頂戴」ものの展開になることを避けるためにも、本作品ならではの切り札を要求した。渡邊の要求に応じるべく、長浜は宝塚歌劇団をヒントに「プリンス・ハイネル」という主人公のライバル格の主要キャラクターを考案した。また、東映のプロデューサーであった飯島敬によると、主人公らと異母兄弟であるハイネルに対して、最終回で悲劇的な最期を遂げさせることは当初から決定済みであったという。これは「身近にある様々な差別に対する怒りを強烈に引き出し、本作品を通じて差別を憎みそれを是正するのを視聴者に考えて欲しかったからだ」と語っている。\n\nそのような紆余曲折を経て、第1話の決定稿が完成したのは1977年3月であり、放送は6月4日という中途半端な時期に開始される運びとなった。\n\n長浜によると、本作品はその高いドラマ性により『コン・バトラーV』の視聴層である幼児から小学生のみならず中高生、大人が見ても鑑賞に耐えうる作品を目指したそうである。このような手法は現在では、低年齢層からの反響が悪くなる、つまり低年齢向けロボットアニメのマーチャンダイジングという観点からはマイナスに働く選択であることがわかっているが、田口章一によると1970年代のロボットアニメでは「スポンサーサイドも絶対的な勝算を持っていなかった」ため、特に反対はされなかったそうである。\n\n商業的に見ると本作品は、前作『超電磁ロボ コン・バトラーV』には及ばなかった。ポピーによると「超合金そのものは少しも落ちていません。個数的にも、ボルテスVは一昨年のコンバトラーVと同じです。では何がダメだったのか言うと、ポピニカ関係が非常に伸び悩んだわけです」 としている。ポピニカとは「ポピーのミニカー」のことで、ポピーの乗り物関係のブランドである。本作品ではボルトマシンやビッグファルコンが“ポピニカ”ブランドから発売されたが、ボルトマシンは5機個別に発売され、これを全て揃えることで合体し、ボルテスVが完成するというもの で、トータルを考えれば単価が高く、事実上は超合金より上位に位置する商品であった。本作品のポピニカ玩具の不振の主要因は、同時期にスーパーカーが子供たちの間で大ブームとなり、注目がそちらに流れたことであったとされる。\n\nここで問題になるのは、本作品の売りであるボルテスの合体機能が、商品上だと超合金ではロボット形態のみで装備されておらず、ポピニカにのみ装備されており、そのポピニカが全く不振に終わったことである。すなわちこれは、本作品の主要セールスポイントである合体が売れなかったということを意味する。このため次回作『闘将ダイモス』では超合金のラインナップが増やされる一方でポピニカは減らされ、合体も売りにしなくなった。\n\n本作品の放送中にスタッフも変動しており、各話演出のとみの喜幸や作画の貞光紳也、富沢和雄は『無敵超人ザンボット3』の参加に専念するため中盤で降板したものの、佐々門信芳は本作品の制作が終わった後に『ザンボット3』の最終回に参加している。\n\n番組終了から数年が経過した1980年代に映画化が報じられたものの、最終的にこれは頓挫している。\n\n地球より14000光年、蠍座の球状星団内にある恒星系。そこに貴族による寡占政治を行い、角の有無が身分を運命付けるボアザン 星がある。ボアザン帝国の科学長官ラ・ゴールは皇帝の甥(弟の長子)として次期皇位継承の資格を持ちながら、角が生まれつきなかったのをライバルのズ・ザンバジルに暴かれて失脚、妻ロザリアとも引き裂かれて労奴に落とされる。しかし、ラ・ゴールは反乱を起こしてボアザンから脱出し、1年の漂流の後、地球に落ち延びて科学者・剛光代に救われる。\n\nラ・ゴールは光代と結婚して剛健太郎と名乗り、物語の主人公となる三兄弟をもうけ、好戦的なズ・ザンバジルの侵略を予想して、浜口博士や防衛軍の岡長官と共に巨大ロボ・ボルテスVや基地ビッグファルコンの建設に着手。後にザンバジルからの召集を受けボアザン星へと帰還するが、断固として協力を拒んだため帝国軍に囚われてしまう。\n\n一方、ボアザン帝国ではズ・ザンバジルが皇位を継承する。国内の不満の捌け口を外へ向けるべく「高貴なボアザン文明を宇宙へ広げる」文化輸出の美名を建前に宇宙各地へ侵略を開始した。\n\n皇子ハイネルは、“裏切り者の子”と後ろ指を指されるが、皇帝への忠誠を証明すべく、新たな侵略予定地の地球攻撃司令官として任地へ赴くこととなる。\n\nかくて地球とボアザン、ボルテスとボアザン獣士、そしてハイネルと剛三兄弟の壮絶な死闘が繰り広げられる。そうした中、ダンゲ将軍に助けられた剛健太郎と反乱軍も地球に到着。ボルテスチームや地球とは別口で皇帝打倒と革命の準備が着々と進められていたが、反乱軍秘密基地はグルル将軍の奇襲を受け、剛健太郎は再び捕らえられてボアザン星へと連れ去られてしまう。だが、反乱軍はビッグファルコンに恒星間航行能力を与えるソーラーバードを完成していた。\n\n剛健太郎奪還とボアザン星の解放を目指し、ボルテスチームは巨大宇宙船ソーラーファルコンでボアザン星へ向かい、決戦に挑む。\n\nボアザン星からの侵略に備え、防衛軍内の訓練所で1年もの間過酷な訓練を積んだチーム。\n\n\n\n\n\n\n\nボアザン星人の地球侵略とその尖兵である巨大戦闘メカ・獣士に対抗するため、剛健太郎博士が開発(妻の剛光代と浜口博士も開発に協力)した巨大スーパーロボット。「ブイ・トゥギャザー!」の掛け声でボルトマシンがV字編隊を組み「レッツ・ボルトイン!」の掛け声と共に5人が一斉に赤いボタンを押すことで合体。合体解除はボルトアウトと呼称される。\n\nボルトクルーザー(VoltCruiser:クルーザーは巡洋艦の意味)、ボルトボンバー(VoltBomber:ボンバーは爆撃機の意味)、ボルトパンザー(VoltPanzer:パンザーは戦車あるいは装甲車の意味、ドイツ語読みの「パンツァー」の方が日本では馴染み深い)、ボルトフリゲート(VoltFrigate:フリゲートは日本語ではカタカナ表記されることが多い、中小型の水上戦闘艦)、ボルトランダー(VoltLander:ランダーは地上車の意味)の5機が合体することにより、全長58.0m、重量600.0t、最高飛行速度マッハ20の人型の巨大ロボットとなる。動力源は超電磁エネルギー。メインパイロットは剛博士の長男、剛健一。\n\n前作がアニメの合体を玩具で表現する際に非常に苦労した ことから、デザインは玩具メーカー主導で進められ、コン・バトラーと比べても、俗に「烏天狗」と評される顔のデザインを除けば、合体システム、機体の配色、各機体の役割なども同じであった。\n\nロボットアニメにおける決めの必殺技として剣で斬るパターンを創出したのが、ボルテスVの天空剣Vの字斬りである。剣そのものは西洋式の両刃の剣であったものの、その巨大さゆえに両手で振るわれることから事実上、剣道のような殺陣が描かれることとなり、その後しばらくの間、スーパーロボットの必殺技といえば「○○剣××斬り」がお約束となるほどの影響を残した。\n\n加えて、アニメ・特撮のスーパーロボットは剣と共に盾も装備するのが後々に定番となるが、本作品において聖悠紀が描いたボルテスVの活躍イメージイラストには、作中に反映こそされていないものの、時代を先駆けて天空剣と共に盾 を保持している画稿も存在している。\n\nまた、ボルテスVではロボットの設定や演出に工夫が凝らされている。第1話では声紋登録が行なわれており、ボルテスチーム以外の人間では合体できないとされた。また、3機のコクピットが装甲に隠れるのでパイロットの安全性は高い反面、非常時の脱出が困難とされる。第10話では超電磁エネルギーの秘密が敵に解析され、超電磁合体破壊装置を装備した獣士が登場して合体不能の危機に陥るが、浜口博士開発のウルトラマグコンを追加装備し、事なきを得る(この際に、超電磁エネルギーはクラウンコイルへの磁粒子の誘導により発生する、と設定されている)。第16話では損傷したボルトフリゲートを分離し、クルーザー、ボンバー、パンザーだけの上半身とランダーとで戦うという離れ業も披露している。\n\n天空剣の刀身が巨大な獣士を切り裂くことができるのはなぜか、とボアザン側が研究した結果、刀身の強度だけではなく刀身を包む超電磁フィールドが分子構造を分解していることが判明すると、マキシンガル合金装備の鎧獣士が登場、天空剣が全く通用しなくなる事態に陥る。この事態を打開するため、剛健太郎(当時は行方不明中)が送り届けた鷹型メカが、マキシンガル合金を劣化させる超電磁加重砲をもたらし、ボルテスの後期の必殺技、天空剣・超電磁ボールVの字斬りが完成する。ただし、超電磁ボール自体はマキシンガル合金を劣化させるものでしかなく、あくまでも天空剣による斬撃とVの字斬りを必殺技として使うことは続けられた。\n\n\n\nなお、劇中での各機の呼び名は「1号機、2号機〜」である。\n\n\n\n前作に引き続き、主題歌の作曲を小林亜星が、BGMを筒井広志がそれぞれ担当するという体制であるが、本作品では主題歌の編曲担当として高田弘が新たに加わっている。\n\nオープニングテーマは当時のロボットアニメとしては異例の、女性ソロボーカルである。前年の『マグネロボ ガ・キーン』でも、デュエット形式によるオープニングテーマが採用されていたものの、巨大ロボットアニメの主題歌を女性歌手が単独で歌うのは過去になかったことで、歌手の堀江美都子自身も躊躇したとインタビュー等で答えている。\n\n上記4名による楽曲製作・歌唱の体制は、後年制作された『宇宙魔神ダイケンゴー』や『未来ロボ ダルタニアス』にも受け継がれた。\n\nフィリピンでは同国での本放送当時、堀江と水木が歌った日本版の主題歌が、現地のレコードレーベル(VMC International)からシングルレコードとして発売された。規格品番はVOI-78-290 (SCS 358)。タイトルは『ボルテスVの歌』が『VOLTES V SONG』、『父をもとめて』が『I WANT FATHER』。VMC版シングルでは楽曲のクレジットが誤っており、本来の作詞者である八手三郎 (Yatsude Saburo)とあおいあきら (Aoi Akira)が歌手名として、本来の歌手である堀江 (Horie Mitsuko)と水木 (Misuki Ichiro)が編曲者名として記されている。\n\nまた日本語版のみならず英語版レコードも発売(歌:Ultravox)されており、1978年発売のLP『The Original Voltes V Mazinger Z Themes And Other Galactic Soundtracks』(VI-2471)に日本版の『ボルテスVの歌』『父をもとめて』と共に収録され、『Star Trek Theme』とのカップリングでシングルカットされている。シングルレコードの規格品番はVOI-78-292。 他にもフィリピンでは多くの歌手によるカバー盤がリリースされた(Voltes Gangによるタガログ語版レコードや、1999年のフィリピンでの再放送時に発売されたによるカバーなど)。\n\n\n1978年1月21日は第2話、2月11日は第8話、3月4日は第18話のそれぞれ再放送\n\n\n\n日本のアニメは世界各国の放送局に放送権が販売され、各国語での吹き替えで放送されている。本作品も同じく世界各国で放送されたが、1978年に放送を開始したフィリピンでは特に大人気で(フィリピン国営放送で毎週金曜日18:00-18:30(現地時間)に放映された)、最高視聴率が58% を記録した。当時テレビアニメといえばアメリカ作品しかなかったフィリピンでは、子供たちにとって『ボルテスV』の登場は衝撃的な出来事であったらしい。さらには『ボルテスV』の成功を契機に、フィリピンに次々と日本のロボットアニメが輸入されることになった。\n\nフィリピンでは、子供の人気とは裏腹に、大人たちの『ボルテスV』への反発が存在した。当時の放送の担当者には、本作品による子供への悪影響を心配した親や教師から「本作品の内容が暴力的であり、道徳的でない」としたものや「子供がボルテスVに夢中になるばかりにキャラクターグッズを欲しがったり、勉強をしなくなったりする」ことを心配する抗議の声が寄せられた。また、第二次世界大戦後のフィリピンでの反日感情からボルテスVの武器を侍の刀の象徴であるとか、旧日本軍の賛美や戦時中の行いを正当化したもの、軍人精神を称えるものと捉えたり、本作品を皮切りに日本企業が台頭してくることを警戒する声もあり、民間で抗議団体も結成された。\n\n最終話直前の1979年8月、時の大統領フェルディナンド・マルコスが放送禁止を宣言し、国営放送での『ボルテスV』は放送中止された。このフィリピンでの『ボルテスV』を巡る話題は、日本でもマスコミを通じて紹介された。まず『週刊読売』1979年2月4日号では、フィリピンでの『ボルテスV』人気を報じた。続いて、1979年8月29日付の『東京新聞』では、当時のマルコス大統領が暴力的として中止に乗り出したことを伝えた。『週刊アサヒ芸能』1979年10月4日号も放映中止事件を扱っている。いずれも俗悪な暴力番組のため放送中止になったという扱いだった。\n\n国営放送で本作品の残りの回が放映されたのは、エドゥサ革命でマルコス政権が倒れた直後の1986年であった。そのため「ボルテスVを放映させるために革命が起き、マルコス政権が倒れた。」というジョークが語られることがあるが、この放送再開時にはかつてのような熱狂的ブームも抗議活動もなかったという。\n\n評論家の岡田斗司夫は、1996年に出版した『オタク学入門』で、ストーリー後半が革命を示唆する内容であったため、独裁的な政権運営を行なっていた当時のマルコス政権による政治的圧力で放送が禁止された、と解釈している。「かつて国を追われた名門出の改革者で、長年の苦難を乗り越え帰国、革命を起こすラ・ゴール(地球名は剛健太郎)」は、当時亡命中で後に暗殺された元上院議員ベニグノ・アキノを連想させなくもない。\n\n一方、フィリピン人スタッフ制作でこの問題をテーマにした番組『NHKスペシャル・ドキュメンタリーアジア発』第1回「フィリピン『日本製アニメに何を見たか』-ボルテスファイブを知っていますか?-」(1991年9月30日放送)では、フィリピン人から見た打ち切り問題の原因が論じられている。政治的判断によりボルテスが打ち切られたとする意見に対し、番組内では、『ボルテスV』を配給していた企業が「政界のその筋にパイプを持っていなかったため、我が社だけが不公平な扱いを受けた。ビジネスにはよくある話である」と説明している。また、上述のように第二次世界大戦後のリアルな反日感情を持ち『ボルテスV』に反対していた大人の世代と、強い反日感情を持たず「ボルテスVが面白かったので見ていただけで、ボルテスVでさえあればどこの国の製品でも構わなかった」と考える子供の世代とのジェネレーションギャップなどといった、様々な観点が紹介されている。\n\nさらに時代が下り、1999年から『ボルテスV』の再放送が始まると、リバイバルブームになった。最高視聴率が40%を超え、日本語の主題歌「ボルテスVの歌」も大ヒットした。朝の時間帯に放送していたため、子供が学校になかなか行こうとしなかったという話もある。主題歌を歌った堀江美都子がフィリピンでライブを行った際は、国賓並みの待遇を受けたという。当時の『東京新聞』では、現地に駐在の記者が、主題歌の日本語歌詞を入手した現地の人に「英語に訳してくれ」といわれ、「Even if...」と訳していったというエピソードを掲載している。\n\n2006年、安倍晋三総理夫妻がフィリピンを訪問した際、昭恵夫人が訪問した施設において、現地の若者たちは本作品のエンディングテーマを歌って迎えた。\n\n2017年12月10日、『超電磁マシーン ボルテスV』の放送40周年を記念し、フィリピン・マニラにてキャラクターマラソン&ファンイベントを開催。5 kmのキャラクターランと堀江美都子による「ボルテスVの歌」ステージショーを実施した。2020年1月、実写によるリメイク版『Voltes V Legacy』の制作が発表された。\n\n\n\n\n\n"}
{"title": "闘将ダイモス", "doc_id": "123944", "url": "https://ja.wikipedia.org/wiki?curid=123944", "article": "闘将ダイモス\n\n『闘将ダイモス』(とうしょうダイモス)は、1978年(昭和53年)4月1日から1979年(昭和54年)1月27日までテレビ朝日系列で、毎週土曜18:00 - 18:30(JST)に全44話が放送された、東映制作のロボットアニメ。\n\n長浜忠夫監督による「長浜ロマンロボット3部作」の第3作に数えられており、東映が企画し、制作は日本サンライズに委託するという制作体制は踏襲されている。\n\n「友情」をテーマにした『超電磁ロボ コン・バトラーV』、「父子の愛」をテーマにした『超電磁マシーン ボルテスV』に続き、本作品では「男女の愛」がテーマとして掲げられた。『ロミオとジュリエット』のオマージュとしてロボットアニメに異星人同士の恋愛要素を持ち込んだ。地球を攻撃する異星人側も、一方的に侵略戦争を仕掛けるのではなく、平和裡の移住を求めた交渉の場で起きた惨事から戦争に発展し、戦時下でも民主化や地球との和平を求めるレジスタンス運動が存在することが描かれるなど、よりドラマ性を重視した作劇が志向されている。\n\nまた本作品では実写畑からきた鈴木武幸プロデューサーの発案で、アニメでありながら殺陣師として高橋一俊を起用。本作品のアクションシーンは高橋の動きを撮影したものをトレースして描かれており、鈴木によると「実写のアクションによる面白さを加味できた」としている。\n\n長らく映像商品化されず、レンタルビデオも存在しなかった。スカイパーフェクTV!での放送以外では視聴困難な作品であったが、2007年にDVD-BOXが発売された。\n\n母星を失って巨大宇宙船で太陽系に現れたバーム星人が安住の地を求めて呼びかけた地球人との会見は、バーム星代表のリオン大元帥が何者かに毒殺されるという暗殺事件によって決裂した。後任のオルバンはこれを地球側の陰謀であるとして人類に報復宣戦し、1999年、リオンの遺児リヒテル提督に率いさせた戦闘ロボ軍団で攻撃を開始する。そこへ巨大変形ロボ「ダイモス」を駆ってバームのメカ戦士と戦う竜崎一矢は、戦いの中で記憶喪失の少女エリカと出会う。いつしか2人は恋に落ちるが、実はエリカはバーム星人であり、リヒテルの妹であった。\n\n\n\n\n竜崎博士と和泉博士が設計した、惑星開発用巨大トレーラー「トランザー」が変形するスーパーロボット。空中戦が多く、終盤の小バーム解放戦では宇宙空間でも戦闘を行った。動力源はダイモライト、装甲材質はダイモニウム。ダイモライトは惑星探査の結果持ち帰られた、人類にとっては未知の新エネルギー源である。操縦者は、博士の息子・竜崎一矢。一矢専用に開発されたようで脳波が登録されており、一矢の空手を活かして操縦者の筋電流を増幅することで操縦者の動きをそのままトレースするように作られている。そのため操縦桿は無く、上半身にチューブ状のトレーサーが付着して操縦する仕組みになっている。下半身の制御は脳波コントロールシステムで動かす。ダイモスの受けたダメージもフィードバックするのか、一矢はやられる度に苦しんでいた。またダイモスは表情があるロボットでもあり、口が技名の連呼にあわせて開く。身長45m、体重150tと前2作(『超電磁ロボ コン・バトラーV』『超電磁マシーン ボルテスV』)の超電磁ロボに比べて小ぶりであり、変形はするが大きな合体はしない。また、シリーズの登録商標だった「超電磁」を冠していないことも特徴の一つである。\n\n元々は他星のテラフォーミングのための地下都市建設用として設計され、バーム星人との戦いに備えて改造された。そのため固定武装は少なく、戦闘は操縦者の体術に負うところが多い。両脚になる部分は空洞の貨物室となっており、武装や資材を運ぶことが出来た。\n\n\n惑星開発用大型トレーラー。普段はガード・ダイモビック近くの竜神岩内部に格納されている。一矢のコールサイン「トランザー!ゴー!」によってダイモライトのエネルギーが呼び覚まされて起動し、コールサイン「ダイモス!バトルターン!」でダイモスへと変形する。車体最後部(ダイモスの足の裏)にトライパー収納口がある。その変形プロセスは長く、一矢がダイモビック内のシューターに飛び込んでからダイモスに変形するまでフルバージョンで2分以上あった。最終回では小バームの制御室へ突入し大破した。ダイモス時の頭部にあたる箇所には機銃を装備(変形時には砲身は収納される)、敵メカとの戦闘で使用した。\n\nデザインした村上克司によると、自身が子供の頃に好きだったアメリカントレーラーをモチーフにしたとのこと。\n\n一矢が搭乗する高性能スポーツカー。通常は単座だが、ボタン操作により助手席を展開させる事も出来る。ガード・ダイモビックの先端部から発進して一矢のコールサイン「ジャスティーン!(Just In)」と共にトランザーと合体、操縦席のみが頭部に移動してダイモスのコクピットとなる。ダイモビックからの発進時やトランザーとの合体時には車体後部にあるウィングが左右に展開し、中央からトランザーとの連結装置を兼ねたジェットエンジンがせり上がる。ドアはなく、キャノピー(フロントガラス)が丸ごとポップアップして乗り込む。車体に何らかの異常が生じた場合、ガード・ダイモビックへ向けて異常を知らせる信号が発信される仕組みになっている。\nなお、「ジャスティーン!」の掛け声は一矢を演じる神谷明だけでなく、予告編のナレーターを務めるリヒテル役の市川治も、「次回、『○○○(サブタイトル)』に、ジャスティーン!」と毎回叫んでいた。\n\n\n本作品は打ち切りによる話数削減を余儀なくされたとされており、アニメ最終回はオルバン大元帥が倒され小バームの木星落下を止めたところで終わっている。ラストに至るまでのストーリー展開はかなりあわただしく、各キャラクターの最期もあっさりとした描写となっている(一例として、ライザは小バームで銃弾に倒れるが、放送が続いていれば別の結末があったとも言われる)。\n\n長浜監督が『ロマンロボアニメ・クライマックス・セレクション』(株式会社マジックボックス刊)に寄せた文章によれば、打ち切りが無ければさらにその続きを描く構想があったことを明かしており、最終回はバームと地球の友好が実現し、バーム星人の移住先を確保するために火星をテラフォーミングする開拓団が出発する構成とするつもりだった。ラストカットは概ね下記の様にする予定であったという。\n\n前二作を手がけた筒井広志に代わり、本作品では菊池俊輔がBGMおよび主題歌・挿入歌の作曲を担当した。また、挿入歌の編曲には東海林修や小笠原寛も参加した。\n\n菊池はそれまで手がけていたほとんどの作品において、主題歌・挿入歌の作・編曲およびBGMの作・編曲をセットで引き受けていたが、本作品を手掛けた頃より分業での受注も増えるようになる(『円卓の騎士物語 燃えろアーサー』『仮面ライダー (スカイライダー)』も参照)。\n\n番組放送時に発売されたLPには主題歌・挿入歌に加え、同LP用に書き下ろされた脚本によるミニ・ドラマが曲間に収録され、相互に補佐する構成になっていた。なお、挿入歌のコーラスを担当した神代ユースコーラスは『SF西遊記スタージンガー』でも菊池俊輔と組んでいる。\n\nエンディングテーマ「エリカのバラード」と挿入歌「二人の祈り」「愛の神話」をかおりくみことデュエットした大倉正丈は、挿入歌「心の握手をさあ君も」の歌唱を担当したこおろぎ'73のメンバーである。\n\n\n\n出典は個別に提示されているものを除き、右記のものを使用する。\n\n1979年3月17日封切りの『東映まんがまつり』で、本作品第24話のブローアップ版が公開された。同時上映作は、『龍の子太郎』『SF西遊記スタージンガー』『キャプテン・フューチャー』『ピンク・レディーと春休み』の計4本。\n\n\nダイモスは、以下のスーパーロボット大戦シリーズ作品に登場(参戦)している。\n\nこのうち『第3次スーパーロボット大戦α 終焉の銀河へ』では、『超電磁ロボ コン・バトラーV』と『超電磁マシーン ボルテスV』との3体による合体攻撃「超電磁烈風正拳突き」が使用可能である。\n\n\n\n"}
{"title": "銀河鉄道物語", "doc_id": "123947", "url": "https://ja.wikipedia.org/wiki?curid=123947", "article": "銀河鉄道物語\n\n!style=\"background-color: #e6e9ff; white-space:nowrap\"|原作\n\n『銀河鉄道物語』(ぎんがてつどうものがたり )は、松本零士原作のSFアニメ、漫画作品。略称は「銀鉄」など。\n\n本項目では、アニメ作品を中心に記述する。記述する作品は以下の通り。なお、状況に応じて括弧内の略号を使用する。\n\nアニメは2003年から2007年にかけて、全3シリーズが発表された。『銀河鉄道物語』、『銀河鉄道物語 〜永遠への分岐点〜』はテレビアニメとして、『銀河鉄道物語 〜忘れられた時の惑星〜』はOVAとして制作されている(後述)。\n\nまた、松本零士自身の漫画家活動50周年記念作品の漫画も執筆された。こちらは『ビッグコミック』にて『銀河鉄道999』のエピソードの一部として3編、『ビッグコミックスペリオール』2003年11月30日増刊にて『銀河鉄道物語』として書き下ろしたエピソード3編と、同2005年2月15日増刊にて、『銀河鉄道999』42-45話と併せて収録の2編がそれぞれ掲載された。\n\nシリーズを通して、原作者・松本零士が創造した『銀河鉄道999』と同じ世界で物語が繰り広げられる。しかし、同原作者の作品『銀河鉄道999』との関係は、銀河鉄道を舞台にしたこと以外は作品中で語られていない。999号も登場するが、本作ではあくまで銀河鉄道の1列車という役割である。なお、OVA『忘れられた時の惑星』では、SDFと999の関係、『999』の登場人物とSDF小隊の面々との関わりが明かされている(後述)。\n\nこの他、『宇宙海賊キャプテンハーロック』や『漂流幹線000』など、様々な松本作品が元ネタになっている設定や小ネタが随所に登場した。\n\n\n\n以下のキャラクターは、本作シリーズの主な登場人物。\n\n\n\n\n『銀河鉄道情報局』(ぎんがてつどうじょうほうきょく)は、『銀河鉄道物語』シリーズのプロモーションを目的としたインターネットラジオ番組である。OVA『銀河鉄道物語 〜忘れられた時の惑星〜』の制作発表を受けて放送を開始した。\n\nパーソナリティは、声優の矢薙直樹と真田アサミ。また、第13回以降は先述の2人に加え、『銀河鉄道物語』シリーズのプロデューサー・こんひろしが参加した。\n\n2005年9月16日から2007年4月12日まで『銀河鉄道物語』公式サイトと音泉で全25回が配信された。更新は終了しているが、公式サイトでは現在も聴取可能。不定期に金曜日(後に木曜日)に更新された。また、音泉での配信は公式サイト更新の1週間後に行われた。第12回目の2006年3月10日更新後、一旦休止してリニューアルされた。同年5月12日より再開され、TV第2シリーズ『銀河鉄道物語 〜永遠への分岐点〜』の放送終了、『忘れられた時の惑星』の発表を経た後、第25回(2007年4月12日)を以って配信を終了した。\n\n番組では、「銀河鉄道」に関する川柳を募集して発表する「銀河鉄道川柳部」、リスナーの懺悔にユキ(鈴木菜穂子)が応える「セクサロイドユキの懺悔室」などのコーナーがあった。\n\nアニメと同じ世界観を舞台にしているが、原作ではない。大山トチローの息子である大山昇太が親友・有紀学の名を借りて登場する。また、この漫画版では学は『宇宙海賊キャプテンハーロック』に登場するアルカディア号の乗組員・有紀螢の弟と言及されている。初出では『銀河鉄道物語』として発表されたものの、単行本刊行時に小学館 ビッグコミックスゴールドコミックス『銀河鉄道999』21巻に収録された。サブタイトルに「銀河鉄道物語」とつけられ、『999』エターナル編40話前編・後編と41話の3回分と『銀河鉄道物語』として執筆された5話が収録されている。\n\n\n\n\n\n\n"}
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