`as const satisfies T` は型チェックが行われつつも、型推論結果が保持される

[hro19]

この二つの違いは何でしょう。

const initialSpeechOptions: Readonly<Record<string, string>> = {
  verb: "動詞",
  idiom: "熟語",
  adjective: "形容詞",
  adverb: "副詞",
  noun: "名詞",
  auxiliaryVerb: "助動詞",
  gerund: "動名詞",
  all: "全て",
};

const initialSpeechOptions = {
  verb: "動詞",
  idiom: "熟語",
  adjective: "形容詞",
  adverb: "副詞",
  noun: "名詞",
  auxiliaryVerb: "助動詞",
  gerund: "動名詞",
  all: "全て",
} as const satisfies Record<string, unknown>;

[hro19]

上記の場合（型注釈）はあらかじめ決められた型が推論値に使われます。 一方下記の場合（satisfies）は型をチャックしてから推論値が定義されるという、とっても便利な関数です。 ですのであらかじめ設定しておく型エイリアスはunknownなどを使うことによって、推論値を持たせることが出来る。

長所

• 型注釈では型推論結果が失われる。satisfiesでは推論値を保持できる。
• initialSpeechOptionsの項目を増やすことも減らすこともできる。
• 現在すべてのvalue値はリテラル型に型推論される（as constが無ければプリミティブ型に型推論される）。
• 低数値をexport する場合は、積極的に使える。