２．地理情報の取り扱い機能の改良

iRICで取り扱える地理情報ファイルフォーマットの標準化、iproファイルの軽量化を目的として以下を行う。

（１）データフォーマットの標準化現状iRICでは横断測量、ラスタ、ベクタ（点、線、ポリゴン）等のデータをiRICオリジナルのデータフォーマットで格納している。それらをGISで利用されている標準的なフォーマットのデータとiRIC専用メタ情報に分離して取り扱うための機能を実装する。上記はiRICで読み込めるすべての地理情報を対象とする。

（２）iproファイルの軽量化現状iRICで読み込んだ地理情報は、iRICのプロジェクト（iproファイルなど）に格納されることが必須となっている。そのため点群など大容量データを読み込んだiproファイルは大きなサイズになる。異なる条件の計算を行う場合、iproファイルをCopyして条件変更を行うが、その都度大きなサイズのiproファイルを生成する必要があり無駄が多い。これらを回避するため、地理情報をipro内に格納する/しないをユーザーが選択できる機能を実装する。