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病名 開始日終了日のマッピング先要素の明示 #590

Open yaju123 opened 4 months ago

yaju123 commented 4 months ago

概要

病名 開始日修了日がConditionリソースのどの要素にマッピングされるかの明示

依頼先

SWG4(?)

該当ページ

期日

要望背景

病名の情報交換では開始日・終了日を交換対象とすることが殆どかと思います 一方で開始日終了日はConditionリソースのどの要素にマッピングされるのか 判断が容易ではなく profile間にゆらぎがある状況です

jp-coreでマッピング先の要素を特定し 国内の交換で一貫性を提供できるよう ご検討頂ければ幸いです(jp-coreでは特定しないという判断であっても助かります)

開始日終了日のマッピング先についてです ・開始日  開始日=病名の診断日という認識です  これに近い情報が   - onset(発症日)   - recordedDate(システム初回記録日時)   - condition-assertedDate(standard extension アサート開始日)
   https://hl7.org/fhir/extensions/StructureDefinition-condition-assertedDate.html  とあります。    clinsではonsetが開始日のマッピング先となっていますが、私個人としては疑義があります   →https://jpfhir.jp/fhir/clins/igv1-rc1/StructureDefinition-JP-Condition-eCS-definitions.html#diff_Condition.onset[x]  condition-assertedDateが一致していそうではあります(これを推薦しているわけではありません)

・終了日  終了日=病名オーダの終了日(レセプトの申請期間終了日)で、転院など 必ずしも病名が解決した日ではない認識です  近い意味の要素が   - abatement(軽快、解決日)  となっていますが、先の通り終了日と意味が一致しないケースがあります  

修正案

standard extensionの採用、独自 extension 追加(period型など)、既存の意味の近い要素を指定する 

skoba commented 4 months ago

これは結構めんどくさい問題です。 病名の開始日、終了日というのは、保険給付の開始日、終了日で医学的概念とはそもそも一致しません。 6月26日に発熱して、6月28日に病院を受診して検査し、6月30日に検査結果から病名を診断して薬を出して、7月2日にまだ咳が出るというので咳止めを出して、7月5日頃咳が止まって、以後受診なしという場合は以下のようになります。 6月26日:発症日(onset) 6月28日:開始日、初診日 6月30日:診断日 7月2日:終了日 7月5日:軽快日

となります。したがいまして、Conditionではなくて、Coverage.periodのstart, endにマッピングすべきと考えておりましたが、いかがでしょうか。

yaju123 commented 4 months ago

ありがとうございます。勉強になります。

Conditionリソース以外のリソースへのマッピングは エンジニア泣かせではありますが 興味深いです 請求関連のリソースなどでしょうか

医学的概念と一致しない点につきましては 保険給付対象となる期間 = その病名への診療期間  というような読み替えができるならば Conditionの範囲となり扱いやすい とは思いました

skoba commented 4 months ago

あるいは保険病名に限定するConditionをJP_Condition_Hokenなど別立てでProfile作成した方が混乱が少ないかもしれませんね。 現在のJP_Conditionは3文書を記述するために作成されていて、必ずしも保険請求に必要とされる部分をカバーしていませんが、電子カルテ、医事請求のためには開始日、終了日が必要で必ず記録されます。つまり、紹介状や、患者サマリーに病名の開始日、終了日は必要ないが当然ながら電子カルテには記録される。こうしたものは他にもいろいろあると思います。

skoba commented 4 months ago

本題に戻って、 JP_Condition_eCSの場合ですと、病名の出所はレセプト情報?という話をうかがっておりますので、開始日、終了日以外の情報がなく、割り当てるとしたらそこしかないのだろうとも思います。

ご指摘のようにJP_Condition_eCSで開始日に割り当てられているonsetは一般的な医学概念のonsetとは異なるので混乱を避けるようにする必要があると思います。

tmitanitky commented 4 months ago

SS-MIX2では開始日=発症日、終了日=病名解決日となっていました。 「病名の開始日、終了日=保険給付の開始日、終了日」というのは一般的な認識でしょうか。

また、「保険給付の開始日、終了日」とした時に、保険の変更があった際に前の期間が終了して、新たな期間が開始されるのかが気になります。「その病名への診療期間」という形で通しで用いられるのであれば、Coverageよりも(condition-assertedDateを含む)何らかのextensionか、Encounter.periodなどが良いかもしれません。Encounterリソースの説明には、財務上の集約にも使用されるとありました。

医事請求で用いられるのであれば、個別の請求でClaim.periodを利用するのはまた意味合いが違うでしょうか。

skoba commented 4 months ago

こちらの北海道厚生局の資料6ページにおいても診療録中の「傷病名記載においては診療開始日、診療終了日を明記すること」とされていますので、病名において開始日というのは診療開始日で、保険診療においては給付の開始日に相当すると少なくとも厚労省は考えていると思います。 https://kouseikyoku.mhlw.go.jp/hokkaido/documents/ika27.pdf

HL7 V2(SS-MIX)/FHIRのonsetをその開始日にあてることについては混乱も生じるため、あまりよいとは思いませんが、保険診療上の病名であるというコンテキストが明示的にわかるようにProfileで制約をかけるのであればそれもよいかと思います。 Claim.periodで期間を示し、Claim.diagnosisで病名を提示するというようにすればかなりわかりやすいとは思います。

findex-miyakawa commented 4 months ago

FHIRとしては以下を期待していると推測していました。

医学的な意味での疾病期間: onset,abatement 医療機関における治療期間: encounter.period 保険請求に関しては、独立したリソースとしてCoverage,Claimを作成する。

いずれにしてもjp coreとしては混乱をしないように解説があったほうがよさそうですね。