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日本語翻訳のルール Tips #81

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starfort-jp commented 8 years ago

他の翻訳で必要になって作ったものですが、こちらでも参考になりそうなので、上げときます。 特に注目すべきは、長音記号の扱いで、従来から変更になっています。 適宜、必要と思われるところをご自由にお使いください。

追記:不要になったら、クローズをお願いします。 追記:4.0.3の日本語訳は収束したと思いますので、クローズしときます♪ //--- <<日本語翻訳のルール>> date: 07/10/2016 email: starfort@nifty.com

1)原文体裁の尊重 原則として、ページ区切り、段落分け、インデント、箇条書きは、原文通りとする。

2)訳注・コメント 疑問点・不明な訳語・誤植などがあれば、訳注を添えておく。 訳注には、原文の当該箇所および詳細コメントを明記する。 例)原文は"can nat"だが、"can not"の誤植と思われるので訳文は"できない"とした。

3)参照文献 原則としては、原文の後に必要に応じて訳文をかっこ内に入れる。 ただし邦訳がある場合は、邦訳名を先にし必要に応じで原文をかっこ内に入れてもよい。

4)文体 ですます体/である体の混合は避け、必ずどちらかへ統一する。 一般に技術文書では、である体が望ましい。 ただし、マニュアル等のユーザー向け文書を除く。(ですます体の方が好ましい。)

5)句読点 できるだけ日本語用の句読点だけで済ませ、必要な場合のみ欧文用の句読点を使う。 括弧には、漢字や仮名を囲む場合は「 」、英字英文や数字を囲む括弧は" "を使う。 数式、化学式、コンピュータ・プログラム等では、慣用に従って欧文の句読点を使う。 例)i = 1, 2, 3, ..., n

6)訳語・訳文の統一 原則として(同じ意味の)同一の単語、類似の文章は、同じ形に訳する。 類似の意味の単語でも明らかに同じ意味の場合は、同じ訳語をあてる。 逆に同一の単語であっても別の意味で使われる場合には、別の訳語をあてる。 同じ訳語が違う意味を持たないように留意する。

7)略語 原則、原文通りとし、フル語形の後に略語形が括弧内で示される場合等も同様とする。

8)固有名詞 海外企業等の固有名詞で日本語名があるものはそれを使わなければならない。 逆に日本の企業等が英語名を決めてある場合は、正式の訳名を使わなければならない。 これは企業名だけではなく、商品名なども同様。

9)仮名遣い・送り仮名 ・接続詞・副詞・形式名詞などには平仮名を使う。 例)誤:×乃至  ×且つ ×或る ×事  ×為   正:○ないし ○かつ ○ある ○こと ○ため ・複合語の送り仮名については、動詞は全部送り、名詞形は語尾だけ送り、成語は送り字なしにする。 例)読み取る 読取り 読取装置

10)音引き 平成三年六月二十八日の内閣告示第二号「外来語の表記」を受けた、JIS Z 8301:2008 の「英語の語末の -er, -or, -ar などは、ア列の長音とし、長音符号を用いて表すものに当たるとみなす」に準拠することが望ましい。 (従来の”3音以上の場合には語尾に長音符号を付けない”でも誤りではないとされているが、今後は新しい基準に移行が見込まれるので従うことが望ましい。)

11)音訳複合語 3つの方法がある。 1)区切りをつけずに続ける 2)原文に準じてスペースを入れる 3)原語の切れ目に区切り記号(中黒(・))を入れる 特に指示がない場合、一括変換によって変換できるので3)を採用することが望ましい。 またこの場合、原則として原文どおりに区切りを入れる。 例)Silicon On Insulator > シリコン・オン・インシュレータ ただし、動詞+副詞からなる複合語は区切りを入れず一語とする。 例)セットアップ、プルダウン