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Liz Fosslien and Mollie West Duffy(2020). How to Combat Zoom Fatigue https://hbr.org/2020/04/how-to-combat-zoom-fatigue
2020年にハーバードビジネスレビューで紹介されていた、Zoom疲れを軽減する5つの方法を紹介ですー。 私も最近、社内外でZoomをする機会が増えて「Zoomが多いと疲れるんだよな～」と感じることが増えました。 実際、Zoomって対面の会議よりも疲労感が大きくなりることがわかっています。 理由として、 ・自分が常に見られている感覚があること ・発言者が自動でフォーカスされるため、自然とその人に目が行き、凝視してしまうこと ・音声が聞き取りにくいこと など、入ってくる情報量が多く、監視されていることのストレスは物理的な空間よりも大きくなるわけです。
そこで今回はZoom疲れを軽減する５つの方法について、2020年にハーバードビジネスレビューで紹介されていたものを紹介します
①Web会議中のマルチタスクを避ける
・多くの人はより短時間で多くのことをこなそうと考えてしまいがちなので、Web会議中に別のことをこなそうという心理が働いてしまう。 ・しかし、タスクスイッチングによって生産性が40％も減少することがわかっているため、Web会議中はあらゆる通知をオフにしておき、心に余裕があるときに返事をした方がよい。
②休憩を挟むようにする
・私たちはビデオ通話をすることに慣れている、と思っており、30分以上画面を凝視して話を聴くことが苦ではない。 ・しかし、実際に終わってみると、自分が思っている以上に疲労感は大きいものである。 ・どうしても連続して会議があったり、長時間のWeb会議がある場合は、 標準的な30分や1時間ではなく、25分や50分に設定し、その間に立ち上がって動けるようにしたり、 画面から離れる時間を確保することを推奨する。
③スクリーンからの刺激を減らす
・先行研究によると、ビデオに自分が映っているとき、人は無意識的に自分の顔を見つめる時間が最も長くなる傾向があることがわかっている。 ・これは自分自身を視界から消すことで対処できるが、他の人が移っているスクリーンから受ける情報量は、私たちが思っているほど多いため、全員が画面オフにすることを許容するような合意を取ることも検討する必要がある。
④大人数の場合は任意参加にする
・大人数の会議になると、参加者は何を期待されているのかわからなかったり、いつ発言すべきか、すべきでないかを常に考えていたりすると、圧倒されてしまいがち ・参加を義務でないようにしたり、ファシリテーターを設定して、どのような順番で発言すべきかを明確にすることで、全員がお互いの意見を聞くことができるようになる。 ・日本の場合は全員義務参加になることも多いので、そういう時はビデオをオフにしたり、Web会議中はワイヤレスイヤホンに切り替えて、画面を見なくても参加できるようにすることも良いかもしれません。
⑤Web会議の日程を調整する
・一日に複数の会議を入れる傾向が高い人もいる。 役職上、それが仕方ない人もいるかもしれないが、複数のWeb会議が入っている場合は、別の日に日程を調整できないか検討したり、スケジュールを入れる時に、会議の日程がばらけるように工夫することもよい ・複数の会議が連続すると疲労感がとても大きくなるので、仕事はほとんど進んでないにも関わらず、仕事した気分にはなれるので、会議以降の仕事が忙しくなることも頻繁に起こりやすい。
リーダー、マネージャー、エグゼクティブ層になると、やたら頻繁にZoomの商談が入っているのを見かけますが、科学的に見れば非常に生産性が低い働き方をしているなーと見えますねー。 多くの商談をこなすことが受注につながる、というように成果に紐づいているのであれば良いかもしれませんが、 Zoomの打ち合わせなんてものは日程調整もできますし、マネージャー層であれば商談以外にやるべき仕事が他にたくさんあるはずなので、偉い人たちが会議や打ち合わせばかりしていたら、「あー仕事しているつもりになっているんだなー」と温かい目で見守りましょう。。
私の場合は最近だと「セルフビュー」を非表示に設定することで、自分の顔が映らないように設定を変えたりしています。 これだけでもだいぶ気持ち変わるのでおすすめですー。
0. 論文タイトル・URL
Liz Fosslien and Mollie West Duffy(2020). How to Combat Zoom Fatigue https://hbr.org/2020/04/how-to-combat-zoom-fatigue
1. その論文の目的・どこのリサーチか
2020年にハーバードビジネスレビューで紹介されていた、Zoom疲れを軽減する5つの方法を紹介ですー。 私も最近、社内外でZoomをする機会が増えて「Zoomが多いと疲れるんだよな～」と感じることが増えました。 実際、Zoomって対面の会議よりも疲労感が大きくなりることがわかっています。 理由として、 ・自分が常に見られている感覚があること ・発言者が自動でフォーカスされるため、自然とその人に目が行き、凝視してしまうこと ・音声が聞き取りにくいこと など、入ってくる情報量が多く、監視されていることのストレスは物理的な空間よりも大きくなるわけです。
そこで今回はZoom疲れを軽減する５つの方法について、2020年にハーバードビジネスレビューで紹介されていたものを紹介します
2. 結果
・多くの人はより短時間で多くのことをこなそうと考えてしまいがちなので、Web会議中に別のことをこなそうという心理が働いてしまう。 ・しかし、タスクスイッチングによって生産性が40％も減少することがわかっているため、Web会議中はあらゆる通知をオフにしておき、心に余裕があるときに返事をした方がよい。
・私たちはビデオ通話をすることに慣れている、と思っており、30分以上画面を凝視して話を聴くことが苦ではない。 ・しかし、実際に終わってみると、自分が思っている以上に疲労感は大きいものである。 ・どうしても連続して会議があったり、長時間のWeb会議がある場合は、 標準的な30分や1時間ではなく、25分や50分に設定し、その間に立ち上がって動けるようにしたり、 画面から離れる時間を確保することを推奨する。
・先行研究によると、ビデオに自分が映っているとき、人は無意識的に自分の顔を見つめる時間が最も長くなる傾向があることがわかっている。 ・これは自分自身を視界から消すことで対処できるが、他の人が移っているスクリーンから受ける情報量は、私たちが思っているほど多いため、全員が画面オフにすることを許容するような合意を取ることも検討する必要がある。
・大人数の会議になると、参加者は何を期待されているのかわからなかったり、いつ発言すべきか、すべきでないかを常に考えていたりすると、圧倒されてしまいがち ・参加を義務でないようにしたり、ファシリテーターを設定して、どのような順番で発言すべきかを明確にすることで、全員がお互いの意見を聞くことができるようになる。 ・日本の場合は全員義務参加になることも多いので、そういう時はビデオをオフにしたり、Web会議中はワイヤレスイヤホンに切り替えて、画面を見なくても参加できるようにすることも良いかもしれません。
・一日に複数の会議を入れる傾向が高い人もいる。 役職上、それが仕方ない人もいるかもしれないが、複数のWeb会議が入っている場合は、別の日に日程を調整できないか検討したり、スケジュールを入れる時に、会議の日程がばらけるように工夫することもよい ・複数の会議が連続すると疲労感がとても大きくなるので、仕事はほとんど進んでないにも関わらず、仕事した気分にはなれるので、会議以降の仕事が忙しくなることも頻繁に起こりやすい。
3. 結論・まとめ・どんな使い方ができる？
リーダー、マネージャー、エグゼクティブ層になると、やたら頻繁にZoomの商談が入っているのを見かけますが、科学的に見れば非常に生産性が低い働き方をしているなーと見えますねー。 多くの商談をこなすことが受注につながる、というように成果に紐づいているのであれば良いかもしれませんが、 Zoomの打ち合わせなんてものは日程調整もできますし、マネージャー層であれば商談以外にやるべき仕事が他にたくさんあるはずなので、偉い人たちが会議や打ち合わせばかりしていたら、「あー仕事しているつもりになっているんだなー」と温かい目で見守りましょう。。
私の場合は最近だと「セルフビュー」を非表示に設定することで、自分の顔が映らないように設定を変えたりしています。 これだけでもだいぶ気持ち変わるのでおすすめですー。