GPS問題

[teriha8t8]

TwitterでNakamuraさんに“iOS 13.7には「無条件にEN常時オン」という罠“と言われて、GPSも「常時オン」の罠があるな…と思ったので記録。

iPhone内の「接触通知とプライバシー」の説明文。冒頭で「位置情報サービスを有効にする必要はありません」とあります。 Expressに対応した場合、アプリなしでも接触の通知が受けられる＝ZIPを受信し照合処理が行われることになっています。

ではこの場合、ZIPの配信を受けるために仕事をするのはどこか？

クライアントアプリがなければOSです。この場合はGPSを使います。 GPSで現在地を判定し、OSがダウンロードすることになります。

Expressを利用するときは、「利用可能の通知」をONにする必要があります。 GPSを使うスイッチはこれだけです。

Expressは国/地域がアプリを開発する負担を減らすこと、領域をまたいでも使えることを想定してます。 領域をまたいで接触通知(EN)を使うときにGPSを使うことは仕方ないです。

しかし、Express対応地域で領域を出ないとき、GPSをオフにしたまま使えるのか？という問題が不透明です。 たぶん、ダメでしょうね。 GPSをオフにするならCOCOAアプリのインストールが必須になると思われる。

アプリがなくても接触通知(EN)が使えるという触れ込みで、iPhone内説明文の冒頭で「位置情報サービスを有効にする必要はありません」とあるけれど、アプリがない場合はGPS常時オンが必須。GPSをオフにするならアプリ必須。 Expressは、GPS常時オンかアプリインストールのどちらかになると思われます。 まるで宣伝に偽りありの世界…。

13.7のバグ。 iPhone内の説明文には、「利用可能の通知」をオフにすれば位置情報サービスは無効だとあります。 「利用可能の通知」をオフにしている状態で、日本にいて海外の接触確認アプリにパーミッションを与えると、接触通知(EN)が無効表示(グレートーン)になります。 これは明らかにOSが現在地を判定＝位置情報サービスを使っています。

この辺りは、接触通知(EN)の無効表示があいまいです。リアルタイムで変わったり変わらなかったり。海外のアプリからCOCOAに戻しても無効表示のままだったりと挙動不審です。バグだから曖昧な動きをすると見てますが。 これが明日17日から配信されるiOS14でどうなっているか。