Open hokonch opened 1 year ago
https://github.com/piroor/moezilla-memorial-photobook/blob/56812e8c29777faf8676be37321d3deed1ff539e/article.md?plain=1#L46-L47 「有償での販売ながら」 ティム・バーナーズ=リー著の「Webの創成 (1999)」には、
このブラウザの重要性は、その技術的な側面ではなく、Netscape社がリリースしたその方法にあった。Netscape1.0は、梱包して発送する方法をとらずに、インターネットで配送されたのである。しかも料金をとらずに、無料で配布したのである。
とあります。料金を払わなければ3ヶ月後にライセンス違反、ではあったものの
料金を支払った人もいただろうが、多くの人は支払わずに、ソフトウェアの次のバージョンをダウンロードしたことだろう。それも結局は無料なのだから。(中略)そして、ときがたつにしたがって支払い要求は目立たなくなっていった。
(まあこれはこれで、ティム・バーナーズ=リー史観って感じもするので、必ずしも矛盾というわけではないですが)
https://github.com/piroor/moezilla-memorial-photobook/blob/56812e8c29777faf8676be37321d3deed1ff539e/article.md?plain=1#L21 主題の名前としては「ハイパーテキスト」の方が適切なのでは。 https://github.com/piroor/moezilla-memorial-photobook/blob/56812e8c29777faf8676be37321d3deed1ff539e/article.md?plain=1#L22 「論文データベース構築」のためではないと思われる。もっと汎用的な「情報管理」。当時CERNに提出した企画書 https://github.com/piroor/moezilla-memorial-photobook/blob/56812e8c29777faf8676be37321d3deed1ff539e/article.md?plain=1#L25
『Webの創生』を読む感じでは、ハイパーテキストとインターネットの融合という壮大な構想こそがWebを特徴づけるものであり、「それ用にも有用だったから」という感じではなさそうなので違和感ある書き方です。
CERNの中でWebがあまり利用されていなかったこと、言い換えれば、実際にはCERNの外で急速に広がっていった
ともありますし。
ダウンロードとインストールは容易で、ポイント・アンド・クリックをしてWebにアクセスするまでに覚えなければならないことはほとんどなかった。こういった特徴のおかげで、Mosaicはまもなく他のブラウザよりも頻繁にピックアップされるようになった。Mosaicはほとんど製品と言ってよいものだった。
「IMGタグが目当てにユーザーが増えた」より説得力ある話だと思います。
(自分の致命的な誤読があったので一個前のコメントを削除しました)
Oxford University Press から出てる How the Web was born (2000) だと、「後にタグによってMosaicは名声を得た。とはいえティムが述べるところによると、Mosaicを偉大にしたのはタグではなく、インストールが超簡単なこと、マークのユーザーの献身(報告からバグ修正まで2時間)だ」という感じの書き方なので、前のコメントでに関する記述にケチつけているのは、ティム・バーナーズ=リー史観が過ぎたかもしれません。
日本語版Wikipediaにはそれっぽいこと書いてあるけれど、英語版にはないなと気づいたので、怪しい記述ということでメモしておきます(時間がある時に調べたい)。 まだ、雑にしか調査してないので、ちゃんと出典辿れる記述でしたらすみません。
https://github.com/piroor/moezilla-memorial-photobook/blob/56812e8c29777faf8676be37321d3deed1ff539e/article.md?plain=1#L36-L37
https://github.com/piroor/moezilla-memorial-photobook/blob/56812e8c29777faf8676be37321d3deed1ff539e/article.md?plain=1#L43
https://github.com/piroor/moezilla-memorial-photobook/blob/56812e8c29777faf8676be37321d3deed1ff539e/article.md?plain=1#L44