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[NLP2017]エントレインメント分析に基づく応答文選択モデルの評価 #148

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論文リンク

http://www.anlp.jp/proceedings/annual_meeting/2017/pdf_dir/A4-4.pdf

著者

○水上雅博 (NAIST), 吉野幸一郎 (NAIST/JST), Graham Neubig (NAIST/CMU), 中村哲 (NAIST)

shin-kanouchi commented 5 years ago

概要

エントレインメント(Entrainment)は,同調傾向 やシンクロニー(Synchrony)とも呼ばれ,対話中の 話者間において,話し方や声の調子などの振る舞いが 同調,類似する現象を指す.この現象は,語彙 [2, 10], 統語構造 [15, 16],文体 [13, 5],韻律 [11, 4, 16, 7],発 音 [14],ターンテイク [3, 1],対話行為 [10] など,対話 中の多様な要素で観測されることが知られている [8].

本研究では,エントレインメントを考慮した 用例ベース対話システムの応答文選択手法を提案,評 価する.具体的には,対話行為によって語彙のエント レインメントの度合いが変化する現象に着目し,ユー ザの現在の対話行為とそれに対する応答におけるシス テムの対話行為から次の発話のエントレインメントの 度合いを推定し,適切なエントレインメントが生じて いる応答を選択する.対話中の各発話の対話行為に合 わせてエントレインメントの度合いを変化させること で,ユーザと対話システム間でより高い自然性と対話 意欲を持った対話の実現する

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