Open shin-kanouchi opened 5 years ago
対話破綻の中でも、文脈的・話題的には破綻していないが,円滑な対話を進めるうえで,できれば避けたい表現を判定
本研究では,ユーザの感情の変化に合わせてシステム 自身の感情を表出させることができないために起こる対 話破綻について,発話文から推測可能な感情傾向の比較 により検出する手法を提案する.具体的には,発話文の 分散表現ベクトルをもとに感情が表出されている強度 を推定するモデルを用い,直前の 2 発話における推定結 果との類似度の計算を行うことで,そのパターンを特徴 量として対話破綻のラベルを推定する
本研究では,Project Next NLP 対話タスクで収集さ れた,雑談対話コーパス [1] の開発データを実験用デー タセットとして用いる
本研究では,人手により作成 した感情ラベル付きコーパスをもとに,従来研究よりも汎用性を高めるため,文の分散表現ベクトルを素性とし て学習させた感情推定モデルを構築し,感情ラベルの推 定に用いる.
(9min)
論文リンク
http://www.anlp.jp/proceedings/annual_meeting/2017/pdf_dir/P3-3.pdf
著者
○松本和幸, 任福継, 吉田稔, 北研二 (徳島大)