Open shin-kanouchi opened 5 years ago
本研究では, NMT と PBMT を統合したハイブリッド生成モデル (図1) を対話応答生成に適用する.この手法では,まず PBMT 応答生成モデルが応答を生成する.次に,生成 された応答と元の入力発話の両方を NMT モデルが入力 として受け取り,応答を再生成する.これにより,NMT モデルによる応答生成の利点である発話の流暢さを保ち つつ,問題であった応答の多様化を図る.
評価実験として,NMT,PBMT,ハイブリッドモデ ルを応答の多様性の観点から評価した.全体としては NMT モデルに比べハイブリッドモデルの有意な改善は 確認されなかったが,事例によってはハイブリッドモデ ルが PBMT モデルの出力を用いることで,NMT モデ ルよりも多様な応答生成をすることが確認された
Weston ら [15] は,検索モ デルにより得られた応答を本研究における PBMT 出力 と同じ要領で入力に加え,多様な応答生成を試みている. [15] Jason Weston, Emily Dinan, and Alexander Miller. “Re- trieve and Refine: Improved Sequence Generation Models For Dialogue”. In: Proceedings of the 2018 EMNLP Work- shop SCAI: The 2nd International Workshop on Search- Oriented Conversational AI . 2018, pp. 87–92.
Q-Aペアがある前提だが、こちらの方が気になる。これで色々生成してCVRなどで最適化していけば良さそう
(9分)
論文リンク
http://www.anlp.jp/proceedings/annual_meeting/2019/pdf_dir/B5-3.pdf
著者
○佐藤志貴 (東北大), 大内啓樹 (理研AIP/東北大), 井之上直也, 鈴木潤, 乾健太郎 (東北大/理研AIP)