分散行列・ベクトルのリファクタリング

[wistaria]

• 全ての行列・ベクトルクラスで grid -> mapping -> matrix/vector の構造にする
• grid と grid_1d を統一化する
• mapping と mapping_1d も
• distributed_matrix のコンストラクタに solver を渡す代わりに、solver が提供する mapping を渡すように修正 (matrix/vector クラスと solver の分離)

[t-sakashita]

仕様変更案

統一されたグリッドクラス

grid(comm, num_rows, num_cols, grid_major)

• 今までのgrid_1dは、num_cols=1の特殊な場合。
• num_rowsやnum_colsは-1のとき、自動で設定される。
• num_rows x num_colsが全プロセス数に満たない場合は、先頭からnum_rows x num_cols分だけ使用されるようにする。

２つのmappingクラス

• mapping_vb(grid, dim, block_size[]) プロセスごとに可変なブロックの行列 for distributed_crsクラス、distributed_ccsクラス、distributed_vectorクラス
• mapping_bc(grid, dim, block_size) ブロックサイクリック行列 for distributed_matrixクラス

distrubuted_matrixクラス

• distributed_matrix(mapping_bc)
  ソルバではなく、mapping_bcを渡す。
• distributed_matrix(dim, dim, grid, solver)
  従来のこのコンストラクタも要る。これは、mappingオブジェクトを作らなくてよく、初心者にわかりやすいため。

ソルバクラス

ライブラリ名だけでなく、ソルバ名（ルーチン名、解法）も指定するようにする。 コンストラクタの例：

• parallel_dense_solver(“eigen_exa:tri”)
• parallel_dense_solver(“eigen_exa:penta”)
• parallel_dense_solver(“scalapack:pdsyev”)
• parallel_dense_solver(“scalapack:pdsyevd”)
• 分散行列の型（block size, local leading dimension）を設定する関数は、ライブラリ名だけで判断される。（ソルバ名は関係ない）
• 最適なmappingを戻り値として返すメンバ関数を作る。

密行列向け逐次・並列版に特有の変更点

今まで：ソルバ依存の部分（ソルバの初期化・終了、グリッド、分散行列の生成・破棄）は、できるだけdiagonalize関数に押し込めていた。 これから：各段階で作る。例えば、ソルバのグリッドは、gridクラスで作るなど

[t-sakashita]

mapping_bc, distributed_matrixに関する変更は終了 1f1b60908bc9a9c1dd1f70566d65fefe33c97db0

[t-sakashita]

mapping_bcは、現在、コンストラクタでテンプレートをとる。 これをクラス自体がテンプレートをとるように変更する。

[t-sakashita]

7783761f3f9f321d5fc201bd7740592ba5cb781e