Closed aminophen closed 3 years ago
upmendex では漢字は部首順、画数順、ピンイン順、注音符号順のどれかでソートして見出しを立てることができます。
使用例はここの master ブランチの doc/samples に入れてあります。
CTAN版(=TeX Live版)はCTAN投稿時のレビューでファイルが多すぎるとの指摘を受け削ってしまったのでこの例は含まれていないような気がします。
部首順、画数順、ピンイン順、注音符号順の選択は icu_locale
の指定で行います。
↓ 部首順で hanzi_head
を指定した例。
https://github.com/t-tk/upmendex-package/blob/master/doc/samples/alphabet/mdxsty_zh12.ist
↓ 画数順で hanzi_head
を指定した例。
https://github.com/t-tk/upmendex-package/blob/master/doc/samples/alphabet/mdxsty_zh22.ist
‘
Makefileや入出力ファイルを追っていただければご理解いただけると思います。
hanzi_head
が空のときのデフォルト値(見出しの文字列の組)は、部首順、画数順、ピンイン順、注音符号順のどれかを選択するとそれぞれの場合の初期値になるようにしていたと思います。
(2021/06/05)追記:
部首順、画数順、ピンイン順、注音符号順のいずれでもない場合、漢字は「漢字」という見出しのところにまとめられます。
その場合は最初にご指摘があったように、hanzi_head
に記載した文字列は一つしか現れず、;
以降は無視されます。
これは私の想定通りの動作です。
(2021/06/06)追記:
上記の例 mdxsty_zh12.ist
, mdxsty_zh22.ist
はCTAN版にも含めてありました。
ご説明ありがとうございます。なるほど,例を見てかなりわかってきました。
upmendex というより mendex も共通なのですが,スタイルファイル (.ist) の例をサンプルとして提供するほかに,代表的な物を TEXMFDIST/makeindex に置けると参照しやすいのではという気がしました。pBibTeX については幾つかの .bst がインストールされますし,Makeindex 用 .ist も多数収録されていますので,(up)mendex も幾つか標準的なものを作ってはどうかと思いました。
見出しのスタイルなど細かい組み合わせを考えると無数にあるため,何をもって標準とするかは難しいところですが…,少なくとも「これを元にカスタマイズして下さい」的なものが doc/sample/ ではなく runtime にあるだけで助かる人がいそうです。
また,組み合わせが無数にあるケースへも「(up)mendex 起動時に複数の -s styfile オプションを読めるようにする(同じ変数が競合する場合は後が勝つ)」という拡張機能があれば良さそうだと今思いつきましたがどうでしょうか。
-s styfile オプションを複数読めるようにする、という案は良いと思います。 mendex と共通なので tex-jp-build の方で実装を検討するつもりです。
標準的な .ist とは調べたことも考えたこともなくて何がいいのかよく分かりません。 調べてみます。
訂正
upmendex では漢字は部首順、画数順、ピンイン順のどれかでソートして見出しを立てることができます。 → upmendex では漢字は部首順、画数順、ピンイン順、注音符号順のどれかでソートして見出しを立てることができます。
こちらは閉じます。
https://github.com/t-tk/upmendex-package/releases/tag/v0.58 でマニュアル upmendex.ja.txt, upmendex.1, upmendex.man1.{ps,pdf} に反映完了。
upmendex.ja.txt には
と載っていますが,使い方がよくわかっていません。
(1) デフォルト値は空ではなく "漢字" が入っているような気がします。例えば TeX ソースに
のように読仮名なしのエントリがあると,styfile で
lethead_flag 1
を指定したときに索引の見出しには「漢字」が出ます。なおhanzi_head "かんじ"
と書けば「かんじ」が出るのは期待通りです。(2) 見出し文字列を";"で区切って指定,というのが分かりませんでした。たとえば
"漢;字"
とすると「漢」は出ますが,2個目以降のエントリが有効な状態はどのような場合でしょうか。