LiveScript 1.2.0 -> 1.3.0 更新で後方互換を壊す変更

[teamikl]

LiveScript のバージョンが更新され、互換性のない構文の変更がありました。

require! { A : B } が require! { B : A } になったため、モジュールの読み込みに失敗。

但し、今回の問題では、 グローバルにインストールした LiveScript と、プロジェクト内にインストールされた LiveScript があり、 npm run chat-server では依存性管理のされていない、 グローバルの LiveScript のコマンドを使ってたことに起因します。

解決策

LiveScript v1.2.0 でチャットサーバを起動します。

• [x] インストールする LiveScript のバージョンを 1.2.0 に固定し
• [x] 起動コマンドでプロジェクト内にインストールされた ./node_modules/.bin/lsc を使う
• スクリプトのバージョン更新に追従した変更は（このタスクでは）行いません。

  TODO

• 問題を検出できるようなテストの整備

[teamikl]

問題のコード

require! {
  ws: "websocket.io"
}

が

var ws = require("websocket.io");

と翻訳されていたものが (LiveScript 1.2.0)

var websocket = require("ws");

と翻訳されるようになった。(LiveScript 1.3.0)

ws は websocket.io 内部で使われてる実在モジュールだが、 server.ls 内では変数名として利用していた為に問題が複雑化。

[teamikl]

./src/livescript/client.ls からの client.js 生成にも LiveScript が使われるが、 クライアント側の JS では、今回問題のあった require文は使っていないので、 appの再生成 gulp build は不要です。