Closed aminophen closed 7 years ago
現在 exppl2e に入れているパッチを書いたときに、 \strutbox
の再定義を \set@fontsize
のなかに入れてしまっていたことに今さら気づきました。これはまずかったので、のちほど
\def\strutbox{\iftdir\tstrutbox\else\ystrutbox\fi}
を外へ出しておきます。(メモ:tlb0014.lvt などで垂直位置がずれる)
微妙すぎて判断つかずにいるので、どなたかわかるでしょうか?
%\RequirePackage{exppl2e}
\documentclass{tarticle}
\begin{document}
ほげ\footnote{テスト}ふが。
\end{document}
これの結果が exppl2e を読むか読まないかで数ポイントだけずれるのですが、これは本来あるべき挙動として現行カーネルが正しいのでしょうか、それとも exppl2e 有りが正しいのでしょうか。(変わる原因に \@footnotetext
の \@finalstrut\strutbox
が絡んでいることまでは判っています。)
→ どうやら exppl2e 有りが正しいような気がする。
(この件を考えるのは当面先になると思いますが、一旦トピックとして立てておきます。)
「横組を前提とした LaTeX パッケージが縦組でうまく動かない」というケースのうち幾つかが、\strutbox の仕様に絡んでいるのではないか、という件です。
たとえば(これはよく知られている現象なのでしょうか?)、pLaTeX 縦組で amsmath の align 環境を使うと、「&」が奇数個のときだけ数式番号が \textwidth の端に付かず揃いません。また、leqno のときも、今度は「&」が偶数個のときに上端に付かず揃いません。
なぜ偶奇で挙動が変わるのかがわかっていませんが、今回のケースに限れば冒頭に
を足してみると期待どおりになります。もう少し詳しい例は順次 gist に出します。