\verb+>+ の周囲の和欧文間スペース

[h-kitagawa]

元々は Slack で p_typo さんがLuaTeX-ja について

\ltjsetparameter{alxspmode={`>,3}}したときに，\verb|>|と\texttt{>}で挙動が違うのは既知？ 和文で挟んだとき，verbの方は後ろだけアキができますが，textttでは前後にアキができます（前後でアキがあるのを期待）．

と話されていたことですが，pLaTeX でも同様の現象がみられるので issue を立てました．

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Slack にも書きましたが，原因は \do@noligs 内で > をアクティブ化し

  \leavevmode\kern\z@\char‘\>

に展開されるようにすること（<など，他にも対象文字あり）です．◆\verb+>+ というコードをタイプセットしたときには，上の定義による \kern\z@ のおかげで ◆ と > の間に xkanjiskip が挿入されなくなってしまいます．

単純に \do@noligs の定義から \kern\z@ を除いただけでは LuaTeX で合字抑制が効かなくなるので，\vadjust{} に変えてみると良さそうです（合字処理を抑止するが xkanjiskip 挿入に関連しないノード，#49）．テストを verb.txt（.tex にリネームして下さい）に載せました．

[aminophen]

遅くなりましたがとりあえず dev-j ブランチで exppl2e.sty に入れてみました。

[aminophen]

2020-04-12 を出したので close します。