10. Tkinter で作る GUI アプリケーション(2)

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10.1 本章の学習の目標

本章ではアナログ時計を tkinter で作成することを通じて

• アニメーションなど自律的に動くプログラムと GUI との共存の方法と
• Canvas ウィジェットを用いたグラフィクスの描画について学びます.

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10.2 自律的に動作するプログラムと GUI との衝突

コールバック関数の処理はすみやかに終了することを想定しており，終了をまって 再びイベントの発生の観測に戻ります. 他方で，アニメーションなどプログラム自身が継続的動く場合，これをコールバ ック関数で呼んでしまうと，イベントの観測が停止してしまいます.

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10.3 tkinter を用いたアナログ時計プログラム

プログラム 10-1 tkinter でのアナログ時計 ボタンなし 修正

プログラム 10-2 tkinter でのアナログ時計 ボタンあり

演習 10-1 アナログ時計で使用するメソッドなどの確認 このプログラムで呼び出している time モジュール，math モジュール，tkinter の Canvas クラスのメソッドなどをリストアップし，メソッドの内容などを Python のオンラインマニュアルなどで確認しなさい.

time

• localtime()
  • ローカル時間を取得することができる。DST（サマータイム）を設定することもできる https://docs.python.org/ja/3/library/time.html#time.localtime
• strftime('%Y/%m/%d %H:%M:%S')
  • 書式を記入することで、datetime,date,timeオブジェクトをstr型に変換することができる

math

• sin() / cos()
• radians()
  • 度数法から弧度法に変換できる