w3c / jlreq

Text Layout Requirements for Japanese
https://w3c.github.io/jlreq/
Other
100 stars 16 forks source link

拗音・促音・長音の行頭配置 #285

Open kidayasuo opened 3 years ago

kidayasuo commented 3 years ago

拗音・促音・長音の行頭配置の問題について議論します。

kidayasuo commented 3 years ago

山本太郎さんの JLReq TF メーリングリストへの投稿を引用してコメントします。

2021/07/05 16:31、Taro Yamamoto tyamamot@adobe.comのメール:

村田さん、

➢ 結果です。となると人口の2%は、 拗音・促音・長音を ➢ 苦手とすると概算できます。その人たちには、 ➢ メリットだと思います。

小書きを苦手にして、行末と行頭に分かれることを苦手とする人が2%いるということですね。 その点は理解しました。

問題は拗音・促音を小書きしない場合との関係です。小書きにする場合は分割禁止にするが、小書きしない場合には、分割禁止しないということですね?

もしそうだとしても、長音を長音記号を用いないで表す場合は、母音が1文字追加されるので、行頭と行末で分かれても違和感はないから、分割禁止する必要がない、ということは理解しやすいですね。他方、拗音・促音の場合に小書きをしない場合には、拗音・促音を表示する文字が追加されるわけではないので、分割禁止しない、ということにすると「拗音・促音」を苦手にする人は救えない、ということになりますね。

しかし、2%の人が苦手なのは実は「拗音・促音」ではなくて、本当は「行末・行頭に分割された小書き」に限定されるのであれば、提案されているとおり分割を禁止すれば、それで問題ないと思いました。

(しかし、小書きそのものが苦手なのであれば、テクストの編集上小書きにしない選択肢が先ずは考慮されるべきでしょうが、その場合には、現在多くの書籍がしているように行末・行頭に分割されても、小書きでないから、苦手にはならないのか? という疑問が派生します)。

蛇足まで。

山本

いくつかポイントがありますが:

Garamond8 commented 3 years ago

「小書きの場合にどうするのか」、という前提で議論したいと思います

ということは、ディスクレシアの人は、「小書きが読みにくい」ということではなくて、「小書きを行頭禁則にすることが読みにくい」ということなのでしょうか?(そうでないと、「小書きの場合をどうするか」を前提で議論できなくなりそうに思えますが。)

それに関連して疑問なのですが、文字組みの議論に限定するならば、上の場合に、もし万一「小書きが読みにくい」のだとしたら、小書きをやめるか別の表記法を採用するか、という文字組みよりも上位のテクストの編集のレベルの議論にならざるをえなくなるので、そこで、ここでは議論をやめる。という理解で良いでしょうか。

反対に、「小書きを行頭禁則にすることが読みにくい」のだとしたら、行頭禁則をすべきか、拗音・促音・長音で区別があるのか、など議論を継続できるのではないかと考えます。

kidayasuo commented 3 years ago

ディスクレシアの人は小書きを苦手とするようですが、小書きが行頭に来るとさらに読みにくくなるのかどうか、は今のところ情報がないように思います(村田さん?)。

後者が否なら、小書きを行頭禁則にするかどうかの議論にディスクレシアは関係なくなり、健常者についての議論となります。ディスクレシア対応に関しては、改行と関係なく小書きをどうするべきか、という別個の議論が残ることになりますね。後者の議論をするには今のところ情報不足であるように思います。

Garamond8 commented 3 years ago

私は「上位のテクストの編集のレベル」で解決すべきで、解決可能なのであれば、それはそのレベルで解決を図るべきだと思います。またもし「小書きは行頭禁則」とすることが最大多数の最大幸福につながることが明らかなのであれば、それをデフォルトにすることに賛成ですが、「小書きを行頭禁則にしない」オプションも残すべきと考えます。( ― 私は個人的には、功利主義とタイポグラフィとの結婚には反対なのですが、現実には、この種の標準化においては、そのようなアプローチもまた必要なことと理解いたします。)

KobayashiToshi commented 3 years ago

拗音・促音・長音の行頭配置を禁止するか,許容するかは,以前から議論されてきた事項です.いくつか,参考になること.

“JIS X 4051”では,以下です.つまり,禁止が本則,処理系定義で許容が可能.

終わり括弧類,行頭禁則和字,ハイフン類,区切り約物,中点類及び句点類が,行頭又は割注行頭にきてはならない。

行頭禁則和字の長音記号及びよう(拗)促音を含む小書きの仮名を,行頭禁則和字からはずすことは,処理系定義とする。行頭禁則和字からはずしたよう(拗)促音を含む小書きの平仮名は,平仮名の文字クラスとする。

次に,編集・校正の参考として,それなりに普及していた“標準 校正必携”(現代ジャーナリズム出版会,1966年10月)(この本は,その後に何回か改訂され,現在でも入手できますが,その最初の本です.改訂版では内容はかなり変わってきています.)この本では,以下のような記述があります.

促音・拗音や長音(音引)などが行頭にくることを避けるために無理な調整をする必要はない.

ちょっと分かりにくい表現ですが,禁止がルールなんだが,もう許容していいのではないかな,という意味のようです.

murata2makoto commented 3 years ago

現時点で確実にわかっていることは、特殊音節(これは拗音・促音・長音だと口頭で確認)を苦手とするディスレクシアがいること、ディスレクシアに対するトレーニングとしてこれらに関するものが含まれていることです。それ以上のことは正確なことは分からず推測にすぎません。行頭・行末のこと、小書きかどうか、についてどうなのか本当のところは分からないのです。小書きの件については、拗音・促音を小書きにしないことが現代仮名遣いではないので、調査のしようもないと思います。

ディスレクシアの意見を聞いても、人によって言うことは違う(平仮名が苦手のディスレクシアも、漢字が苦手のディスレクシアもいます)ので、そうとうの調査をしないと確固たる結果は出ません。分かち書きがディスレクシアにとってはメリットがあることは、以前から関係者の間では囁かれていましたが、私が関わっている共同研究でやっと実証できそうです。この研究でも個人差が大きいことが分かっています。

kidayasuo commented 3 years ago

私が関わっている共同研究でやっと実証できそうです

我々が知りたいのは拗音・促音・長音が泣き別れになる場合ですから、そこに絞って調査ができるといいですねえ。その共同研究の中に滑り込ませられません?

単なる興味としては、では拗音・促音・長音がどう表現されていれば読みやすくなるのかというのもありますが、JLReq の範囲を遠くはみ出しますものね。また個人差についても、今ひとくくりでディスクレシアと呼ばれている現象を細分化してゆく作業でしょうから長いスパンのお仕事になりますね。今は統計的に処理するしかない、という理解で正しいですか?

murata2makoto commented 3 years ago

言語ごとの粒子性 (1文字対応する音の単位の大きさ) と透明性 (文字と音の1対1の対応関係) によってディスレクシアの出現率を説明する理論があります。 粒子性が細かく透明性が低いほどディスレクシアが出現しやすいというものです。検索すると文献はいっぱい見つかります。拗音・促音・長音の泣き別れは、透明性を下げるのではと私は疑っています。

科研費の共同研究のなかで調べたいことはいろいろありますが、拗音・促音・長音の泣き別れも候補の一つに入れておきます。

今は統計的に処理するしかない、という理解で正しいですか?

実装して、フィードバックを集めるのがいちばん簡単ではないかと思う次第です。

kidayasuo commented 3 years ago

@Garamond8 さんゑ

私は「上位のテクストの編集のレベル」で解決すべきで、解決可能なのであれば、それはそのレベルで解決を図るべきだと思います。

場合によるかと思います。組版の機能の多くはプレーンテキストで動くべきでしょう。逆に言うと、プレーンテキストをより良く組版できることを目指すべきでしょう。タグ付けにはコストがかかります。また日々我々が目にするテキストのほとんどにはそのようなタグをつける余地がありません。まさにこの GitHub issues 然り、メールやメモ、プレゼンテーションやスプレッドシート然り、UI もそうですね。そのような状態で最適なレイアウトを達成したいと思います。このような日常の、今まで打ち捨てられていたテキストをなんとかしたいと思います。ディスクレシア対応などの観点もここに必要です。

より高度な組版の機能は上位のレベルでの解決が必要になります。例えば行頭行末の禁則のバリエーションなどデフォルトではない動作の指示、ルビや注のように付加的な情報がないと動かない機能、これらは本質的に何らかの指示が必要になります。すぐには例を思いつきませんが、通常は実行コストが高すぎて行えないが、美しさが優先の場合に使いたい組版の機能などもここに含まれるでしょう。

功利主義とタイポグラフィ

ここの場ではありませんが、このポイントについて @Garamond8 さんのお話を聞きたいです。お酒でも飲みながら🍷

kidayasuo commented 3 years ago

言語ごとの粒子性 (1文字対応する音の単位の大きさ) と透明性 (文字と音の1対1の対応関係) によってディスレクシアの出現率を説明する理論があります

おお! 確かに泣き別れは透明性を下げそうですね。アルファベットよりも仮名の方が粒子が大きいのでディスクレシアは出現しにくいのかな。一つの文字の中に複数の音のある、つまりさらに粒子の大きい漢字は?

拗音・促音・長音の泣き別れも候補の一つに入れておきます

ぜひに! とっても成果に結びつけやすいので

murata2makoto commented 3 years ago

おお! 確かに泣き別れは透明性を下げそうですね。アルファベットよりも仮名の方が粒子が大きいのでディスクレシアは出現しにくいのかな。一つの文字の中に複数の音のある、つまりさらに粒子の大きい漢字は?

ググるといっぱい見つかりますよ。日本語はディスレクシアが英語・ドイツ語より少ないようです。かなの透明性は高い、漢字の透明性は低いが粒子性は粗いとされています。

kidayasuo commented 3 years ago

えへん。私はググるより信頼性の高い方法を知っているのですよ 😆

漢字は透明性が低いんですね。確かに読みが複数あるので感覚的にも透明性が低い感じ。

kidayasuo commented 3 years ago

ところで、この話題(拗音・促音・長音の行頭配置)は英語などでは解決済み(語根、音節に沿ったハイフネーション)、中国語や韓国語では存在しませんね(複数文字に発音が分かれる場合がない)。ただ世界の他の言語で同様な現象があるかもしれませんね。

正確に言うと促音はリエゾンのように音と音の繋がりに発生するのかな。e.g. 学校 gaku + kou → gakkou

KobayashiToshi commented 3 years ago

よくわからないのですが,いくつかの疑問

1 拗音・促音が問題になるのは,字面が小さいからですか? であれば,文字サイズ全体を大きくすればよいのでは?

2 文字を読む脳内の仕組みはどこまで分かっているのだろうか? というのは,以下のように考えた場合,どちらになるのだろうか? あるいは,それとは別の仕組か?  A 文字列を認識 → 音声を伴って読み上げる又は読み方を認識する → その文字列の意味を認識する  B 文字列を認識 →  その文字列の意味を認識する

Aであれば,“分かって”を例にすると,これが2行に分かれた場合には,行末の“か”では読み方は確定しないで,次行の“っ”で決まる.であるならば,拗音・促音は行頭禁止にした方が望ましい.

Bであれば,文字列の確認だけですむので拗音・促音は行頭禁止にしなくても,それほど問題ではない.

個人的な読書経験から言えば,私はBであるように感じている.確かに単語が2行に分割されるので,単純によくないといえるかもしれないが,目の移動は瞬時なので,それほど苦にならない.英語の単語は,文字列全体を認識しないと意味がわからないが,日本語の場合は,1字1字を認識しながら,あるまとまるのある文字列の意味を認識しているので,語が2行に分割されることは,私は,それほど気にはならない,と感じているが,どうだろうか?

人は,最初はAであるが,訓練と慣れでBになるということも考えられるので,すべての人がBであるとはいえないかもしれない,ということもありえるだろう.

“学術機関リポジトリデータベース”や“J-STAGE”,その他の論文検索で探してみる必要があるかもしれない.“Google Schlar”は件数が多すぎる.

KobayashiToshi commented 3 years ago

拗音・促音の表記は1986年に内閣告示された“現代仮名遣い”で規定されています.それによれば,以下の注意書きがある.

拗音に用いる“や,ゆ,よ”は,なるべく小書きにする. 促音に用いる“つ”は,なるべく小書きにする.

ということは,小書き以外(直音を示す仮名)にしても“現代仮名遣い”に違反していないことになる.でも実際の多くの出版物ではルビを除き,小書きにしているのが現状でしょう.

murata2makoto commented 3 years ago

よくわからないのですが,いくつかの疑問 1 拗音・促音が問題になるのは,字面が小さいからですか?

違います。音韻にたどり着くことが難しいからです。

文字を読む脳内の仕組みはどこまで分かっているのだろうか? 

ディスレクシアの認知理論についてのサーベイがあります。これを見ると分かっていないことが多いことが分かります。しかし、まず音韻にたどり着くまでの困難がこれまで重要だと認識されていることが分かります。

いっぽう、日本の読字障害者にはこういう例があります。漢字熟語を単に絵と捉え、発音できないけれど意味は分かり、その熟語が必要な資格試験に合格した人がいます。

murata2makoto commented 3 years ago

確かに単語が2行に分割されるので,単純によくないといえるかもしれないが,目の移動は瞬時なので,それほど苦にならない.英語の単語は,文字列全体を認識しないと意味がわからないが,日本語の場合は,1字1字を認識しながら,あるまとまるのある文字列の意味を認識しているので,語が2行に分割されることは,私は,それほど気にはならない,と感じているが,どうだろうか?

次の行に行くということはディスレクシアには大変なことです。関係ない行に飛んでいったりしないように、リーディングトラッカーというものがあります。

だんだん受け売りのネタが尽きてきたぞ。

http://www.u-gakugei.ac.jp/~schoolib/htdocs/index.php?key=jo9nh850z-113 https://www.uepshop.jp/SHOP/DUO1.html

KobayashiToshi commented 3 years ago

次に,編集・校正の参考として,それなりに普及していた“標準 校正必携” (現代ジャーナリズム出版会,1966年10月)では,以下のような記述があります.

促音・拗音や長音(音引)などが行頭にくることを避けるために無理な調整をする必要はない.

これを補足する説明が“エディター講座 校正技術 II 縦組校正編”(日本エ ディタースクール出版部,1972年)に,以下のようにあります.

行頭の拗音・促音・長音 これらが行頭にきた場合,発音が割れて読みにくく,体裁上もよくないので,従来,これらを避けるために調整を施していた.しかし,出てくる数が多い場合,それを一々調整することは大変な作業であり,今日ではある程度許容する方向にある.ただし,片かなの拗音については,今でもなるべく避けるのが普通である.

要するに作業が大変なので,許容しよう,しかし,平仮名はいいけど,片仮名はいやだな,ということのようです.しかし,いったん許容が認められると,いつのまにか,片仮名も許容され,今では多くの出版物で,全ての小書きの仮名の行頭配置は許容されているということのようです.

さらに補足しておくと,小書きの仮名は,小さいサイズの字面の活字はなく,本文9ポイントに対し,6ポイントの仮名を使い,隙間はスペースで埋めていたという時代もあったようです.ですから,小書き仮名はあまり使用されてこなかったと思われる.それが1986年に告示された“現代仮名遣い”の前身である1946年の告示の“現代かなづかい”で“拗音にあらわす や,ゆ,よ は,なるべく右下に小さく書く”,促音をあらわす つ は,なるべく右下に小さく書く”ということにより,使用が増えたのではないかと考えています.

KobayashiToshi commented 3 years ago

1 拗音・促音が問題になるのは,字面が小さいからですか? 違います。音韻にたどり着くことが難しいからです。

なぜ小書きだと音韻の認識が簡単でないのでしょうか?

というのは,1986年に内閣内閣告示された“現代仮名遣い”の“前書き”では, “この仮名遣いは,語を現代語の音韻に従つて書き表すことを原則とし,一方,表記の慣習を尊重して,一定の特例を設けるものである。”とあり,現代語の音韻ではない例外があります.(引用した文中の“従つて”は小書きされていません.)

なお,例外は,拗音・促音だけでなく,長音や助詞の(は・を・へ),おおやけ(公)等の“お”の使用,片仮名表記の音引などがあります.これらも認識されにくいのでしょうか?

何を問題にしているかというと,“現代仮名遣い”に従い(従う必要がないとい う考えもありますが,常用漢字表にくらべ,従っている出版物は多いと思います)ということを前提とするならば,この例外は覚えるしかない,という考え方もでてくる可能性があります.

また,問題は,そうではなく,別の工夫を考えた方が望ましいということでしょうか? かといって,小書きを使用しない“従つて”は,混乱を増すだけでしょうが…….

KobayashiToshi commented 3 years ago

語が2行に分割されることは,私は,それほど気にはならない,と感じているが,どうだろうか?

次の行に行くということはディスレクシアには大変なことです。関係ない行に飛んで いったりしなように、リーディングトラッカーというものがあります。

場合によるかと思います。組版の機能の多くはプレーンテキストで動くべきでしょう。逆に言うと、プレーンテキストをより良く組版できることを目指すべきでしょう。

これらを考慮して,木田さんの考える“プレーンテキストで動くべき”機能(何 か名前がほしい)を考えてみませんか? 別のIssueにした方がいいかな?

で,本文以外にも考える事項は多いが,とりあえず本文は,以下かな ―約物間の連続は,調整する.行頭の括弧類の配置は調整(ぶら下げ組は採用しない) ―段落中の行の分割は,単語又は文節で行う. ―行揃えは行頭そろえ(ラグ組) ―改行先頭行は全角下ガリは選択できる

“分かち書き”は,考えない.これは,一般の読者には,かなり抵抗があると予 想できる(これは高い組版機能で処理してもらう).単語又は文節での行の分割の反対する人の可能性もあるが,慣れの問題が多いように思います.

もちろんレベルの高い組版では,拗促音の行頭許容,行頭・行末揃えを含め,別個に考える.つまり適用範囲を明確にして考えていく.

kidayasuo commented 3 years ago

なぜ小書きだと音韻の認識が簡単でないのでしょうか?

村田さんの説明の私の理解ですが、小さく書かれていることが問題なのではない、ということです。問題なのは、一つの音が複数の文字で表現されていること(文字の粒子が細かい)。例えば「きゃ」は一つの音ですが、二つの文字から成っています。

この理解が正しければ、小書き、と一括りで議論するのは間違いかもしれません。拗音、促音、長音、で程度が違うのではないかということです。拗音はまさに一つの音が複数の文字で示されています。長音は前の音を伸ばすので、少々の修飾ですが、切って同じ母音を重ねても大丈夫。促音は、前の音はあまり変化させず、どちらかというと間に何かが挟まるように思えます。例えば、ザカザッカ、ザシザッシ、ザタザッタ、ザパザッパ、と発音してみると、ザは皆同じように発音され、次にその後ろの文字の子音の前兆的な音が挟まりますが、なんならそれを無視して、単に間に一拍を置くだけでも十分促音として認識できます。実際にどうなのかは、ディスクレシアを考えるときの「音」とは具体的にはどのような単位なのかに影響を受けそうです。場合によっては撥音「カン」だって前の文字と繋げて一つの音「kan」と認識されている可能性だってありそうです。小書きかどうかという図形上の特徴に惑わされてはいけないのかもしれません。この辺り、研究が待たれますね。

今は、拗音、促音、長音が泣き別れるのが怪しそうだぞ、というところまでしかわかっていなくて歯痒いところです。

kidayasuo commented 3 years ago

これらを考慮して,木田さんの考える“プレーンテキストで動くべき”機能(何 か名前がほしい)を考えてみませんか? 別のIssueにした方がいいかな?

確かに! ちゃんと考えて記述するべきですね! 作りました #286

murata2makoto commented 3 years ago

木田さん、私の代わりに説明していただき有難うございます。

英語でtがどう発音されるかは、その後ろにhが来るときと、oが来る時ではぜんぜん違いますね。こういうのが ディスレクシアには辛いんだと理解しています。

拗音・促音・長音の三つはいろいろ違うかも知れません。ディスレクシアのためのトレーニングをしている人にこんど問い合わせてみます。

今は、拗音、促音、長音が泣き別れるのが怪しそうだぞ、というところまでしかわかっていなくて歯痒いところです。

そう、今のところ確実なことが何も言えません。怪しそうだと疑っているだけです。