解説書1.3.5 意図 第2段落

[momdo]

社内コメントより

• 2段落目に

  適切なラベルと説明は、利用者が入力フォームフィールドの目的を理解するのに役立つが、利用者は、特定の種類の情報を収集するフィールドを、さまざまなモダリティに合わせて曖昧さがなく一貫性がありカスタマイズ可能な方法で (ユーザエージェントのデフォルトで、又は支援技術の助けを借りてのどちらかで) レンダリングできるという利点がある。

  とありますが、「役立つが、」以降の翻訳が微妙に違うのではないでしょうか

  • 翻訳では、「利用者は、特定の種類の情報を収集するフィールドを、……カスタマイズ可能な方法で……レンダリングできる」としています
  • しかし、（細かい点ではありますが、）「フィールドをレンダリングする（できる）」主体は「利用者」ではなくユーザエージェントではないでしょうか
  • また、原文での"but users may benefit from having fields ..."という箇所の訳出に違和感を覚えました
  • 翻訳では、「フィールドを……レンダリングできるという利点がある」と翻訳しています
    • しかし、上述の原文に忠実にするのであれば、フィールドをもつことから利益を得るというようなニュアンスのほうが適当だと思いました
• 以上を踏まえた「役立つが、」以降の改善案は以下の通りです
  • しかし、明確で、一貫し、カスタマイズ可能な、異なるモダリティでデフォルトのユーザエージェントでも支援技術の支援？でもレンダリングされる、特定の種類の情報を収集するフィールドがあるということからも、利益を得る可能性がある
• 原文は以下の通りです。（出典：https://www.w3.org/WAI/WCAG21/Understanding/identify-input-purpose ）

  Appropriate visible labels and instruction can help users understand the purpose of form input fields, but users may benefit from having fields that collect specific types of information be rendered in an unambiguous, consistent, and possibly customized way for different modalities - either through defaults in their user agent, or through the aid of assistive technologies.