Open takapy0210 opened 4 years ago
検索結果の上位に表示される物件は、それだけで予約される可能性が高くなる。これにより、以前のモデルで上位にランクされていたリスティングが将来的にも上位を維持し続けるというフィードバックループが生まれ、たとえゲストの好みとずれている可能性があったとしても、その位置を維持し続ける可能性がでてきてしまう。
下の図は、リスティングの品質とは無関係に、クリック数がランキングの順位によってどのように減衰していくかを表している
このバイアスに対処するために、DNNに位置情報を追加した。位置に依存しすぎないように、ドロップアウト率と一緒に導入し、訓練中に15%の確率で位置特徴を0に設定する。これによりDNNは位置とリスティングの品質の両方がユーザーの予約行動に与える影響を学習することができる。(らしい・・・が、どんな構造になっているかまではこの記事には載っていなかった)
位置の偏りを補正することで、A/Bテストでの予約が+0.7%増加した。
ここまでの取り組みで、リスティングのランキングはかなり最適できたが、多様性がなかった。ランキング上位の結果の多くは、価格や立地などの重要な属性において類似しているように見え、多様性があるとは言えなかった。一般的に、多様性は冗長ではなく、利用可能ないろんな選択肢をユーザーに提示することでより良いユーザー体験に貢献することができる。
これを解決するためにリカレントニューラルネットワーク(RNN)をアーキテクチャに追加した。このクエリコンテキストの埋め込みは、入力リストの再ランク付けに使用される。(ここあんまり分からなかった)
これにより検索結果の多様性が向上し、オンラインA/Bテストでは+0.4%のグローバルな予約獲得につながったことがわかりました。
論文やテックブログの記事を中心に互いに興味のある技術領域について知識を共有するゆるめの会です。 個々人の知識を縦横に広げてレベルアップをするのが目的です。
Main contents
Improving Deep Learning for Ranking Stays at Airbnb
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