パスワードリセット

本番環境にてパスワードリセット機能を実装すると、下記のエラーが発生

エラーログに記録されているエラー：

Errno::ECONNREFUSED (Connection refused - connect(2) for "localhost" port 25):

これは、メール送信時にデフォルトで使用されるlocalhost:25のSMTPサーバーが利用できないことを示している本番環境では、開発環境のletter_openerとは異なり、実際のSMTPサーバーを通じてメールを送信する必要がある

解決方法

1. SMTPサーバーの設定を追加する

本番環境でメール送信を正しく行うために、SMTPの設定を追加する

config/environments/production.rbにSMTP設定を追加以下のように、SMTPサーバー（例: Gmail、SendGridなど）を設定するここではGmailを例に

Rails.application.configure do
  # 他の設定

  config.action_mailer.delivery_method = :smtp
  config.action_mailer.smtp_settings = {
    address:              'smtp.gmail.com',
    port:                 587,
    domain:               'example.com', # 自分のドメイン名
    user_name:            ENV['SMTP_USERNAME'], # Gmailアカウント
    password:             ENV['SMTP_PASSWORD'], # Gmailアカウントのパスワード
    authentication:       'plain',
    enable_starttls_auto: true
  }

  config.action_mailer.default_url_options = { host: 'your-production-domain.com', protocol: 'https' }

  # Fly.io ドメインを使用している場合:
  # config.action_mailer.default_url_options = { host: 'gamarjoba.fly.dev', protocol: 'https' }
end

2. 環境変数の設定

メールアカウント情報（SMTP_USERNAMEとSMTP_PASSWORD）を環境変数に設定する

Fly.ioを使用している場合、Fly CLIで環境変数を設定できる

注意

GmailのSMTPサーバーは、アカウントのセキュリティ設定が標準のパスワードではなく、アプリパスワードを必要としていることを示す

アプリパスワードの生成

Gmailアカウントで、次の手順でアプリパスワードを生成

Googleアカウントのセキュリティ設定にアクセス

「2段階認証プロセス」が有効になっていることを確認「アプリパスワード」のセクションに移動使用するアプリとデバイスを選択して新しいパスワードを生成

fly secrets set SMTP_USERNAME=your_gmail_username SMTP_PASSWORD=your_gmail_password

または、使用しているSMTPサービスの認証情報をFly.ioに設定

3. 設定を反映

設定を変更した後、アプリケーションを再デプロイ

fly deploy

Itok1000 / master